2009年11月12日木曜日

ZOZOTOWNにインテリア雑貨のセレクトショップ「Kotii」開設

スタートトゥデイは11月11日、同社が運営するインターネット上のリゾート「ZOZORESORT」内のショッピングサイト「ZOZOTOWN」に、インテリア・雑貨に特化したオリジナルセレクトショップ「Kotii(コティー)」をオープンした。

 「Kotii」は、ZOZOTOWNのバイヤーが国内外から取りそろえた、インテリア・雑貨ブランドのアイテムを扱うオリジナルショップ。

 メンズ、レディースを問わないインテリア、雑貨、バスアイテムやステーショナリーなど、さまざまな商品を販売し、中心価格帯は約3000円。オープン時には約150型の型数で展開する。

■「Kotii」(http://zozo.jp/shop/kotii/)

2009年11月11日水曜日

勢い増す携帯通販――特性に適した店作り重要(藤元健太郎のECの波頭)

2009/11/11, , 日経MJ(流通新聞)

 D4DR社長
ポイント
(1)携帯EC市場の伸びは著しく、新たな成長ステージに入った
(2)携帯の特性に適したサイト作りや人材配置、顧客の声の反映が重要
(3)新たな購買スタイルを生み出す可能性が高いスマートフォン対応を
 成長が続くEC(電子商取引)市場の中でもモバイル分野は特に注目すべき分野である。2007年までの統計データでもコンテンツだけで5000億円弱、ECも9000億円近いという数字があるが、昨年から今年にかけ新たな成長フェーズに入った。
 携帯ECサイト最大手のニッセンでは前年度比48%という高い成長を続けており、携帯だけで150億円を越える売上高も視野に入ってきた。他の企業と同様に元々携帯ECのノウハウがあったわけではなく、携帯サイトでは試行錯誤してきた。特にユーザーの改善意見を積極的に受け付ける「目安箱」を設置し、その内容を公開、改善状況をオープンにユーザーに見せ、自らの改善スピードにプレッシャーをかけるなどの徹底したPDCAサイクルで一気に成長した。
 今年の夏からは20代前半女性のモバイルユーザー専用に新しいブランドサイトを立ち上げている。ここではこれまでのカタログと兼用していた写真を使わず、モバイル専用の写真を用意し、キャッチコピーも変えることで20代前半の取り込みに成功、売上高を順調に伸ばしている。同じワンピースでも若いモデルを起用し見せ方を変えることで、訴求するターゲットの反応率が大きく変わることも実証できたという。
 企業側からすればとりあえず携帯でもやってみようという段階は終わった。コストはかかるが、モバイルというチャネルの特性を生かして人材配置とサイト作りをして、他社や他チャネルと競争させるような段階に入ってきたと言える。まさにここ数年の携帯サイトへの戦略投資が重要になるだろう。
 ニッセンでは現在は20代前半女性を戦略ターゲットにおいているが、今後はこのアプローチにより、メンズや高年齢層もモバイルに十分取り込めると考えているようだ。
 携帯を利用したアバターやアイテム課金も昨年から非常に大きな伸びを示している。主に無料で使えるゲームやコミュニケーションのための追加アイテムを購入するというビジネスモデルであり、その手軽さから数百円のデジタルコンテンツが飛ぶように売れている。
 最大手のグリーの今期の業績は前年同期で倍増する勢いである。先日も未成年が携帯で多額のアイテムを購入し高額の請求をされる問題が表面化、社会問題となった。今後も様々な問題は出てくるだろうが、広告収入モデルに頼りすぎると言われてきたネットビジネスにおいて、課金モデルの成立による収益多角化は歓迎すべきことであろう。
 今後の注目は、急速に普及するとみられるiPhone(アイフォーン)やアンドロイド端末などのスマートフォンだろう。当初はビジネスユースと想定されていたスマートフォンだが、ゲームアプリなどの人気ですっかりエンターテインメント端末としても利用が広がっている。
 大きな画面に触れて入力するタッチスクリーンというスタイルは携帯端末の活用シーンを広げつつあり、ECにおいても新しい可能性が期待される。すでにアイフォーンに対応する事業者も増えている。現在は検索画面中心に対応ページを用意する企業が多いが、アマゾンはすでに購買フローもアイフォーン専用に作っている。制約の多かったユーザーインターフェースにも様々な新しい可能性があり、商品の探し方や衝動買いの訴求などの工夫が新しい購買スタイルを生み出すかもしれない。

スクロール、通販商品、動画で説明、衣料販売で試験導入、後ろ姿など配信

2009/11/11, , 日本経済新聞

 通信販売のスクロール(旧ムトウ)は、インターネット通販サイトで動画の商品説明を始めた。20~30代女性向けの衣料品販売サイト「RAPTY」でコートなど20品目を対象に試験導入する。モデルがコートを着て歩く姿や後ろ姿の動画などを配信する。試着できずイメージしにくいネット通販の弱点を補い、購入に結び付ける考えだ。
 歩くときにコートのすそが揺れるイメージなど、着て動いた時の見え方がわかる動画の強みを生かして商品をPRする。静止画でボタンやポケットなど気になる場所だけを拡大する機能も備えている。
 スクロールは「届いた商品がイメージと違った」という消費者の声が少なくなり、返品が減り利益率の改善にもつながるとみている。当面は20品目限定のサービスだが、消費者の反応を見て順次拡大していく方針だ。

ファンケル、売上高1・8%減の476億円…第2四半期決算


 ファンケルが11月9日に発表した2010年3月期第2四半期決算によると、売上高は前年同期比1・8%減の476億8300万円、営業利益は同5・3%増の31億2600万円、経常利益は同1・0%減の31億200万円、当期利益は同14・6%増の15億4200万円となった。

化粧品関連事業の売上高は同0・9%減の121億2500万円。ファンケル化粧品は、前期にリニューアルしたマイルドクレンジングオイルなどが堅調に推移し、同1・0%減の94億8000万円と小幅な減収にとどまった。アテニア化粧品は、夏のキャンペーンが計画通りの効果を上げられず同8・1%減の22億7100万円となった。

化粧品関連事業における販売チャネル別では、通信販売が同1・9%減の61億7200万円、店舗販売は同6・5%減の41億2100万円、卸販売他チャネルは中国や香港などの海外向けが好調で同19・9%増の18億3000万円となった。

栄養補助食品関連事業の売上高は同3・8%減の67億6100万円。販売チャネル別では、通信販売が同4・4%減の28億8200万円、店舗販売は同2・5%減の19億200万円、卸販売他チャネルは同4・0%減の19億7600万円となった。

通期予想は売上高が同7・2%増の1501億円、営業利益は同27・5%増の85億円、経常利益はどう22・5%増の85億円、当期利益は27・7%増の34億円を見込んでいる。

Eストアーとスクロール、グルメ専門ポータルサイトを共同運営


Eストアーは11月10日、スクロールと提携し、グルメ(食料品)専門のポータルサイト「FOODS!FOODS!FOODS!」を開設し、共同運営すると発表した。

「FOODS!FOODS!FOODS!」では、1500店舗で取り扱う、スイーツ、グルメ、ドリンクの検索が可能。商品情報は、Eストアーのサービスを利用している全国のウェブショップ(約28,000店舗/約200万商品)の商品を集めた「ショッピングサイト ショッピングフィード」のデータベースを用いている。

通販企業の冬商戦 受注状況は概ねマイナス、価格訴求戦略が拡大


2009年11月11日 21:20特集企画
有力通販実施企業が冬カタログの展開を始めてから、およそ1カ月が経過した。今年の冬商戦は、折からの消費低迷に加え、スタート当初の天候不順などが影響し、立ち上がりの状況は概ねマイナス基調で推移している状況だ。コスト削減や効率的な事業運営を狙いにカタログ発行部数の絞り込みやネットへの誘引策の展開、消費者の価格志向の強まりを受けた価格訴求型の商品提案などだが、商品の機能性やデザイン性の追及などが各社でほぼ共通した施策だが、価格プラスαの付加価値を訴求するという動きも活発化している。昨年来の消費低迷で、各社とも厳しい状況が続いているが、この冬商戦で巻き返しを図っていく構えだ。
品質と価格の対比で値頃感訴求

千趣会では、10月から冬カタログの展開を開始。カタログの統廃合や配布先の絞り込みなどで、発行部数は前年よりも約10%減少しているという。

基幹カタログの「私たちの暮らす服」では、秋冬カタログに引き続き、価値のある商品と価格を訴求した一押し商品を「暮らす品質」として訴求。発熱ウェアの品揃えを拡充するほか、暖かく過ごせるアウターウェアを「私たちの生活着」として括り、素材へのこだわりと値頃感のある価格の商品として訴求する。

インテリア雑貨カタログ「私たちの新住まいと雑貨」は、お買い得価格の「イチオシアイテム」を1ページ・1型で展開。カタログ導入部分で、ビジュアルと価格表現からインパクトを打ち出したのが特徴だ。特集企画では、顧客の消費マインドを勘案し、縁起ものや風水、節約といったキーワードで、雑貨、インテリア、ファブリックなど気軽に購入できる商品をカタログ前半にまとめた。

商品販売動向としてはファッションでチュニックやハウスウェア、などが好調。インテリア・雑貨は、全般的に冬物商材が低調だが、低価格や買い得感を訴求した商品の引き合いが強いという。

全体の受注状況は、受注件数および購入単価とも、前年を下回るペースで推移。計画比では、9月まで堅調だったが、10月以降は天候不順の影響で「厳しい状況が続いている」(広報)。今後は、ネットへのシフトやターゲットを絞り込んだ効率的な展開に注力。既存顧客の継続利用促進に力を入れる考えだ。

価格に加え品質でも訴求を強化

ニッセンでは昨年同様、10月下旬から冬カタログの展開を開始。同社でもカタログの配布効率を重視しており、発行部数は、「前年より大幅に減らしている」(ニッセンホールディングス経営企画室)という。カタログ発行からまだ間もなく、細かな販売動向を把握しきれていない面もあるが、消費マインドの冷え込みが続く中にあっては、比較的堅調な出足となっているようだ。

同社はこれまで、消費者の価格志向への対応を狙いに、価格訴求型の施策に取り組んできたが、今冬カタログでもこの路線を踏襲。カタログ掲載商品全品(約6,200品番)の販売価格を前年比で平均20%ダウンとするなど、より強力な価格戦略を打ち出した。

さらに、顧客の購買意欲を喚起する仕掛けとして、ファッション性や素材品質、機能性も追及した戦略商品を投入。具体的には、発熱・保温素材を使用した「あったかTシャツ」(税込990円)、コタツ本体や掛け布団など8点セットの「選べる洗える省スペースコタツセット」(同9,990円)などで、カタログでも訴求を強化する。

同社がカタログの展開を始めた10月下旬以降は気温が低下し始め、これに伴い冬物の売れ行きが上向いている状況。その中でも価格戦略商品が動いているという。受注状況としては、予測とのブレもあるが、「ほぼ計画通りに推移している」(同)とする。

お買い得商品拡充で手応え

ベルーナもカタログの発行開始が10月下旬からで、現状、詳細な販売動向は見えていないが、顧客の志向に対応した商品展開で手応えを感じているようだ。

同社の場合、カタログの発行時期は前年とほぼ同じ。発行部数の増減については不明だが、中間期までの取り組みでは、前年比で10%程度削減していると見られる。

今冬シーズンの展開で力を入れているのは、お買い得価格商品の拡充。これは、顧客の低価格志向に対応した施策だが、既にお買い得価格商品を増やしたことによる効果は出ているという。全般的な傾向としては、低価格商品の売り上げが特に伸びているわけではないが、下げ止まり感があり、下期はトントンかプラスで推移する可能性もあるようだ。

機能衣料好調、2桁増の受注に

一方、セシールでは、10月1日から本格的なカタログの展開を開始した。発行部数に関しては公表していないが、受注は好調に推移しているようだ。

今年の冬カタログの展開では、顧客との連携を意識した誌面作りを強化し、ネットに書き込まれたくちコミ情報など、顧客の生の声を掲載。より商品をリアルに感じてもらえるようにした。

商品面では、吸湿発熱素材を使用した衣料品「スマートヒート」シリーズや、発熱素材を使用した毛布などの訴求を強化。「スマートヒート」シリーズ商品を掲載する「セシレーヌ」や「すてきさろん」「メンズセシール」のほか、発熱素材使用商品を掲載する雑貨カタログ「あったか暮らし」が好調だとする。

他の商品で動きが見られるのは、着膨れせずにスラリと着られるダウンコートやフリースのパジャマ。「スマートヒート」シリーズも含め、防寒衣料でありながら軽さや薄さをコンセプトとし、品質と比較した値頃感や豊富なサイズ展開を有するのが共通した傾向だ。

社名変更に因んだ企画など展開

一方、スクロールでは、例年並みの10月初旬から冬カタログの展開を開始。発行部数は、昨年とほぼ同じ水準だ。

今冬カタログの展開では、「RAPTY」の巻頭で社名変更に因んだ企画ページを設け、多色カラー展開のレギンスパンツやエンジニアブーツなど、キャンペーン商品66品目を掲載。このほかに、読者によるコーディネート紹介ページを設けるなど、購買意欲の喚起の仕掛けを盛り込んだ。また、ネット販売の「きれいみつけた」で展開するヘルス&ビューティーケア商材の売れ筋をカタログ「RAPTY」に掲載するなど、ネットとの連携も強化した形だ。

商品の販売動向としては、ニットコートやキルティングジャケットなど、軽めの羽織コート、カジュアルブーツなどが好調。際立ったトレンドがないため、丈感などの細部に注意した商品企画を行っているという。

今冬の立ち上がりとしては、「厳しい受注状況で推移している」(同社)が、今後、企画段階の期間短縮に取り組み、市場の動向に対応した商品企画ができる体制の構築を目指す構えだ。

コーディネート提案商品が好評

フェリシモでは冬カタログを11月初旬に発行したばかりで前年と比較しにくい状況だが、20代向けの衣料品カタログ「haco.(ハコ)」では、巻頭企画の反応が良いという。

今回のカタログでは、「ウチハコ.」と題して家で暖かく過ごすためのルームウエアなどのアイテムを訴求。中でも大判ブランケットにお化けの顔の絵入りで、頭からかぶるとお化けに見える「おばけブランケット」(税込2,900円)は受注に勢いがあり、11月9日現在で受注ランキングの10位以内に入っている。

「ハコ」はフェリシモが展開する複数の独自ブランドを紹介するカタログだが、"甘すぎない柔らかいテイスト"の「スロウ」が秋号に続いて好調という。特にブランドの冒頭ページで紹介したコーディネートが顧客のニーズと合致。ショートコートにバレリーナスカート、くしゅくしゅブーツの組み合わせなどが支持を得ており、コーディネート提案をした商品が、全体売り上げの上位にランクインしている。

値頃感や需要先取りで拡販を狙う

一方、三越では、冬カタログの立ち上がりは前年並み。服飾雑貨の動きが良い一方、昨年のリーマン・ショック以降動きが鈍い宝飾関連が引き続き反応薄となっている。

衣料品については、定番商品や「『お客様の声』実現企画」と題して提案したアイテムの動きがよく、具体的には基幹カタログ「三越カタログ」の最終ページに掲載した「『お客様の声』実現企画」のアンゴラ混裏地付カーディガン(税込6,800円)が「特に好調」(通信販売事業部)。企画ページには当該商品以外に2商品を掲載するが、もともと1万円以上を超える商品であったため、「値ごろ感を感じやすかったのではないか」(同)と人気の理由を分析する。

例えば、当該商品の上部に掲載する毛100%のベスト(税込1万290円)は、裏地をつけていないが、当該商品は風を通しにくい「総裏仕立て」で袖までの裏地付き。こうした工夫に値ごろ感を持ったようだ。

また、大丸ホームショッピングでは冬カタログの発行部数を昨年よりも若干増やし、発行時期も、昨年から従来よりも2週間早い10月上旬に変えている。発行日を早めた狙いは、本格的に寒くなる前の「冬支度のリビング商戦と合わせるため」(加藤俊克社長)。冬カタログの出足は、リビング関連が計画通りで、全体では「前年よりも少し改善」(同)したが、カテゴリーで見るとコートの出足は悪いとしている。

各社の冬カタログの立ち上がりは概ね低調な推移となったが、冬商戦本番に向け、販促を積極化していく考え。一方、消費の低迷が続く中、顧客ニーズを的確に捉えた商品の展開が重要になっており、今後の展開ではネットを活用した効率化や商品展開のスピードアップ、さらに原材料調達や商品の企画、製造体制なども含めた総合力が問われることになりそうだ。

2009年11月9日月曜日

専門家のスキルを販売、All Aboutが新ECサービス


オールアバウトは11月6日、専門家マッチングサービス「All Aboutプロファイル」を大幅にリニューアルし、来年3月1日から専門家の知見やスキルをパッケージ商品として販売するECサービスを行うと発表した。

リニューアル後の「All About プロファイル」では、“専門家に相談する・仕事を依頼する”行動を促進させることを目的とし、専門家のスキルをサービス内容・金額・時間が明確になったパッケージ商品を出品する。

具体的にはファイナンシャルプランナーによる「家計診断、60分/5,000円」や、投資アドバイザーによる「老後資金向け資産運用アドバイス、2時間/10,000円」など。また、ユーザが目的にあった商品に辿り着きやすいよう「マネー」「住宅」「ペット」といった9つのジャンルや、「リストラにあった」「犬の噛み癖のしつけ」など、悩み別に検索できる機能をそろえる。

今回の大幅なサービスのリニューアルに伴い、取り扱う職種を従来の7ジャンル64職種に、「学び・教養」「運動・スポーツ」といったジャンルを新たに加え、9ジャンル100職種に拡大。来年3月のECサービス開始時点では、現在の倍となる出展専門家数1500名を目指す。

2009年11月6日金曜日

在京民放キー局、5社すべてが減収、4~9月、TV広告落ち込む、3社が営業減益に

2009/11/06, , 日本経済新聞

 在京民放キー局5社の2009年4~9月期の連結決算が5日出そろった。5社すべてが減収で、日本テレビ放送網など3社は2ケタの落ち込みだった。企業業績の悪化で、各社の収入の柱であるテレビ広告収入が大幅に減っている。
 放送事業収入は前年同期に比べて2ケタの落ち込みが目立った。番組に提供するタイム広告の減少が顕著になっている。全体では小幅の減収にとどまった東京放送(TBS)ホールディングスとフジ・メディア・ホールディングスは、それぞれ通販会社のスタイリングライフ・ホールディングス、セシールが連結対象に加わったことが売上高を底上げした。
 営業利益が減少したのはフジHD、テレビ朝日、TBSHDの3社。テレビ朝日は通販やイベントは堅調だったものの、放送事業を補うまでには至らず35%の減益だった。日テレとテレビ東京は番組制作費や経費を削った効果で営業増益を確保した。
 10年3月期通期はフジHDを除いて4社が減収見通しだ。キー局各社の間で「スポット広告は多少持ち直しているが、タイム広告は好転しそうにない」(日テレの能勢康弘常務執行役員)との見方が多い。各社とも売上高が伸びないなかで番組制作費の削減を急いでコスト構造の転換を試みている。

千趣会(ベルメゾン)、データ放送活用、とちぎテレビ向け、通販商品詳しく

2009/11/06, , 日経MJ(流通新聞)

 千趣会はデータ放送を利用した通販事業を始めた。4日に独立UHF局のとちぎテレビ(宇都宮市)の情報番組内で通販コーナーを開設。衣料品や家具の詳しい商品説明のほか、実際に購入した消費者のコメントをコンテンツに盛りこんだ。通販の媒体が紙カタログからパソコンや携帯電話に多様化しており、テレビを新たな販路に位置づける。
 とちぎテレビの夕方の生活情報番組で週1回、5分程度のコーナーを開設。子供がイスに座るときに重ねて高さを調節できるクッションなど、見た目にわかりやすい商品を中心に出品する。まず3カ月間実施し、来年以降の全国展開を目指す。
 リモコンの「d」ボタンを押せば詳しい商品説明が見られる。千趣会の通販サイトで購入した客のコメントを紹介、口コミによる購買を促す。注文用の電話番号のほか、2次元バーコードを表示し携帯サイトからも注文できる。視聴者による人気投票など新たな機能も付け足していく。
 番組は宇都宮市内にある千趣会の実店舗で撮影。実際に商品を手に取りたい消費者に来店を呼びかけ、店舗への誘導も進める。今後、他のデータ放送への進出も検討する。

セシール、売上高8・6%減の416億円…第3四半期決算

 セシールが11月4日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は前年同期比8・6%減の416億5500万円、営業損失は4億7800万円(同7億2000万円の損失)、連結経常損失は6億1600万円(同8億6500万円の損失)と前年より改善した。

 同社では今期、通気性に優れた「呼吸するブラ」や、発熱・保温素材を使用した新商品「スマートヒート」シリーズなど、機能・価格・素材の商品特徴をわかりやすく打ち出した重点商品の展開。また、カタログ誌面のビジュアル面での改善、新聞などのメディア広告を利用した新規顧客開拓も実行している。

 インターネットマーケティングでは、価格訴求型のネット限定キャンペーン、ネット限定商品の拡充、ユーザビリティの改善などに努め、ウェブ経由での受注件数は第3四半期末で前年比7・4%増、受注ウェブ率は39・5%(同4・3ポイント増)となった。

 9月には20歳代を対象にした低価格ブランド「アニタ・アレンバーグ」を立ち上げ、最先端の流行を取り入れ安価で提供するファストファッションをネット通販で実現した。

 通期は売上高750億円、営業利益は計上せず、経常損失は2億円、当期損失21億2000万円を見込んでいる。

2009年11月5日木曜日

ニッセンHD、10月売上高10・7%減…気候や品切れが原因

ニッセンホールディングスは11月2日、10月度業績概況を発表した。

 通販事業の単体売上高は前年同月比10・7%減、うちインターネット経由の売上高は同1・1%増となった。

 購入客数は同5・8%減、うち新規客数は同0・3%増。1客あたりの購入単価は同5・5%減となった。

 秋号カタログの発行冊数の絞込みの影響や、9月下旬の気候が温暖に推移したことでカタログでの注文が足踏み。また一部商品への注文集中による一時的な品切れが、昨年よりも増加したことから、売上高は前年比を下回った。

セシール1~9月期、個人消費が低迷、最終赤字24億円

2009/11/05, , 日本経済新聞

 セシールは4日、2009年1~9月期連結決算を発表した。最終損益は24億6200万円の赤字(前年同期は10億9900万円の赤字)と、前年同期より赤字幅が拡大した。バブル期に購入した保有不動産の売却で、13億8800万円の特別損失が発生したのが響いた。
 売上高は前年同期比9%減の416億円。個人消費の低迷に加え、夏場の気温が低めに推移して夏物衣料が苦戦した。
 また、09年1~12月期の業績予想を修正した。最終損益は17億5000万円の赤字(前年同期は14億1800万円の赤字)で、売上高は3%減の620億円となる見込み。

2009年11月4日水曜日

一粒のコメの力信じて(7)勇心酒造社長徳山孝氏(仕事人秘録)

2009/11/04, , 日経産業新聞

 資金難救った国の支援
  徳山氏は1970年代から30年以上、現在のライスパワーエキスの開発につながる醸造技術の研究にまい進してきた。常に悩みの種だったのは毎年増える研究費をどうやって賄うかということだった。革新的技術があっても研究費が続かず断念したり他社に技術を売却したりする中堅・中小企業の例は多い。勇心酒造は国の助成制度を活用するなどして切り抜けた。
 勇心酒造が開発した36種類のライスパワーエキスのうち、現在製品原料として最も多く利用されているのはナンバー11エキス。肌の水分保持機能を改善させる化粧品の原料だ。同エキスの完成直前だった92年、研究費は1億円を超えた。当時の売上高は4億円程度。大赤字になった。
 地元の地方銀行からは85年の段階で取引を打ち切られた。造り酒屋と並行しすぐに収益化しない研究開発を進めていた勇心酒造は、当時も研究費がかさんで赤字になる年が時折あった。
 バブル景気で黒字決算の企業が目立つ中、赤字を出していた当社に言い訳の余地はない。それでも醸造技術を活用した新事業を進めようという造り酒屋の思いが届かなかったことは寂しかった。
 90年代に入ると通商産業省(現経済産業省)の世話になる。93年に外郭団体の基盤技術研究促進センターを通じ約5億円、96年には通産省所管の産業基盤整備基金を通じ約4億円それぞれ債務保証を付けてもらった。
  資金集めに苦労していたころ、勇心酒造は造り酒屋でありながらビール卸をやっていた。「歴史ある蔵元がそんなことまで」と心配した地元企業からも支援者が現れる。
 95年、当社の新規事業に理解を示して融資してくれていた兵庫銀行が経営破綻。高知市が本店の第一地銀である四国銀行が代わりを引き受けてくれた。
 四国銀はそれまで勇心酒造と付き合いが浅かった。しかし、伝統産業の再活性化につながる可能性があるコメの新機能開発を無担保融資で応援してくれた。
 2001年にはライスパワーエキスを使った化粧品のOEM(相手先ブランドによる生産)供給先であるイマージュホールディングス(HD)の創業者が2億円を融資してくれた。前年からOEM供給が始まっていたが、研究費がかさむ台所事情を知って援助してくれた。
 30年続けてきた研究の成果がやっと芽を結び始めたころ、ITバブル崩壊などを契機とする00年代初めの景気悪化が襲った。そんな時に勇心酒造の新規事業に賭けてくれた企業や銀行の存在を忘れることはできない。

2009年11月2日月曜日

千趣会(ベルメゾン)、テレビ通販でデータ放送利用

2009/11/02, , 日本経済新聞

 千趣会は4日、地上デジタル放送のデータ放送画面を利用したテレビ通販を始める。まず栃木県のテレビ局と組んで通販番組を流し、簡単なリモコン操作で商品の詳しい説明や購入者の感想などが画面に表示できるようにする。通販の新たな媒体として来年以降の全国展開を目指す。

ニッセンHD、10月売上高10・7%減…気候や品切れが原因


ニッセンホールディングスは11月2日、10月度業績概況を発表した。

通販事業の単体売上高は前年同月比10・7%減、うちインターネット経由の売上高は同1・1%増となった。

購入客数は同5・8%減、うち新規客数は同0・3%増。1客あたりの購入単価は同5・5%減となった。

秋号カタログの発行冊数の絞込みの影響や、9月下旬の気候が温暖に推移したことでカタログでの注文が足踏み。また一部商品への注文集中による一時的な品切れが、昨年よりも増加したことから、売上高は前年比を下回った。

千趣会、とちぎテレビの情報番組でデジタル放送通販


千趣会は11月2日、とちぎテレビの夕方の地元情報番組「イブニング6」内でデジタル放送の通販コーナーを11月4日からスタートすると発表した。

コーナー名は「HELLO BELLEMAISON!(ハローベルメゾン!)」。毎週水曜日に、宇都宮市内のショッピングモールにある、ベルメゾンの実店舗「ベルメゾンマーケット宇都宮店」から商品を紹介する。番組は、テレビのアナウンサーと店長との掛け合いにより進行する。

また、テレビリモコンの「dボタン」を押すことで得られる「データ放送」では、一般的に使われているデータ放送の活用事例を参考にした商品詳細のほか、当社のPC・モバイルサイト「ベルメゾンネット」で投稿された商品レビューを活用する。

同社では、これまでカタログ・店舗・PC・モバイルの顧客接点において「商品の見せ方」「注文機能」を組み合わせたチャネルミックス戦略を展開。2011年のテレビデジタル化完全移行に伴う環境変化を踏まえ、デジタルテレビにおける「テレビ放送」と「データ放送」の融合による、新たなチャネルミックスの可能性を検証していた。

ワコール第2四半期決算、売上高は9%減の815億円


ワコールホールディングスは10月29日、2010年3月期第2四半期の決算を発表した。

売上高は前年同期比9.0%減の815億2700万円、営業利益は同53.4%減の37億8900万円、当期純利益は同54.9%減の29億円。

通信販売事業を見ると、主力のカタログ販売が購買客数は前年を上回ったものの、一人当たりの購入金額が前年を下回り、売り上げは前年同期を下回った。インターネット販売「ワコールウェブストア」は購買客数、一人当たり購入金額ともに前年を上回り、順調に推移している。これらの結果、通信販売事業全体の売り上げは、前年同期並みに留まった。

また、子会社のピーチ・ジョンについては、通信販売が春・夏号ともに受注金額が前年同期を下回り、8月に発行した秋号についても低調な出足となっている。

2009年10月30日金曜日

ニット&カーデ流行最前線!!


ヘビロテ!薄い!軽い!あったかインナー


ヤフー、経常利益5%増の682億円…通販やオークションが好調

ヤフーが10月27日に発表した2010年3月期第2四半期の連結業績によると、売上高は前年同期比3・1%増の1356億7800万円、営業利益は同4・2%増の686億7800万円、経常利益は同4・9%増の682億5000万円、当期純利益は同6・5%増の393億400万円となった。

 広告事業では、自動車業種、選挙関連の出稿が増加したものの、金融、人材サービスなどの大手広告主による出稿が減少し、売上高は同2・2%減の673億円となった。

 ビジネスサービス事業は、「Yahoo!ショッピング」で、サービス開始10周年記念祭セールやポイント付与キャンペーンなどの特集を展開し、取扱高が大幅拡大。また、「Yahoo!オークション」で2008年12月に行ったストアロイヤルティ料率の改定が寄与し、収入は大幅に増加した。売上高は同14・9%増の315億円となった。

 パーソナルサービス事業では、のプレミアム会員ID数が過去最大の750万IDとなり、2008年12月に行った会員費の改定により会員費収入も大幅拡大。売上高は同5・6%増の374億円となった。

携帯で24時間テレビ通販へ、QVCがモバイルサイトで生放送

 TVショッピング専門チャンネルのQVCは10月28日、自社モバイルサイト「QVCモバイル」で、24時間生放送のライブ映像が視聴可能になる「モバイルQ!LIVE」を11月1日から開始すると発表した。

 「モバイルQ!LIVE」は、24時間テレビショッピングの生放送を動画で見ることができる、日本初の携帯動画配信サービス。ユーザーはライブ映像と、ビデオオンデマンド方式の動画を携帯電話でいつでも見ることができる。

動画を視聴するには、専用のアプリケーションである「メディアキャストムービー」のダウンロード(無料)が必要になる。

2009年10月29日木曜日

ニッセンの食品ECサイト、ご当地カレーコンテンツを開設

 ニッセンは10月28日、同社が運営する食品を販売するECサイト「iiFOOD(いいフード)」に、ご当地レトルトカレー約350種類を紹介する「カレー発掘館」を10月29日に開設すると発表した。

 「カレー発掘館」は、47都道府県と世界3カ国のレトルトカレーを集めた、ご当地カレー専門コンテンツ。カレー研究の第一人者である、カレー総合研究所・所長の井上岳久氏を館長・監修者として招き、「県別ご当地カレーの売上ランキング!」「井上岳久賛成のおすすめカレー」「業務用カレー販売&出荷量ランキング」など、カレーにまつわる情報を提供している。

スクロール通販不振、売上高5・7%減の278億円

スクロールは10月27日、2010年3月期第2四半期決算の連結業績を発表した。売上高は前年同期比5・7%減の278億500万円、営業利益は同31・2%減の11億200万円、経常利益は同30・1%減の12億1800万円、当期利益は同0・3%減の11億3000万円だった。

 主力の通販事業では、バーゲンセール「カウントダウンキャンペーン」や、生協販売のカタログのページ増加などで、積極的な売上拡大に努めたものの、売上高は同6・4%減の240億8900万円、営業利益は同41・9%減の5億9700万円となった。

 ソリューション事業では、「スクロール360」への社名変更を契機とし、(1)新ソリューションセンター(静岡県磐田市)の出荷代行サービスの営業拡大、(2)ECサイト構築からバックヤード機能までをフルサポートする「Xspeecs」システムの開発(11月から提供開始)、(3)クライアントの在庫処分機能をもつアウトレットサイト「Happy Basket」導入によるクライアント企業の開拓・推進、などを展開。売上高は同3・3%増の29億9800万円、営業利益は同32・3%減の1億5700万円となった。

 通期の予想は、売上高が同4・4%減の573億円、営業利益が同16・5%減の15億円、経常利益が同18・6%減の17億円、当期利益は12億円を見込んでいる。

2009年10月28日水曜日

千趣会、人とペットの料理レシピサイト「COOKST」開設


千趣会は10月26日、料理レシピサイト「COOKST(クックストリート)」をオープンした。

「COOKST」はユーザー投稿型のレシピサイト。投稿レシピの栄養成分が自動表示される機能や、人とペットのレシピが投稿できる機能、一般ユーザーからの投稿レシピ、プロの料理人や食品メーカーがレシピを投稿をできる機能などを装備している。

コンテンツは「人・レシピ」「犬・レシピ」「猫・レシピ」「犬と私のペアフード」があり、「犬と私のペアフード」では、人間用のレシピとして投稿された料理の材料を、犬も食べられるように自動で分量を計算して表示できる機能を装備。“犬は家族の一員”という視点から、子どもの離乳食を作る感覚を取り入れている。また、投稿したレシピの栄養素を自動表示する機能も装備している。

さらに、投稿レシピには「このレシピをアレンジして投稿」というボタンを設置。多くの人のアイデアをもとに、完成した料理を別の料理にアレンジできるようになっている

一粒のコメの力信じて(6)勇心酒造社長徳山孝氏(仕事人秘録)


2009/10/28, , 日経産業新聞

 大手企業から無形の支援
コーセーがライスパワーエキスを活用して開発した化粧品を2004年に発売。そのヒットなどで勇心酒造は息を吹き返した。徳山氏は販売や生産管理で協力してくれた企業の存在があったと振り返る。
1980年代後半、ライスパワーエキスを活用した入浴剤の資料をもとに、ある会社に類似競合商品を無断で発売されてしまった。このような経験をしてしまうと、大手企業に対する警戒感が多少なりとも出てきてしまう。
中堅・中小企業の経営者で私と同じような経験をした人もきっと多いだろう。だが、だからといって外部企業と協力することを一切拒んでしまうと、大切な成長の機会を封じ込めてしまう可能性もある。互いに納得できる条件で大手とも協力し、さらには効率的な経営手法を学ぶことも大切なことだ。
エーザイもコーセーも勇心酒造のような地方の小さな企業に対して誠実に接してくれた。生産効率化のアドバイスをしてもらったこともある。勇心酒造の理念や研究開発の成果を評価してもらって始まった関係なので、感謝している。
今はもう取引関係はないが、91年ごろからしばらくの間、ライスパワーエキスを使った入浴剤をエーザイに販売してもらったことがある。この時、エーザイの製造担当の人たちに工場を見てもらった。
もともと酒造会社である当社は、国が定めるGMP(医薬品の製造管理・品質管理の基準)に準拠した工場設計・運用で分からないことが多かった。エーザイは改善すべき点を丁寧にアドバイスしてくれた。こうした無形の支援によって助けられたことを忘れてはならない。  ライスパワーエキスの供給先は現在6社。最も多い供給先は「ライスフォース」ブランドの化粧品を販売するカタログ通販のイマージュホールディングス(HD)だ。香川県に本社がある企業同士ということもあり連携している。
イマージュHDが子会社を通じてOEM(相手先ブランドによる生産)で売り始めたのは00年。ライスパワーエキスの知名度がまだ低かったころから粘り強く販路を開拓してくれた。
私が感心したのは、有名人の女性に与える影響力を活用して販売を伸ばしたことだ。ライスパワーエキスを原料とした化粧品を使うファッションモデルなどをうまく活用していた。
現在ではライスフォースを使う有名人のインタビューを載せたファッション誌や使用後の感想を掲載している本人のブログがあると、承諾を得た上でイマージュHDのホームページで紹介するなどして、販売促進の一助にしている

カタログ通販各社、店舗販売を強化、本業の利用者獲得も狙う――千趣会(ベルメゾン)、ニッセン


2009/10/28, , 日本経済新聞

 千趣会 来年中に20店体制
ニッセン 仙台・尼崎に出店
カタログ通販各社が店舗販売の強化に動いている。ニッセンホールディングスは10月に初の店舗を2店開業、千趣会は関東地区での出店を始めた。消費不振やインターネット通販の広がりを背景に、カタログ通販各社は売上高が減少傾向。商品を手にとって確かめたいというニーズに応えるとともに、カタログ通販の新規利用者獲得も目指す。
カタログ通販大手のニッセンは29日、仙台市内の大型ショッピングセンター(SC)内に2号店を開く。売り場面積は約90平方メートル。同社で人気のサイズの大きい女性向けの専門通販カタログ「スマイルランド」で扱うL~10Lサイズの婦人服や靴などを扱う。
ニッセンは20日にも兵庫県尼崎市のSC内に大型婦人服の専門店を開業しており、2店合計で年間1億5000万円の販売を目指す。同社の2009年1~6月期の連結売上高はカタログ通販の不振を背景に前年同期比8%減の732億円と減収に転じた。実店舗の展開などを収益改善につなげる考え。
千趣会は9月17日、埼玉県三郷市の大型SC「三井ショッピングパーク ららぽーと新三郷」に関東地区初の店舗を開いた。利用者は30~40代とカタログ通販とほぼ同じだが、通販になじみのなかったSCの来店客を取り込んだことで9月の売上高は1400万円と予想を上回った。今回の出店で関西を中心に10店舗となったが、今後は関東や中部地区で出店を拡大。10年末までに20店程度まで拡大する方針だ。
同社は主力の婦人服カタログ「暮らす服」の衣料品に加え、子供服などを加えた店舗を07年から展開。08年12月期の店舗売上高は前年比2倍の6億円と好調に推移している。
セシールは卸事業を強化している。ホームセンター(HC)最大手のDCM Japanホールディングスにインテリア用品や衣料品など商品を供給、同グループのホーマックやダイキに「セシールコーナー」を開設した。4月の開始時は北海道の1店舗のみだったが現在は30店に拡大した。商品を取り扱う店舗も加えればDCM全店の約9割の438店に達しており、今後も実店舗との連携を進める。
日本経済新聞社の「eショップ・通信販売調査」によると、08年度の通販総売上高は前年度比3・9%増。部門別ではネット通販は12・4%増と伸びたが、カタログ通販は2・0%減だった。 

2009年10月27日火曜日

ベルメゾンネット、携帯サイトでドコモの「ⅰチャネル」配信


 千趣会は10月26日、自社が運営するインターネットショップ「ベルメゾンネット」のモバイルサイトにおいて、NTTドコモの携帯電話向け情報配信サービス「ⅰチャネル」の「おこのみチャネル」での配信サービスを開始した。

「iチャネル」とは、顧客端末へ直接情報を届けるプッシュ型配信サービス。ベルメゾンネットの「iチャネル」希望者は、ベルメゾンのモバイルサイト内に新設するページから簡単に登録ができる。

登録完了後は、端末(待受け画面)のテロップに更新情報が自動配信されるようになるほか、端末の「ich」ボタンを押して開く画面で、ベルメゾンネットの更新情報が閲覧可能になる。配信コンテンツは、セール情報・アイテム検索・特集&ランキングなどを用意している。

また、「おこのみチャネル」のコンテンツを利用すると、Flashで簡単にアイテムを検索できる。 情報料・登録料は無料。

数量限定 恋するコート特集


一粒のコメの力信じて(5)勇心酒造社長徳山孝氏(仕事人秘録)


2009/10/27, , 日経産業新聞

 化粧品の商品化に援軍
1987年に開発したライスパワーエキスは肌の保湿・保温に高い効果が認められた。
ライスパワーエキスを使いエーザイが製造・販売した薬用入浴剤「クアタイム」が年間200万本を超すヒット商品となり、私は自信を深めた。だが大きな落とし穴があった。別のある有名企業に共同事業を持ちかけられ、入浴剤の資料を提供したところ、機能がよく似た製品を知らない間に発売されてしまった。
ショックだった。後で分かったことだが、相手は当社の製造方法に関する特許の盲点を探し出し、突いてきた。販売差し止め請求を起こすことも考えたが、相手と企業規模の差が大きく訴訟費用が続かないと思い断念した。
しかし、ショック状態のまま立ち止まっていてもしょうがない。私にできることは研究成果をあげ、品質によって認められることだと思った。入浴剤の成功でライスパワーの有効性を確信し、肌の機能改善に重点を置いた新しいエキスの開発を進めた。
94年、肌の状態を内側から改善する新しいライスパワーエキスを開発した。これを使い自社ブランド製品を作るが販売が伸び悩む。営業力の弱点克服が課題となった。
それは偶然が発端だった。ある日、女性社員が「社長、お肌の調子がいいんです」と驚いた様子で話しに来た。何が起きたのか聞いてみれば、開発中のエキスが手に触れた際、肌の奥まで浸透しキメが整ったので、試しに顔に塗ってみたら肌に張りとみずみずしさが感じられるという。
急いで効能を検証すると、確かに肌への浸透が速い。大学などの協力を得て効能のメカニズムを分析してもらったところ、エキスが浸透した後の肌はセラミドと呼ばれる角質層の材料が増えることが分かった。エキスは内側からセラミド生成を促進し、肌自身が持っている水分保持能力を高めたのだった。
ライスパワーエキスの「ナンバー11」と名付け、肌荒れを改善する医薬部外品として商品化。自社ブランド「アトピスマイル」の名で販売し始めた。だが、広告費をかけられず営業員もいないため、販売は期待ほど伸びない。
そんな中、ナンバー11号エキスを化粧品に商品化する援軍が現れた。最初に販売してくれたのはカタログ通販のシムリー(現イマージュホールディングス)。そしてコーセーが同じエキスを活用し、独自の処方で化粧品を開発した。
2004年、コーセーがナンバー11エキスを使って開発した美容液「モイスチュアスキンリペア」が発売された。1瓶50ミリリットル5000円の高価格にもかかわらず、初年度100万個を超すヒットを記録し、ロングセラーになっている。 

オルビス 中国美容市場を本格開拓


2009/10/27, , business-i.

 化粧品メーカーのオルビス(東京都品川区)は、中国市場の開拓を本格化する。少子高齢化の進展や景気の悪化で国内市場が頭打ちとなる中、経済成長が続く中国で成長の足がかりを築きたい考えだ。すでに中国には化粧品各社が相継ぎ進出を果たしているが、同社では「品質ときめ細かい接客で顧客を増やす」(上野伸隆・国際事業部長)考えだ。
1985年に設立されたオルビスは、通信販売からスタートし、現在は店舗での販売も手掛けている。包装を簡素化するなどのコスト削減を徹底して低価格化を追求。また、油分を一切使わないスキンケア商品が「肌に優しい」として人気を集め、売上高は2007年度まで22年連続で拡大してきた。
消費低迷の影響で08年度の売上高は前期比1.2%減の約491億円とマイナスに転じたが、09年度は「前年同期を上回る水準で推移している」(同社)という。
顧客数も右肩上がりで伸びており、08年12月時点で約884万人。ただ、国内化粧品市場は、少子高齢化や長期化する消費不振などの影響で伸び悩んでおり、「経済成長が続き、中高所得者層が増えている」(上野部長)中国へ進出することを決めた。
今年6月以降、北京市内の商業施設に相次いで出店し、今月15日には3号店をオープン。約55種類の商品を取り扱っているが、関税などのため日本の約1.6倍の価格設定にもかかわらず、20代の女性を中心に「毎月、前月の30%増の勢いで売り上げは伸びている」という。
上野部長は「中国人は日本人と肌の質が似ており、肌に優しいという商品特性が受け入れられた」と分析。さらに、きめ細かくカウンセリングを行う販売手法も支持されているとみている。
オルビスによると、現在約1兆4000億円規模と推定される中国の化粧品市場は、11年には2兆2651億円に達し、日本を上回る見通しだ。
このため同社は今後、北京、上海などを中心に出店を積極化する方針で、10年度には14店舗で約4億円の売上高を見込む。得意とする通販も視野に入れているという。
成長市場の中国には、日本の化粧品大手や欧米ブランドも出店を強化している。同社では「市場規模が大きく、ブランドが認知されれば十分に勝負できる」(上野部長)と期待している。 

2009年10月23日金曜日

ニッセンの冬号カタログ、6200品番の平均価格を20%ダウン

ニッセンは10月22日、通販業界におけるPB商品プライスリーダー戦略の第2弾として、2009年冬号カタログ掲載の約6200品番の商品平均販売価格を、前年冬号カタログよりも約20%下げると発表した。

 また、冬号では年末以降も一般家計平均支出額の低迷が予想される中、「良い商品を安価で賢く買いたい」という付加価値志向の消費者ニーズの高まりを受け、価格優位性だけでなく、「ファッション性、素材品質、機能性」にこだわった戦略商品群を多数投入する。

 カタログは10月下旬より配布を開始し、インターネットも全面リニューアルする。

ニッセン、冬号カタログで平均2割値下げ


2009/10/23, , 日本経済新聞

 通販大手のニッセンホールディングスは22日、冬号カタログに掲載する衣料品や家具など全6200品の平均販売価格を前年比2割安い3100円に引き下げると発表した。発熱素材を使ったブルゾン(2990円)や、こたつセット(9990円)などをそろえた。消費者の低価格志向が強まっているのに対応する。
ブルゾンやソファは青やピンク、オレンジなど8色を用意した。色を選ぶ楽しさを加え、低価格にした分、まとめ買いも促進できるとみている。カタログは10月下旬から順次、会員向けに発送するほか、来月から書店店頭でも無料で配布する。
同社はネット通販との競合が激化しているほか、ユニクロなど有力専門店にも押され気味だ。思い切った値下げで価格競争力を高める。 

2009年10月22日木曜日

2008年EC市場、1・7%減の158兆円…経産省調査

経済産業省は10月14日、「平成20年度我が国のIT利活用に関する調査研究(電子商取引に関する市場調査)」を実施し、日本の電子商取引市場の実態と、日本・米国・欧州主要各国・アジア主要各国におけるインターネットビジネスの実態について分析した。

 同調査は、次世代電子商取引推進協議会の協力を得て、2008年12月から2009年3月にかけて、事業者を対象にインタビューと文献調査によって実施。

 調査によると、企業間EC市場規模は、日本が前年比1・7%減の158兆600億円。ECの拡大浸透を示す指標のEC化率は13・5%で0・2ポイント増加した。

 また日本のEC市場規模は、6兆890億円となり、同13・9%増。ECの拡大浸透を示す指標であるEC化率についても1・79%となり0・27ポイント増加した。

 PC向けインターネットビジネスの動向は、景気悪化を受け「生活防衛」をキーワードに、低価格、支払い手段、送料などを含むトータルな割安感を訴求するショップや、口コミサイトの支持が上昇。

 また、実店舗とのクーポン連動等の動きも加速している。一回当たりの購買単価は減少傾向だが、購買頻度が増加することで市場規模は拡大。その結果、楽天市場の2008年度の取扱高は約6638億円、前年比23・6%増と堅調な業績をあげている。

2009年10月21日水曜日

アマゾンロジ 通販業者向け物流代行開始、在庫管理、発送代行など

2009年10月21日 19:29フルフィルメント
 アマゾンジャパンの関連会社で同社の物流業務を行なうアマゾンジャパン・ロジスティックス(AL)は10月16日、通販サイトの商品在庫管理や発送代行を行う物流業務代行サービスを開始した。従来、アマゾンの仮想モールに出店する事業者にのみ物流代行サービスを行ってきた。モール出店者以外にも物流代行を行い、新たな収益源を確保する狙い。また、物流代行を入口に有力通販サイトにリーチ。モール出店数を拡大したい思惑もあるようだ。
 
 ALが開始した通販サイト向け物流代行サービスは「FBAマルチチャネルサービス」。現在、アマゾンが使用する千葉市内の物流センターなどを活用して、顧客のネット販売実施企業の在庫商品を保管・管理。顧客企業からの受注情報に応じて、ALが当該商品を梱包し、指定の住所に配送する仕組み。

 同物流代行サービスの利用料金は固定の月額使用料などはとらないが、梱包手数料と出荷重量手数料を徴収する。梱包手数料は商品1個につき徴収。書籍やCD等の「メディア」は70円。「メディア以外」では130円。大型家電などの「大型」の場合は700円を徴収する。出荷重量手数料は「500グラム未満」では300円、「500グラムから5キログラム」までは400円。以降、5キログラム増すごとに500円、700円、900円、2,200円を徴収する。

 同社では昨年4月から「フルフィルメント・バイ・アマゾン」という名称でネット販売実施企業向けに物流代行事業を行ってきた。ただ、これまではアマゾンジャパンが行なう仮想モール「マーチャント@amazon.co.jp」に出店する企業のみを対象としてきた。今回、物流代行サービスを外部の通販サイトにも拡大したことで、ネット販売事業者の物流代行ニーズを引き込み、新たな収益源としたい考えだ。

 また、同サービスを利用する当該通販実施企業はアマゾンの倉庫に自社商品を在庫しておく必要がある。こうした企業はアマゾンの仮想モールに手間なく出店できることから、物流代行サービスをきっかけに「マーチャント@」の出店者数拡大につなげたい思惑もあるようだ。

JALUX iフォンでカタログ閲覧、通販の認知度向上に期待


2009年10月21日 19:14媒体研究(ネット・モバイル)
JALUXは通販事業の強化を進めている。その一環として、先月からアップル社の携帯端末「iPhone(アイフォン)」と「iPod touch(アイポッドタッチ)」向けの電子カタログ配信サービスを開始。画面上での操作が容易なアイフォンの特性を活かし、携帯端末での商品の閲覧性を高めた。まずはテスト的に機内誌のダイジェスト版を配信しており、ユーザーの反応を見ながら次回以降の展開につなげる構想だ。現在までの同サービス経由での売り上げは不明だが、「当初の想定以上の利用数」(JALUX三浦雅彦通販企画部長)としており、通販の認知度向上や新規客の獲得に期待する。

同サービスは、携帯端末向けユーザーインターフェースの開発などを行うヤッパと提携し、同社のデジタル書籍技術を組み込んだもの。カタログの顧客の中心である30―40代の男性層とアイフォンのユーザー層が合致すると判断し、サービス展開に着手した。

 配信しているのはJALUXの機内誌「JAL SHOP」のダイジェスト版となる「FLIGHT SHOP 2009年秋号」で、セール品を除いたカタログの全商品を掲載。

 同カタログを選択した理由については、「オリジナル商品が多く最もJALUXの特徴が出るため」(同)としている。カタログの内容は新カタログの発行と同時に自動更新される。

 電子カタログは、アップストアからJALUXのアプリケーションをダウンロードして利用する。カタログ画面に指で触れることで、ページの移動や商品画像の拡大・縮小などが容易に行えるのが特徴。商品の注文は、「アイフォン」は電話機能を活かし、買い物ページに記載の電話番号を押すとコールセンターに電話がかかる仕組みとなっている。

 同サービスは、開始から約1カ月が経過。電子カタログ経由の注文件数は不明だが、アプリのダウンロード数は「半月で5―600件」(同)という。

 次回は10月末に「FLIGHT SHOP」最新号の配信を予定。他のカタログの配信についても検討はしており、「いずれ出る可能性もある」(同)としている。

 アイフォンでの電子カタログ配信サービスは、国内では今年7月に千趣会が女性ファッションカタログ」で開始している。商品の閲覧がしづらいという携帯端末特有の課題をクリアする取り組みとして、今後同様の事例が増加する可能性は高そうだ。

カタログハウス 冬の定番集めたカタログ創刊、暖房器具や肌着など77点紹介

2009年10月21日 19:07
 カタログハウスは10月上旬、暖房器具など冬の定番・人気商品を集めた新カタログ「冬じたく」を創刊、基幹カタログの「通販生活」秋冬号とともに配布を開始した。当該カタログは従来、「通販生活」などで掲載していた暖房器具や寝具、肌着など冬の人気商品を切り出し、1冊にまとめたもの。人気商品を別冊とすることで、1商品あたりの露出を高め、売り上げ拡大につなげる狙い。

 「冬じたく」は基幹カタログ「通販生活」の秋冬号と一緒に配布した別冊カタログ。体裁はA4判、107ページ。掲載商品は発熱素材入りの肌着やオイルヒーター、羊毛敷布団、衣料品など定番商品を中心に、インフルエンザの大流行で需要の高いと思われる感染予防に役立つマスク用フィルターや気化式加湿機など77点。

 従来まで冬商品は「通販生活」などで紹介されていたが、新商品は「通販生活」に、定番品は「冬じたく」にと掲載を分け、1つ1つの商品が埋もれず、目立たせるように今年から分冊化した。

 すでに通販生活の春号では定番品カタログ「ソロー」を、夏号では夏の定番商品を集めた「夏じたく」を創刊し分冊カタログとしている。今回の「冬じたく」もこの一環で冬に役に立つ商品を集めたカタログとなる。

 カタログ構成は著名人や愛用者の声に基づいて商品を紹介する同社定番の形。巻頭では「08年度発熱衣類ベストテン。」として「発熱ソックス」(価格・4,600円)や「インナーパンツ」(5,400円)、「発熱腹巻き」(4,200円)など10点を紹介。

 また、昨今のインフルエンザの流行を受け、専門家へのインフルエンザ対策のインタビューとともに、予防に役立つマスク用フィルター「グラフトシャットフィルター3枚組」(930円)や加湿し過ぎない加湿機「ボネコ気化式加湿機」(3万6,000円)、鼻洗浄機「ハナクリーンα」(7,500円)、「自然素材のど飴」(2,000円)など8点を紹介した。

 このほか、「からだに効く冬の寝具。」として「ミンシャン羽毛布団(シングル)」(4万6,000円)や「銅の湯たんぽ」(1万千239円)など寝具や防寒具を。また、「『肌しっとり』を守るためにやめられない私の習慣。」として「生の椿油」(6,800円)や「日本酒ローション」(5,600円)などの化粧品を紹介した。

通販各社の優良顧客向け施策とは?売上貢献高い顧客を囲い込め



10月21日 18:07特集企画

 「2:8の法則」ではないが、少数の優良顧客から大半の儲けが出ているという事実は良く知られる話。通販企業にとっても新規顧客獲得は当然重要だが、多くの儲けをもたらす優良顧客を他社に浮気させず、囲い込むことが優先順位の高い施策と言えよう。現状、すでに多くの通販企業が優良顧客の囲い込みのための様々な施策を実施中だ。新規顧客を獲得にしにくい不況の今だからこそ、特に注目される優良顧客向けの対策について各社の現状を見てみる(企業動向に関連記事)。

優良顧客向け施策の基本は毎年、または毎月に渡って多額の商品を購入してくれる「優良顧客」に一般の顧客にはない"特別な優遇"を与えること。これで優良顧客の離脱を防止すると同時に、購買意欲が高い層に、より追加購入を促す。代表的な施策としては、商品購入時の支払いに充当できるポイントの還元率アップや割引販売、送料無料などの「事実上の値引き」がある。

 例えばニッセンが04年1月から実施している「スペシャルメンバー会員」。年間5回以上かつ5万円以上を購入した上位客を対象に、通常690円の配送サービス「あした便」と「ご指定便」が無料で利用できる。

 千趣会でも04年4月から優良顧客向けのサービス「クラブ・ベルメゾン」制度を始めた。年間(12月―翌年11月)の購入金額が5万円以上の顧客を対象に翌1年間優待特典を提供する。主な特典内容は年間購入金額5万円以上―10万円未満の顧客に対し「ゴールド特典」として「ベルメゾン・ポイント」を通常の6倍、同10万円以上の顧客には「プラチナ特典」として同10倍を進呈。このほか、日時指定配送や返品商品の引き取り無料などの特典も用意。商品購入に付帯したサービスの使いやすさも追及し、継続利用につなげる。

 セシールも独自ポイント「セシールスマイルポイント」を活用した優良顧客向けサービスを展開中。もともとネット会員向けに02年1月から開始したものだが、優良顧客の囲い込み策として、04年9月に適用範囲を全顧客に拡大した。年間の購入金額に応じて優待ポイントを加算する内容で、具体的には、年間購入金額(1万円以上、3万円以上、5万円以上、10万円以上の5五段階)に応じ、2―5倍のポイントを付与する。また、年間購入金額3万円以上の顧客には代引き手数料の無料特典を提供。10万円以上の顧客については、別配送料金や家具等の組立・設置料金の無料特典も付加する。

 一方、ネット販売実施企業の優良顧客向け施策はどうか。ヤフーやDeNAなど仮想モール運営事業者もそれぞれ優良顧客向けのサービスを展開中。ヤフーは十月から「スタークラブ」を開始。「ショッピング」や「オークション」「ゲーム」など過去3カ月間の利用状況に応じて、ユーザーを5段階のランクに自動で設定。「ショッピング」では商品購入時のランクに応じたポイント倍率アップを中心に一部、ランク獲得者限定セール、「オークション」では1円スタートセールへの招待などを実施し始めた。

 DeNAも運営するモバイルサイト(auショッピングモール、ポケットビッダーズ、モバデパ)で会員ランク制度を採用。過去3カ月間の商品購入で獲得したポイントと購入回数に応じてランクを決定し、特定商品については通常よりも最大で10%程度還元率をアップさせている。

 優良顧客向け施策の成果については各社とも詳細は明らかにしていないが、一定の成果は出ているようだ。ニッセンでは特典を受けられる「スペシャルメンバー」を継続しようとする顧客が増え、「上顧客離れに歯止めがかかっている」(経営企画室)状況。顧客一人当たりの購入回数が増加し、上位顧客の売り上げアップに貢献しているという。また、DeNAでも、「リテンションに良い影響を与えている」(広報)としている。

スクロール、純利益横ばい、4~9月

2009/10/21, , 日経MJ(流通新聞)

 通信販売のスクロール(旧ムトウ)は20日、2009年4~9月期の連結純利益がほぼ前年同期並みの11億3000万円になったもようだと発表した。従来予想は7億円だった。連結売上高は減少したが、社有車の売却やカタログ費用削減などで販管費を6億7000万円圧縮したことが寄与した。

ポーラ・オルビスHD、化粧品の開発期間短縮へ、DB化して既存処方活用

2009/10/21, , 日経産業新聞

 半分に短縮の製品も 品目増え効率化
 ポーラ・オルビスホールディングス(HD、東京・中央、鈴木郷史社長)は化粧品の開発から生産までの期間短縮に着手した。過去に実用化した処方をデータベースとして蓄積し新商品に応用するほか、手作業ではなく設計ソフトを使って容器のデザインをする。2011年には従来より期間が半分になる品目も出てくるという。販売品目が増える中、開発段階の効率化を進める。
 手がけるのはポーラ・オルビスHDの商品の生産を引き受けるポーラ化成工業(横浜市)。同社はポーラ(東京・品川)などの事業会社が企画した化粧品の開発・生産を担う。
 ポーラ化成は10年夏をめどに原料の種類や量、調合方法などの処方に関する情報を蓄積するパソコン上のデータベースを稼働。これまでに培ってきた数千種類に及ぶ処方を粘度や効能など数十種類の指標で数値化して管理する。
 すべての研究員が登録情報を参照し、目的に合った処方を素早く検索できるようにする。従来、新商品の処方は開発の初期段階から設計していたが、今後は既存の処方をある程度活用するように改める。
 化粧品は見た目が重要視されがちなため、容器の設計にも時間がかかっていた。そこで手作業による設計から、すでにCAD(コンピューターによる設計)システムに切り替えている。画面上で容器の耐性テストなどを行えるので、模型を作る手間を省けるという。
 例えば、化粧水の開発には約1年かかっていたが、半年程度に短縮できる見込みという。ポーラ化成が1年間に開発する品目数は過去3年間で3倍の300種類に拡大している。1品目当たりの開発期間を短縮することで、人気の色の変化などに素早く対応できる利点がある。

eショップ・通信販売調査――ネット予約、成長維持、利便性向上、リピート客も

2009/10/21, , 日経MJ(流通新聞)

 リクルート26%増
 宿泊施設や興行チケットなどの予約サービスが引き続き好調だ。ネット予約の取扱高は1兆7146億円となり、比較可能な36社の2008年度取扱高は前年度比9・3%伸びた。伸び率は07年度の17・2%より下がったが、利便性の良さなどを背景に市場は拡大した。ただ伸び率に差が出ており、旅行業界を中心に競争が激化。平均客単価が下がる傾向にある。
 取扱高の順位では昨年に続き全日本空輸と日本航空が1位と2位を占めた。燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の上昇や不況が航空需要を押し下げたが、予約のネットへのシフトが進み取扱高は小幅ながら増加。全日空子会社のANAセールス(東京・港)では航空券と宿泊施設の組み合わせを選べるダイナミックパッケージの売れ行きが特に好調だった。
 パック旅行や宿泊施設の予約では3位の楽天トラベルと、「じゃらんnet」を運営する4位のリクルートがそれぞれ前年度比18・4%増、同26・6%増と取扱高を大幅に伸ばして旅行大手との差を広げた。サイトのブランドが消費者に浸透し、リピート客を集める構図ができつつあるとみられる。
 一方、旅行大手5社で伸び率が2ケタに達したのは13位の近畿日本ツーリスト(KNT)のみで、出遅れ感が出てきた。JTBやKNTはネットでの販売がまだ少ない国内パックツアーの取り扱いを増やすなどして追撃する考えだ。
 操作感を改善して利用者を増やそうとする取り組みも進んでいる。日本旅行は観光地の写真からツアーを探せる機能を設けたり、阪急交通社が2次元バーコードで情報誌と携帯向けサイトを連動させたりと、機能強化を急いでいる。JTBも「るるぶトラベル」の携帯電話向けサイトで「フラッシュ」を導入し、検索やプラン確認の手順を大幅に簡素化した。
 チケット取次会社ではローソンエンターメディア、ぴあ、エンタテインメントプラスの3社がそろって高い伸び率を記録した。携帯電話の通信料金で定額制が浸透するなど消費者の利便性が向上した影響で、特に携帯電話からの予約が急速に伸びているという。
 08年度の平均客単価が07年度と比べて上がったか下がったかを聞いたところ、競争激化を反映してか「下がった」との回答が50%と最多だった。前回50%で最多だった「変わらない」は27%に下がり「上がった」は23%(前回は44%)にとどまった。
 ネット予約でランキング外の回答企業 ▽イーツアー▽読売旅行▽ワーナー・マイカル▽マツダレンタカー▽日産カーレンタルソリューション▽カラカミ観光▽はとバス▽東京ドームホテル▽北海道旅客鉄道▽横浜ベイホテル東急▽ジェイアール西日本ホテル開発▽ジョルダン▽神戸ポートピアホテル▽ホテルオークラ東京▽富士屋ホテル▽三重交通
 通信販売の総合売上高151位以下の回答企業 ▽ジョルダン▽エムシープラス▽カコイエレクトロ▽プレマ▽ナカタ▽日本エンタープライズ▽名古屋勤労市民生協▽たねや▽オニザキコーポレーションセールス▽フェアプレイ▽文化放送開発センター▽ケイシス▽ZOA▽MrMax▽ハンコヤドットコム▽読売情報開発▽松坂屋▽イーブックイニシアティブジャパン▽ウインライト▽ミズノ▽葛野農園▽ISAO▽ノーブルトレーダース▽東武百貨店▽はるやま商事▽サンリオ▽オカハタ▽ビーナスベッド▽ブルボン▽三木楽器▽キャラアニ▽フロントメディア▽ユニー▽モーイーコマース▽フラッグシップ▽ファミリア▽スパイア▽テイチクエンタテインメント▽オートアールズ▽東農園▽財宝▽エムツーショップドットコム▽ゴールドウイン▽小田急百貨店▽アートスポーツ▽ブラザー販売▽カメラのミツバ▽京王百貨店▽HON▽小学館集英社プロダクション▽あさひ製菓▽岩田屋▽藤崎▽石神邑▽フェアトレードカンパニー▽タカミヤ▽カシオ計算機▽ファイブ・イー・ライフ▽キーコーヒーコミュニケーションズ▽あきゅらいず美養品▽虎屋▽オークワ▽イーエスティー▽こちら南国便▽イージャパン&カンパニーズ▽吉田食品▽梅沢▽ホンダコムテック▽ながの東急百貨店▽セキド▽ハグルマ封筒▽名鉄百貨店▽メディアファクトリー▽フモトプランニング▽スポーツ寿苑▽福屋▽ユニリビング▽つるや▽エムデジ▽山形屋▽アロエ食品▽ナガノトマト▽コクミン▽ひろや▽東京ドーム▽コモ▽松屋▽トータル・メディカルサービス▽一休▽安原楽器▽春うららかな書房▽グレースワールド▽明屋書店▽よしや▽福田屋百貨店▽マゴベードットコム▽キャリアデザイン・インターナショナル▽龍泉堂▽一畑百貨店▽金沢名鉄丸越百貨店▽グルジアワインズジャパン▽エクスポート▽ヤマトヤシキ▽井野屋▽シルバー精工▽象印フレスコ▽日活▽ビジョンメガネ▽キデイランド▽メガネの田中チェーン▽大沼▽三重交通▽やまやの食卓

08年度売上高、ネット通販、2ケタ成長続く、消費不況響き伸び率は縮小、本社調査

2009/10/21, , 日本経済新聞

 ジャパネットたかた、テレビと相乗効果 丸井、実店舗と連動図る
 日本経済新聞社が20日まとめた第9回「eショップ・通信販売調査」によると、2008年度のインターネット通販の売上高は07年度に比べて12・4%増えた。百貨店やスーパーなど主要小売業の実績が消費低迷を背景に軒並み前年を割り込むなかで、ネット通販は二ケタ台の伸びを確保。ただし伸び率は大幅に縮小した。ネット通販には店舗販売を主体とする大手小売業などの参入も続いており、競争激化による価格下落が鮮明になっている。(詳細を21日付日経MJに)
 通販業者262社の総売上高は2兆2254億9000万円。前年度と比較可能な252社の売上高伸び率は3・9%増と、前回調査の5・6%増より小さくなった。部門別にはネット通販が7303億6900万円と前年度比12・4%増え、このうち携帯電話経由の通販は13・2%増。いずれも2ケタ以上の伸びが調査開始以来続いているが、伸び率は過去最小だった。
 成長率が鈍化した一因は購入単価の下落。52・6%の企業が「08年度に一部の商品で値下げをした」と回答、「すべての商品で値下げを実施した」企業は1・4%だった。安さを求める消費者ニーズを反映し、パソコンサイトでの平均客単価は1万1861円と、前回調査より約500円下落した。
 ネット以外の通販では、テレビ通販が2・5%増、カタログ通販は2%減。音楽や漫画などのコンテンツ配信は9・3%増と、伸び率が2・3ポイント上昇した。
 通販専業で売上高を18%伸ばしたのがジャパネットたかた。テレビやネット、カタログなどを組み合わせて主力の家電などを消費者に売り込み、とりわけネット通販が36%伸びた。売上高が7・9%増のニッセンは「安価な衣料品を拡充した」(同社)ことが奏功。携帯通販の売上高が約1・5倍に拡大した。
 店舗販売が主体の企業も通販を強化している。丸井は21・1%増。店頭で小冊子を配布して、その場で携帯電話で会員登録を促すなど「実店舗とネットの連動を図った」(同社)。店舗在庫を通販に回して売り逃しを防いだ。ユニクロは「ネットで新商品を先行販売したり限定色をそろえたりと、店頭にない独自性を出した」ことで14・5%増だった。
 日本経済新聞社の推計では08年度の通販市場規模は8兆円超と、コンビニエンスストアや百貨店を上回る規模に成長した模様。「ネット通販の成長率は低下したが、11年度以降は20%近い伸びに回復する。実消費のネット化の流れは長期的に続く」(野村総合研究所の小林慎和上級コンサルタント)。新規参入が相次ぎ競争も激化しそうだ。
 調査概要 09年7月までの1年間に決算を迎えた、通販事業を主体とする企業の業績などを集計した。対象数は1274社、有効回答数は299社。回答企業には、物販以外に旅行やチケットの予約サイト運営会社などを含むが、証券や公営競技の取引会社は含まない。

eショップ・通信販売調査――強気の6兆円市場、今後「良くなる」52%

2009/10/21, , 日経MJ(流通新聞)

 ジャパネットたかた、18%増収
 ネット通販市場は拡大が続いている。経済産業省がまとめた2008年の電子商取引(EC)調査によると、消費者向けの市場規模は前年比13・9%増の6兆890億円。伸び率は約2割増だった前年より縮小したが、イオンやセブン&アイ・ホールディングスの連結売上高を上回る規模に達した。こうした伸びをけん引したのが、携帯電話経由の通販。今回調査の部門別売上高伸び率では前年度比13・2%増と、ネット通販全体の伸び率を0・8ポイント上回った。
 個別企業ランキングでも、ニッセンやモバコレが約5割増の高い伸びとなるなど、2ケタ台の成長を記録している企業は多い。「若年層ほど、携帯での購入割合は大きい」(楽天)。今後も勢いが続きそうだ。
 総合上位で大きく業績を伸ばしたのが2位に浮上したジャパネットたかた。減収に転じた1位の千趣会(ベルメゾン)に、18・0%増収で肉薄。テレビ通販だけでなく、ネットやカタログの通販と合わせ乗数的に収益を伸ばした。通販成熟期の成長モデルとして注目されそうだ。
 今回の調査で、ECやネット通販業界の経営環境についての認識を尋ねたところ、1年前と比べて「良くなった」(32・5%)との回答割合が「悪くなった」(23・1%)を上回った。さらに今後の見通しについては「良くなる」(52・1%)が「悪くなる」(12・3%)を大きく上回り、全体的な見通しは明るい。
 経営統合や出資を伴う提携についての考え方でも「まったく考えていない」(47・6%)が最も多い。ただ「いまは考えていないが将来は検討する」(21・7%)、「いい話が持ち込まれればやりたい」(15・6%)という意向の企業も少なくない。競争激化に伴い、企業間連携の動きが広がる可能性は高そうだ。

eショップ・通信販売調査――ネット通販客単価、携帯は1000円上昇

2009/10/21, , 日経MJ(流通新聞)

 PC500円の下落
 インターネット通販市場の成熟化に伴い、パソコンと携帯電話という二つの購入手段の使われ方が変わってきた。携帯電話を利用した通販では、1年前に比べ平均客単価が大きく上昇したのに対し、パソコン通販の客単価は下落に転じた。
 この数年、ネット通販市場では、慎重な商品比較が必要な高額品はパソコンで、商品の品質が分かっている買い回り品などの低価格品なら携帯でも買うという消費傾向が定着していた。実際に、パソコンでは客単価1万円以上の事業者が5000円未満の事業者より多いのに対し、携帯は5000円未満が上回る。
 携帯通販で食料品を扱う都内の事業者は、「(働く女性など)パソコンに向かう時間がない人が携帯を使い、水などを買う動きが一般化している」と話す。
 ところが携帯通販の客単価は、前回調査の7890円から、2008年度は8874円と約1000円伸びた。客単価が1万円以上という事業者も増えつつあり、携帯での高額品購入をためらわない層が今回の調査で顕著になっており、平均客単価を押し上げた。
 取扱商品別にみると、「家電・PC」を扱う事業者の4割が客単価2万円以上だったのに対し、「食料品」は逆に5000円未満が6割強だった。ある事業者は「携帯でデジタルカメラなど比較的高価な商品を買うことが当たり前になる一方で、食料品なども携帯で注文する人が増えてきている。今後も二分化が進む」と分析している。
 前回調査で、客単価が「5000~1万円未満」と回答する事業者が最も多く、回答企業数の分布はここを頂点にした山型だった。今回は「2~3万円未満」が1年前の2・1%から6・3%に伸び、もうひとつの山を形成し始めていた。日用品をはじめとする客単価1万円未満と、家電など客単価2万円以上との二極化が進行している。
 一方、パソコン通販は前回の1万2360円から約500円減少し1万1861円となった。パソコンは依然として携帯より客単価が高いが、その差は縮まっている。ネット通販の一般化や消費低迷で、価格競争が広がった影響がみられた。

eショップ・通信販売調査――コンテンツ売上高9.3%増、本・音楽配信逆風かわす

2009/10/21, , 日経MJ(流通新聞)

 本・音楽配信、逆風かわす 装飾メールなど拡大
 パソコンや携帯電話向けの音楽や電子書籍などのコンテンツ配信サービスが堅調だ。前年度と比較可能な24社のコンテンツ配信の2008年度売上高は前年度比9・3%増の975億円。07年度と比べ増加率は2・3ポイント高い。携帯電話のパケット定額制などが普及し、企業は主要顧客である10~30代向けにデコ(装飾)メールや電子書籍などのコンテンツ配信を拡大する動きを加速している。
 08年度のコンテンツ配信で売上高首位は2年連続でエムティーアイ(MTI)。携帯メール用の絵文字とデコメが5万点以上ある総合サイト「デコとも★DX」の利用が10~20代の女性向けに好調だ。絵文字や待ち受け画面などに特化した有料サイトも拡充、「流行に敏感な顧客に応えるため、1カ月で1200~1500点は追加する」(MTI)と話す。
 9万曲以上の邦楽を収録している携帯向け音楽配信サイト「music.jp フル」も堅調だ。1曲丸ごとダウンロードできる「着うたフル」に今年9月には吉本興業のお笑いタレントが歌う最新曲をCD発売に先駆けて独占先行配信するなど、独自の企画を増やして集客力を高めている。同社のデコメ系サイトや音楽配信サイトなどの有料会員は今年3月末時点で約730万人と前年度と比べ140万人増えた。エクシング(名古屋市)やフリュー(東京・渋谷)などもデコメールや絵文字サイトの拡充を急ぎ、対抗している。
 パソコン・携帯向け電子書籍配信サービスも堅調だ。パピレス(東京・豊島)は定額料金を支払えば人気漫画や書籍などをダウンロードできる電子書籍サイト「電子書店 パピレス」などを運営し、売上高は33億円。4月現在、講談社や小学館など450の出版社が出す12万タイトル以上を扱っている。9月には米アップルの携帯電話「iPhone(アイフォーン)」向けのアプリを公開。漫画などを、48時間の限定だが、割安に閲覧できるレンタルサービスを始めている。
 音楽や漫画、デコメールなどのコンテンツ配信が拡大しているのは、携帯電話のパケット定額制の普及と携帯電話の高機能化が背景にある。NTTドコモの09年6月末時点での定額制加入者は約1960万人。1年間で620万人増えた。コンテンツ配信事業に参入する企業は相次いでおり、今後、サービス内容の充実度や広告宣伝力の差が、雌雄を決することになるかもしれない。
調査の方法
 インターネット通販をはじめ消費者向けに通信販売、コンテンツ配信、インターネット予約を営む企業・団体に調査を実施した。対象数は1274社。2009年8月下旬に調査票を発送、10月上旬までに回収。有効回答数は299社(複数種類回答企業はそれぞれ1社として計上)。
ランキングの見方
 2008年度は2008年8月から2009年7月の間に迎えた決算。決算期変更や営業月数が12カ月に満たない企業はランキングから外した。社名のカッコ内は通販やサイトなどの名称。売上高は原則として単独ベース。例外的に連結ベースには「連」、グループベースには「G」をつけた。伸び率「▲」は減少、「-」は比較不可能、無回答。「専」は通販・コンテンツ配信を主力とする企業。種別の「ネ」はネット通販、「コ」はコンテンツ配信、「テ」はテレビ通販、「カ」はカタログ通販。通販事業全体売上高は回答しているが部門別(「ネット通販」「コンテンツ配信」「テレビ通販」「カタログ通販」)の売上高に回答していない項目のある企業には「◇」をつけた。その他必要と思われる注記は「※」をつけ、内容はランキングの注に記載した。旅行業、航空、鉄道などの交通機関、ホテル、チケット販売業などはインターネットでの取扱高をランキングした。
▼ランキングの注
〈総合ランキング〉
【社名変更】▽スクロールは2009年10月にムトウから社名変更▽サントリーウエルネスは2009年4月にサントリーから健康食品部門を承継して新設▽爽快ドラッグは2009年6月に創快ドラッグから社名変更
【08年度決算期変更したが、新しい決算期に合わせた12カ月の数字を算出した企業】▽三越
【09年度決算期変更・決算未達のため伸び率を算出しなかった企業】▽イーベスト
【売上高にリアル店舗分が含まれている企業】▽ジュピターショップチャンネル▽山田養蜂場▽カタログハウス▽ライトアップショッピングクラブ▽グランマルシェ
【その他】▽ジュピターショップチャンネルはテレビ通販にネット通販、カタログ通販分を含む▽セシールはカタログ通販にテレビ通販分を含む▽ディノスはネット通販にテレビ通販とカタログ通販の一部が重複して含まれている▽フェリシモはカタログ通販にネット通販分を含む▽サントリーウエルネスの2008年度の売上高はサントリーの健康食品のみの数字▽オークローンマーケティングはテレビ通販にネット通販、カタログ通販分を含む▽山田養蜂場はカタログ通販にネット通販、テレビ通販分を含む▽カタログハウスはカタログ通販にネット通販分を含む▽ファミマ・ドット・コムは売上高に店舗端末Famiポートの売り上げを含む。ネット通販にカタログ通販分を含む▽セブンアンドワイは売上高にホームページ事業、インターネット広告事業分を含む▽ユニクロは売上高にチームオーダー分を含む▽ドクターシーラボはカタログ通販にテレビ通販分を含む▽スタートトゥデイは売上高に受託販売手数料を含む▽テレビ朝日は売上高にコンテンツ配信を含まない▽森下仁丹はカタログ通販にネット通販分を含む▽ソフトクリエイトは2009年5月に特価COMへネット通販事業を譲渡
〈インターネット予約〉
【社名変更】▽ローソンエンターメディアは2009年7月にローソンチケットから社名変更
【その他】▽ローソンエンターメディアは取扱高に店舗端末Loppi等の売上高を含む▽ぴあは取扱高に提携コンビニエンスストアのMMK端末の売上高を含む▽エイチ・アイ・エスの取扱高は海外旅行のみの数字
【回答を得られなかった主な企業】▽健康家族▽ノジマ▽デジタルダイレクト▽ブランディング▽アマゾンジャパン▽アップルジャパン▽ディーエイチシー▽ヤマダ電機▽QVCジャパン

eショップ・通信販売調査――総合売上高ランキング、成長鈍化鮮明に、3年連続縮小

2009/10/21, , 日経MJ(流通新聞)

 3年連続で縮小 家電・PCは好調
 2008年度の回答企業262社の売上高合計は2兆2254億円。前年との比較ができる252社に絞ると伸び率は3・9%で、前回調査時の伸び率に比べると1・7ポイント縮小した。縮小は3年連続。コンテンツ配信以外の全部門で伸びが鈍化し、カタログ通販はマイナスという構図は前回と同様だった。店舗を構える物販業に比べれば拡大傾向ではあるものの、成長スピードの鈍化が明白になってきた。
 総合ランキング上位に、前年度比で売り上げを落とした企業が目立つのが今回の特徴だ。上位10社の顔ぶれは前回と同じだったが、売上高が前年度比プラスだったのは10社中わずか3社。マイナスの中には2ケタ減もあるなど、知名度の高い通販企業でも苦戦を強いられる様子が浮かび上がった。トップ10で増収企業は前々回調査では8社だったが、前回は6社。年々市況が厳しくなっていることを示している。
 商品分野別に見ると、成長を支えているのは「家電・PC」だった。北京オリンピックで地上デジタル放送対応テレビへの関心が高まったことを背景に、家電を主要取扱商品とする企業の売上高は、平均で14・4%という高い伸びを記録した。ビックカメラやアベルネットなどが高い伸長率で順位を上げた。
 「書籍・エンターテインメント」(11・2%増)、「食料品」(10・1%増)の取扱店も健闘。たらこやカニなどを扱う優生活は売上高を前年度比2・5倍に伸ばし、売上高伸び率のトップに躍り出た。健康食品のサントリーウエルネスは広告宣伝を増やし、37・5%の大幅増収。総合ランキングで12位とランクを5つ上げた。消費低迷の影響を受け「衣料品」と「装飾・服飾雑貨」はマイナスだった。
 物販に比べ、コンテンツ配信は勢いを持続している。売上高は9・3%増と、2年続けて伸び率が高くなった。部門首位のエムティーアイの売上高は19・5%増、2位のドワンゴは10・4%増。利益でも、物販では減益となる部門が多い中、コンテンツ配信を主力事業としている企業では、07年度との比較可能な8社の営業利益が30・7%増と高い成長を示した。
 ネット予約部門は、上位10社がすべて増収だった。1、2位の全日本空輸、日本航空は伸び率は小さかったが、3位以下は10%前後の伸びが続いており、今後も成長する可能性がある。

eショップ・通信販売調査――カタログ、光明見いだせず、ネット通販に力

2009/10/21, , 日経MJ(流通新聞)

 競争激化招く
首位ベルーナ11%減 千趣会(ベルメゾン)も1.5%減
 カタログ通販71社の2008年度の売上高は7309億円だった。比較可能な70社の売上高は前年度比2・0%減で、7年連続の減少となった。印刷用紙代の高止まりが収益を圧迫した前年度に比べ下落幅は小さくなった。ただ消費不振も響きカタログ通販市場の縮小は止まらない。各社はネット通販へのシフトを加速しているが、他の参入企業との顧客獲得競争も激化しつつあり、逆風となったようだ。
 08年度はカタログ通販上位10社中、過半数の6社が減益となった。1位のベルーナの売上高は前年度比11・6%減の843億1500万円。雑貨など回転率の高い商品を増やし、収益改善を進める意向だ。
 2位の千趣会も1・5%のマイナス。原因を「ユニクロやニトリなどの低価格戦略に対応が遅れたこと」と分析。秋冬号のカタログでは従来より20%ほど価格の低い衣料品や大型家具の掲載を増やした。
 一方で4位のジャパネットたかたはカタログやチラシ、新聞掲載による売り上げを合わせると前年度比17・7%増と2ケタ成長を見せた。テレビ通販番組やホームページなどを組み合わせて、認知度を上げカタログ販売増につなげるなど、多様な媒体を戦略的に活用するメディアミックスの成否が今後、通販各社の業績を左右しそうだ。
 カタログ通販の受注方法についてたずねた調査では、全体に占める「電話による注文」は48・2%と、初めて5割を切った。対照的に「ホームページ経由の注文」は前回より4・7ポイント高い21・2%だった。「カタログを見てネットで注文」という購入方式が特に若年層の消費者の間で定着しつつある。
 09年度のカタログに関しては14・1%の企業が発行する冊子の種類を増やすと回答、種類を減らすと答えた企業を約4ポイント上回った。年齢や性別、趣味などでターゲットを細分化し個別にカタログを発行する企業と、発行数を絞ってネットに軸を移しコスト削減をはかる企業に二極化している。消費者のカタログ離れを食い止める施策を打ち出せるか否かが今後の明暗を分けそうだ。

eショップ・通信販売調査、最安値ネットに次々、携帯けん引13%増

2009/10/21, , 日経MJ(流通新聞)

 客単価低下 全体の4割 メルマガ活用1日100件 カカクコム利用1988万人
 日経MJがまとめた2009年版「eショップ・通信販売調査」で、08年度の通信販売の総合売上高(前年と比較可能な252社)は07年度に比べて3・9%増加した。主要小売業が軒並み前年より売上高を落とす中、部門別でインターネット通販が12・4%増、このうち携帯電話通販が13・2%増と成長が続いている。ただ全体の伸び率は3期連続で縮小、上位企業の苦戦も目立つ。消費低迷下の数少ない成長市場には大手小売業などの参入が相次ぎ、節約志向の高まりや価格比較が容易な環境を背景に価格競争が一段と激化している。(調査の詳細2~4面に)
 千葉県八千代市の主婦、渡辺稔子さん(37)は、ネットをフル稼働して商品価格を確認するのが日課だ。特売商品やセール情報など携帯電話に届くメールマガジンは一日100件以上。通販サイトや価格比較サイト、チラシ情報配信サービスも活用し、ネット内はもちろん、実店舗も見比べて最安値でゲットする。
 粉ミルクやおむつなどベビー用品から、菓子、コンタクトレンズ、医薬品や家電まで、チェックする商品は幅広い。「ベビーサークル(赤ちゃん用の安全柵)は1セット約7000円と、店頭の半額以下で買えた。1円でも安く買いたい」
 価格比較が容易なのがネット通販の特徴。これが引き下げ圧力になり、実店舗より価格水準がそもそも低いが、一段の値下げが進行している。今回調査でもパソコンを使った通販の平均客単価は、昨年に比べ約500円低下。ネット通販の価格形成に、消費不振が色濃く反映してきた。
 価格比較サイト「価格・com」の9月の利用者数は1988万人と、前年同月比35%増。「昨秋のリーマン・ショック以降、消費者が、価格により敏感になった」(カカクコム)。商品ジャンル別では「フード・ドリンク」の利用者数は3・4倍(9月、前年同月比)と突出。「単価の安い日常的なモノの価格まで少しでも安く買いたい消費者が増えている」(同社)
 「もっと安いサイトがあったら教えてください。同じ価格まで下げます」――。ネットプライスドットコムが、同社の通販サイト内で今年3月末に始めた「最低価格保証」。掲示板で投稿を受け付け、同社で確認できたら値段を下げる。
 開始から6カ月で価格情報について85件の投稿があり、48商品について指摘通り他サイトが安いことを確認、価格を下げた。9429円で発売したパナソニックのワキ専用美容機器「光エステ」は、8550円に値下げした。
 楽天は、ネットモール「楽天市場」内に今年3月、「発掘!激安『訳あり』アイテム特集」のコーナーを開設した。形が不均一だったり、余りや切れ端だったりといった理由で価格の安い食品などを掲載している。「箱のつぶれた家電や化粧品など、単価が高くて安さを実感できる商品が人気。10月のサイト閲覧数は、開設当初と比べて6割は増えた」(楽天)
 生鮮食品などを扱うネットスーパーでは、イオンやイトーヨーカ堂など大手小売店が値ごろ感の訴求に一段と力を入れている。ディスカウントスーパーのロヂャースは39円コーラなどを品ぞろえし、「ネット通販最安値に挑戦!」と掲げて安値競争を仕掛ける。
 今回の日経調査で「08年度に一部の商品で値下げを実施した」という企業は52・6%と過半数を占め、「すべての商品で値下げした」企業も1・4%あった。07年度と比べて商品単価が低下したと42%が回答し、「10%以上」単価が下がった企業も約12%いた。安値競争と節約志向の波は、ネット通販市場も巻き込み勢いを増している。

経済指標で読む企業業績(6)広告代理店の売上高(目からウロコの投資塾)

2009/10/21, , 日本経済新聞

 民放の業績に影響大
 テレビ番組の前後に流れる企業のコマーシャル(CM)。民間放送局各社にとって、CM放映で受け取る放送収入は主要な収入源で、業績を大きく左右する。CM枠の販売や制作を手がける広告代理店が毎月発表する売上高は、放送局の業績を占うヒントになる。
 広告代理店大手の電通と博報堂DYホールディングスは毎月上旬、その前の月の月次売上高の実績を媒体別に公表する。電通と博報堂DYのテレビ向け売上高は4~9月合計で4715億円と、前年同期を13%下回った。景気悪化で企業が広告宣伝費を絞っているうえ、テレビはインターネットや携帯電話向け広告に押されるという構造要因もある。
 こうした環境を受けて、在京民放キー局5社の10年3月期見通しは、連結対象に通販のセシールを加えたフジ・メディア・ホールディングスを除いて4社が減収。最終赤字を計上する東京放送(TBS)ホールディングスを筆頭に、損益面で厳しい状況が続く。
 業績を見通すうえで、ほぼ毎月行われる各社社長の記者会見も参考になる。広告営業の状況、映画やイベントの集客度合いについて新聞やネットで報じられている。
 日本テレビ放送網は9月の記者会見で、(番組の間に流す)スポット広告が9月は前年を上回ったことを明らかにして、細川知正社長は「下げ止まったという意味では手応えを感じている」と話した。
 ただ全般的には、放送収入の行方は厳しいとの見方が多い。テレビ朝日は6日、放送収入の落ち込みなどで、業績見通しを下方修正した。広告代理店のテレビ向け売上高が一段と減るようだと、民放局の業績もさらに悪化する可能性がある。

ベルーナ、9月連結売上高9%減…カタログ事業は5%減

ベルーナが10月16日に発表した、9月の売上高によると、連結売上高は前年同月比9・0%減となった。

 内訳をみると、カタログ事業が同5・1%減、単品通販事業は同16・6%減、A・F事業は同33・6%減、BOT事業は28・3%増、プロパティ事業は同16・6%減。

 事業別では、カタログ事業の衣料品は同0・6%増、家庭用品は同10・0%減、身の回り・趣味用品は同6・4%減、手数料は17・9%減。

 事業別の動向として、カタログ事業では衣料品のインナーやスーツが前年を下回ったが、エリアウェアやセーター、コートなどが前年を上回った。家庭用品では、主力の家具が大幅減となったが、台所用品やインテリアは大幅増。身の回り・趣味用品はジュエリー類が大幅減となった。

 単品通販事業では、海外子会社2社は事業撤退に伴い、売り上げはほぼ無くなる。リフレは大幅増。

2009年10月20日火曜日

ニッセンが新メディア事業、書店でデジタルサイネージを展開

 ニッセンホールディングスの子会社ニッセンは10月19日、日本出版販売と提携し、10月21日から書店店舗に高機能デジタルサイネージ「ほんやチャンネル」を設置し、新たなメディア事業を展開すると発表した。

 「ほんやチャンネル」は、雑誌を中心とした書籍・コミック・DVD・CDなど、書店で取り扱う商品の広告、店舗で行うフェアやイベント情報、週間ランキング、天気予報などをオンラインネットワーク経由で配信・放送する端末。

 まずは試験期間として、日本出版販売によるwww.project参加店で推進している、店舗強化対策「パワーレイアウト」の契約店50店で、10月21日から3カ月間のテストランを実施。その後、テスト結果を踏まえ、新規設置拠点ネットワークの拡大を図る

セシール、郵便事業に解決金2100万円支払いへ…郵便不正問題

 セシールは10月16日、郵便事業に対して、低料第三種郵便物の不適正利用に伴う未払郵便料金について、10月30日までに正規郵便料金の未払金見合額を解決金として支払うことで合意したと発表した。

 セシールは、2006年11月から2007年5月に、低料第三種郵便物を不適正に利用していた事実が判明し、正規郵便料金との差額の返還を郵便事業に提案し協議していた。

 解決金の支払に伴い、2010年3月期において約2100万円を解決金として、特別損失に計上する予定。

 なお、通期の連結と個別業績予想に与える影響については、現在精査中で、必要性が生じた場合に速やかに開示する。

2009年10月19日月曜日

ニッセンHDの事業再構築計画、経産省が認定

 経済産業省は、ニッセンホールディングスから提出された事業再構築計画について、平成21年10月14日付けで認定を行った。

 この計画により、ニッセンホールディングスの子会社ニッセンプレミアムに、18億5000万円を増資して財務改善を行い、ニッセンプレミアムを同じく子会社のニッセンへ12月21日に吸収合併する。

 事業再構築の実施時期は、2009年10月から2012年12月。生産性の向上を目指し、従業員1人当たり付加価値額を17%向上させるほか、従業員を622人から670人(新規採用53名)に増強。財務面では、有利子負債をキャッシュフロー10倍以内とし、経常収支比率100%以上を目指す。

 また、事業革新として、着物主体のカタログコンセプトを全面的に見直し、総合的に「和」を提案する内容とし、カタログやインターネットサイトを構築。商品の企画や選定は自社で行いつつ、デザインアパレル・家具などの企画について、全国各地の優れた技術や人材の発掘を目的としたデザイン公募も予定している。

 2012年度に、ニッセンの売上シェアの1・5%を目指す。

人員投入システム――ランズエンド、電話応対柔軟に(eリテール消費を動かす)

2009/10/19, , 日経MJ(流通新聞)

 他業務担当者も随時応援
 衣料品通販の日本ランズエンド(横浜市)の電話注文への対応は、他社のコールセンターと一風違う。「ご注文を承ります」。受注作業でてんてこ舞いのオペレーターに替わって受話器を取ったのは、FAXや受注の処理部隊で事務をしていた従業員だ。注文が作業中のオペレーターの処理能力を超えても、職場全体で柔軟に整然と対応できる秘訣は独自開発した人員投入システムにある。
 コールセンター統括者が、オペレーターが足りないと判断すると、通常は事務などをしている応援要員のパソコン画面に「赤棒」を表示する。シフト外の人員はこの、赤棒を見たら臨機応変にサポートにまわる。簡単な仕掛けながら適宜、人員の最適化がはかられている。
 ランズエンドでは、この赤棒システムをイントラネットに2007年に盛り込んだ。多くの企業ではイントラネットの設計、構築を外部の専門企業などに任せるが、ランズエンドでは、顧客や取引先の電話に対応するカスタマーサービス部所属の従業員、山口和之氏(30)が手掛けた。「何が問題なのかを最も理解している従業員こそ最も適切なシステムを作れる」と、通常業務の合間に企画、開発した。
 緊急時に他の担当に応援を頼む「赤棒」システムは、現場の声を生かした様々な工夫のなかの一つ。同機能の追加で、人が足りず出られなかった電話の割合は2008年度には前年の4分の1程度である0・7%まで低下した。オペレーターは「ワン切り(1回だけ呼び出し音を鳴らしてすぐ切る電話)以外のすべてに応えられる」と自信をみせ、顧客からも「待ち時間が短くて快適」と高い評価を受けている。
 独自イントラネットには、よくある質問に対応するための情報を、オペレーター全員が社内で共有する機能も盛り込んだ。「カタログに書いてあるパインってどんな色?」などの問い合わせに、経験の浅いオペレーターでも短時間で適切な回答をできるようになった。対応の良さが受け、パソコンで同社の通販サイトを見ながら、ネットを使わず電話で申し込む顧客も多いという。
 もともとは商品やキャンペーン資料の整理や更新の手間を省くため、2005年に作ったシステム。毎日のように寄せられるオペレーターの要望や指摘に応えて、機能を追加していった。
 イントラネット導入時には、ベテランオペレーターに「新しく操作を覚えるのは面倒」と一蹴(いっしゅう)されかけた。開発陣はポップな絵柄を採用したり、見やすい画面構成にしたりして、作業効率向上を訴え、使う社員の関心を引き付けてきた。
 外部にシステム発注をしないので開発費はゼロに近いが、プログラムに問題があれば担当者が自分の業務と並行しながら休み返上で直さなければならないのが欠点。システムを運用する人材育成が今後の課題だ。
 逆に現場の反応を毎日じかに見られ、即座にシステムを修正できるのが何よりの利点。今後も日々寄せられる現場の意見や指摘を生かして機能改善を続けたいと山口氏は意気込む。
 今後導入を検討しているのが、携帯電話を利用した追加勤務募集や、個々のオペレーターごとの画面カスタマイズなどの機能。さらにスムーズな電話対応でファンの囲い込みをはかる。
ここが新しい
顧客からの電話応対に部署の壁を超え柔軟かつ即時に社員を投入できる。「コンタクトセンター・アワード2009」で最優秀テクノロジー賞受賞。

2009年10月18日日曜日

ニッセン、書店に電子看板設置、書籍・化粧品を広告、5年で1500店に

2009/10/18, , 日本経済新聞

 カタログ通販のニッセンホールディングスは出版取次大手の日本出版販売と組み、書店で電子看板を利用した広告事業に参入する。書籍のほか化粧品や飲食店などの広告を配信する。21日からまず首都圏50店舗で始め、5年後に全国1500店舗に拡大、年間15億円の広告収入を目指す。
 液晶ディスプレーや発光ダイオード(LED)の文字スクロール画面を搭載した電子看板を書店内や店頭に設置。書籍を中心に昼間は主婦、夜は会社帰りのビジネスマン向けなど時間帯に応じて広告を配信する。
 ニッセンは出版社や飲食店などの広告主から広告料を受け取る一方、日販を通じて書店に看板設置料を支払う。日販は書籍の売り上げデータから広告効果を分析して広告主に提供する。
 非接触IC技術「フェリカ」を搭載した携帯電話を活用し、来店時に電子看板にタッチすればポイントがたまる仕組みも導入。ポイントが一定以上になればニッセンの通販に使える金券と交換できるようにし、通販事業との相乗効果を狙う。
 日販の取引先の書店だけでなく、ニッセンの通販カタログを置いている書店にも電子看板を設置していく方針。ニッセンのカタログを置く書店は全国に約3万店あり、書店とのネットワークを広告事業に活用する。

2009年10月16日金曜日

通販企業の8月総売上高、0・2%増の145億円…通販協会

 社団法人日本通信販売協会は10月14日、同協会の理事社・監事社と有力通販企業計131社を対象に、2009年8月度の売上高調査を行った。

 8月度の総売上高(131社)は、前年同月比0・2%増の1045億7600万円。

 伸び率を商品別でみると、衣料品は同5・1%減の196億500万円、家庭用品は同4・6%減の161億9600万円、雑貨は同3・6%増の454億1600万円、食料品は同7・1%増の180億6300万円、通信教育・サービスは同12・5%減の23億9200万円となった。

 雑貨の伸び率は今年度調査開始(4月度)以来初めてのプラスとなり、食料品は先月度より増加幅が拡大した。

 なお、8月度の1社あたりの平均受注件数は、6万9164件(回答101社)だった。

エンジェリーベ子会社の事業譲り受け、スクロールが解約

 スクロールは10月13日、エンジェリーベの子会社であるエンジェリーベP&Nのナース向けカタログ「PURE NURSE」事業の譲り受けに関する、基本契約書の解約を決定したと発表した。

 同社は、エンジェリーベ社とその子会社であるP&N社と、平成21年9月14日に同カタログ譲り受けの基本合意書を締結し、検討を重ねてきた。

 しかし、諸条件が調わないことなどから、話し合いの結果、解約を決定した。本件による今後の連結業績に与える影響はない。

ニッセン、ペット用品、4割安く、人間向けと素材を共用――専門の通販サイト

2009/10/16, , 日経MJ(流通新聞)

 通販大手のニッセンホールディングスは16日、ペット用品専門の通販サイトを開設する。同社の得意とする衣料品やインテリア部門と素材を共同仕入れするほか、既存の生産工程を生かし、他店のペット用品に比べ4割程度安い価格で商品を提供。成長分野のペット商品市場を開拓したい考えで、3年後に20億円の売り上げを目指す。
 開設するサイト名称は「パウズスタイル」。ニッセンのプライベートブランド(PB=自主企画)として生産販売する。人間用の衣料品や家具に使用する素材をペット用品にも用いることで仕入れコストを減らし、他社製品と比べ3分の1~10分の1ほどの価格で提供する。犬や猫用の服、ベッドなど幅広いPB商品を開発する。
 価格は、通常3000円を超える犬用の衣料品を690~990円、1万円程度するベッド類を1000円前後に設定。取扱商品も徐々に拡充し、ペットフードなども売る予定だ。
 同社は、ペットのフォトコンテストなどをはじめとした飼い主向けコミュニティー機能の追加も検討している。

2009年10月15日木曜日

イマージュHD 衣料品販売で提携模索、8月中間は黒字転換

2009年10月15日
通販新聞

 イマージュホールディングスは、衣料品販売で外部企業との提携を目指す。2009年8月中間の連結業績は、通信販売事業の採算改善などにより、利益面で当初の予想を上回ったものの、衣料品カタログでは個人消費低迷の影響を受け、一人あたりの購入単価の低下が顕著となっており、下期は販売効率の悪い顧客へのカタログ配布を取りやめる方針。今後はネット販売へ注力するほか、会員を保有するネット企業などと組むことで、販路を広げたい考えだ。

 客単価の低下傾向が長期間続いていることもあり、提携による販路拡大を狙う。提携する企業に関しては「通販企業に限らず模索したい」(明賀正一取締役)としている。

 カタログ部数を削減することや、秋冬カタログの立ち上がりが弱含みなこともあり、2010年2月期の連結売上高は従来予想を15億円下回る前期比27.4%減の190億円と予想している。

 営業利益と経常利益は据え置いているものの、当期純損失は店舗販売事業撤退による追加損失が発生しない見込みとなったことから、従来予想を5,000万円上回る5億円の黒字(前年同期は28億1,000万円の赤字)を予想する。

 2009年8月中間の連結業績は、営業損益が4億400万円の黒字(前年同期は4億1,000万円の赤字)となった。店舗販売事業から撤退したことで黒字に転換。従来の予想を1億5,400万円上回った。一方、売上高は通信販売事業が計画通りに推移したものの、店舗から撤退したことで前年同期比27.9%減の90億8,400万円だった。

 経常損益は3億5,600万円の黒字(前年同期は4億3,500万円の赤字)。当期純損益は、投資有価証券売却益1億円と南保正義前社長が役員退職慰労金を辞退したことによる債務免除益1億9,700万円を特別利益として計上したことで、3億7,000万円の黒字(同17億3,600万円の赤字)となった。

 通信販売事業の売上高は前年同期比12.1%減の88億6,700万円。衣料品カタログの購入単価が低下したほか、化粧品の売上高も前年をわずかに下回った。営業利益は単価の低下による配送費負担の上昇や、安売り商品の販売比率が高まり利益率が低下したことなどにより、5億9,700万円(同26.7%減)となった。

ニッセンホールディングス、産業再生法の適用認定

2009/10/15, , 日本経済新聞

 経済産業省は14日、ニッセンホールディングスを産業活力再生特別措置法(産業再生法)の適用対象に認定したと発表した。同社は100%子会社のニッセンプレミアムの増資を引き受けた後、ニッセンプレミアムを同じく子会社のニッセンと合併させる。合併で新商品の売り上げ拡大や、共通業務の集約化や効率化を目指す。

2009年10月14日水曜日

ニッセン、ペットアイテムを集めた専門サイト開設へ

 ニッセンは10月13日、同社が運営するECサイト「ニッセンのオンラインショップ」内に、ペットの服や雑貨を中心としたペットアイテムを集めたサイト「Paw‘s Style」を10月16日にオープンすると発表した。

 同社は、ペット用品市場がいまだに高価であることに着目。「ペットとペットオーナーのために、服や雑貨を中心としたペットアイテムをお買い得に」をコンセプトとして、アパレルやインテリア分野で築いた生産ノウハウを生かし、ペット向け商材のPB商品を開発。インテリアの人気商品と生地を共通化することで、コストダウンを図った。

商品の一例として、質の高いマイクロファイバー生地を使用し、中綿量にもボリュームを持たせたベッドを12色(890円~)や、フリースパーカー(690円)などがある。

 オープン時はアパレル100点、雑貨・消耗品類150点を販売。中心価格はアパレルが690円から990円、ベッド類は1000円前後、消耗品は3000円から5000円。

■ 「Paw‘s Style」(http://www.nissen.jp/pet/)10月16日から

DeNAとワールドが提携、アパレル特化のBtoBサイト開設へ

 インターネット上のサービスを提供するディー・エヌ・エー(以下、DeNA)は10月13日、総合アパレルメーカーのワールドと業務提携し、2010年1月末、アパレルに特化したBtoBマーケットプレイス「バイヤーズクラブ」を開設すると発表した。

 「バイヤーズクラブ」では、DeNAのネット運営力とシステム開発技術力、ワールドが実店舗の卸ビジネスで培ったマーケット対応力を生かし、バイヤー、サプライヤーのニーズに対応した効率的な展開を目指す。

 これを機に、ワールドは昨年スタートさせたBtoBサイト「W-WIN」を発展的に解消し、「バイヤーズクラブ」への移行を実施。

 また、DeNAが運営する「ネッシー」サイトから、アパレルに特化した商材を求める会員が「バイヤーズクラブ」へ移行することも想定。多様化するマーケットニーズに応じた独自のブランド開発も含め、質・量ともに充実したアパレル商材を提供していく。

セシール、機能性衣料品「スマートヒート」をDCM店舗で販売

セシールは10月12日、DCM Japanホールディングスとの共同企画として、DCMホールディングスのカーマ、ダイキ、ホーマックの全国438店舗で、セシールの機能性衣料品「スマートヒート」の販売を開始した。

 両社は4月より、セシールのライフグッズ商品(タオル・カーテンなど)をDCMホールディングスの店舗に卸売りし、仕入れた店舗が販売を行うという仕組みで、共同企画を開始。7月からはインナー商品(肌着・靴下・パンティストッキングなど)を、9月からは発熱毛布「HOT TEX」や「裏フリースデニムパンツ」などの防寒衣料を販売している。

 「スマートヒート」は、「薄い・軽い・暖かい」をコンセプトにした機能性衣料品で、セシールが9月1日から販売を開始。発熱性、保温性、伸縮性に優れ、肩部分にブラのストラップがズレない工夫や、ローライズのボトムスでも背中が見えない「ボディブリファー」など、細かい工夫を施している。サイズはSから5Lの幅広いサイズで展開し、価格は990円(税込)から。

閲覧はブログ、情報発信はSNS、ツイッター認知度は4割…GABA調査

英会話スクールを運営するGABAは10月13日、「Twitterに関する利用実態調査」をモバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)で実施した。

 調査は9月18日から9月23日に行い、1000人の有効サンプルを集計。調査対象者は、仕事で英語を使用した経験者のある20代から50代の男女有職者。

 調査によると、「閲覧したことがあるネットサービス」(複数回答)では、「ブログ」63・5%、「動画投稿サイト」60・7%、「SNS」55・7%、「ミニブログ」8・7%、Second Life3・1%。

 「情報発信をしたことがあるネットサービス」は、「SNS」41・2%、「ブログ」28・2%、「動画投稿サイト」6・2%、「ミニブログ)」4・5%、Second Life1・7%となり、閲覧と情報発信の使い分けがされていることが分かった。

 また、世界中のネットユーザーが何気ない出来事を短い言葉で投稿するコミュニケーション・サービス「Twitter」の認知率は、男女同率で4割。登録率は、20代30代が2・6%、40代50代5・0%。性別では男性4・2%、女性2・7%だった。

 このうち「見てるだけ」と答えた人は、20代30代で9・9%、40代50代5・5%。「Twitter英語版の閲覧で英語力が磨かれた」と答えた人は、65・1%だった。

最初の嘘

世の中には5つの嘘があるそうです。

順番に話をしていきます。

まず1番目の嘘は「言葉」です。

口に虚しいと書いて嘘という漢字になりますが
口から出る虚しいものとは言葉です。
言葉がなぜ虚しいのかって?

なぜなら言葉は「何か」を表すために使われるものであって
「何か」そのものではないからです。

その指し示す「何か」が真なのであれば、
言葉は常に虚でしかありえません。

これが嘘の正体です。

「本当のことを言え!」

というのは所詮無理な注文だということです。

嘘をベースにした言葉との付き合い方が求められます。

スクロール、看護師向け通販、買収を白紙撤回

2009/10/14, , 日本経済新聞

 通信販売のスクロール(旧ムトウ)は、看護師向け通販を手掛けるエンジェリーベP&N(P&N、横浜市)の事業買収を白紙撤回した。13日、P&Nとその親会社でマタニティー用品通販のエンジェリーベの3社で交わした基本合意書を解約すると発表した。エンジェリーベ側と買収条件で合意できなかったという。
 基本合意書は9月14日付で締結。スクロールはP&Nの通販事業「ピュアナース」を買収して、11月上旬から白衣や聴診器など看護師向け用品の通販に参入する予定だった。
 P&Nの2009年5月期の売上高は7億7000万円弱で、看護師向け通販4位。エンジェリーベによると、ピュアナース事業は現状のまま継続するという。

DCM、セシールと連携拡大、機能性肌着、全店の9割で

2009/10/14, , 日経MJ(流通新聞)

 ホームセンター最大手のDCM Japanホールディングスは、通信販売大手セシールの機能性肌着を全店の9割にあたる438店で売り出した。春から一部店舗でセシールの肌着などを集めた専用の売り場を設ける試みを始めたが、機能性肌着は需要が大きいとみて、販売店を広げる。
 扱うのはセシールが9月に発売した吸湿発熱性に優れた肌着「スマートヒート」。高機能肌着は昨年、ユニクロの「ヒートテック」で話題を呼び、今年はイオンやユニー、カインズなど競合も同種のプライベートブランド(PB=自主企画)の販売に注力している。このため、一部の専門業態を除くほぼ全店で売り出す。
 DCMは4月からセシールと組んで、インテリア用品と肌着などの衣料品で専用売り場を設け、販促を進めてきた。今後も取引や売り場作りで連携していく。

通販大手のフェリシモ、営業利益・経常利益が半減

2009/10/14, , ファインドスター

 通販大手のフェリシモが2010年2月期第2四半期の決算を発表。
 業績は、売上高が237億4500万円(前年同期比10.8%減)、営業利益が9億5300万円(53.0%減)、経常利益9億9500万円(52.7%減)、当期利益3億5300万円(68.2%減)となった。
 新規顧客と購入履歴の浅い顧客の定着率が低下したため、全体顧客数が減少した。
 また、顧客単価も低下。
 各事業ブランドの状況は、生活雑貨カタログ「kraso」や環境配慮型の生活用品を扱った「ecolo」など生活雑貨を扱うブランドの売上高が堅調に推移。
 しかし、20代後半から30代の女性向けファッションカタログ「iedit」、こども服を中心に扱ったカタログ「ano:ne」など衣料品を取扱うブランドが、全体的に前年同期比で売上減となった。
 利益面では出荷件数の減少、商品の充足率の改善による別便での配送数の減少などで出荷に関するコストは抑制でき、またカタログ配布方式やプロモーション政策を見直したことで広告費が減少し、販売費・一般管理費は116億4000万円(5.3%減)となったが、営業利益、経常利益は半減。

2009年10月13日火曜日

イマージュ、10年2月期は黒字転換予想

2009/10/13 07:39

 イマージュホールディングス <9947> は25日移動平均線(8日時点で217円)に接近しており、今後は値ごろ感に注目した買いが期待できそうだ。
 7日に発表した09年8月中間期(3−8月)の連結経常利益は3億5600万円と、前回予想の2億円(期初予想は1億円、前年同期は4億3500万円の赤字)を上回った。会社側は「衣料品系カタログ、化粧品事業の採算が計画以上だった。下期は、化粧品事業は堅調に推移する見込みだが、衣料品系は厳しく見積もっている」(明賀正一取締役)と話す。このため、通期予想の経常損益7億5000万円の黒字(前期実績は1億5600万円の赤字)は据え置いた。
 一方、今期も無配を継続する予定だが、予想PER6倍台、PBR0.7倍台は割安で、突っ込み場面は見直し余地が大きそうだ。
 9日終値は9円安の222円。
提供:モーニングスター社

2009年10月9日金曜日

オルビスが中国に本格進出、中・高所得者向けの店舗を展開

オルビスは10月6日、北京オルビスによる中国事業を、今秋より本格的に展開すると発表した。

 同社は、2007年に中国市場の調査を開始し、2008年9月に北京奥蜜思商貿(北京)を設立。2009年6月に第1号店として北京来福士(ラッフルズシティ)店を、また7月に第2号店・北京西単大悦城(ダイエツジョウ)店をオープンした。

 10月15日には、第3号店・北京欧美匯購物中心(ECモール)店のオープンが決まっている。

 今後の事業展開としては、20~30代の中・高所得者層をメインターゲットに、北京や上海など、購買力のある重点都市で店舗を展開。全店舗にVIPシート(5~6人座れるソファ席)を設け、カウンセリングを中心とした販売を実施する。

 また取り扱い商品は、オルビスのメイン商品でもあるスキンケアシリーズを中心に、スペシャルケア品、メイク品を販売。2010年には中国国内14店舗体制を目指し、通信販売も視野に入れた事業展開を予定している。

イマージュHD、売上高27%減の90億円…通販事業も不振

イマージュホールディングスは10月7日、2010年2月期第2四半期決算短信を発表した。

 売上高は前年同期比27・9%減の90億8400万円、営業利益は4億400万円(昨年は4億1000万円の損失)、経常利益は3億5600万円(同4億3500万円の損失)、四半期純利益は3億7000万円(同17億3600万円)となった。

 通信販売事業では、衣料品系カタログで1件あたりの購入単価が低下傾向となったことや、化粧品の売上高が前年同期をわずかに下回ったことなどから、前年同期比12・1%減の88億6700万円となった。

 損益面では、化粧品事業の採算が比較的堅調に推移した一方、衣料品系カタログにおいて1件当たりの購入単価が低下し配送費などの変動比率が上昇したこと、またバーゲン商品販売の構成比が高まり売上総利益率が低下したことなどから、営業利益は同26・7%減の5億9700万円となった。

 また同社は、2010年2月期の連結業績予想(通期)を修正。売上高が190億円(予想は205億円)、営業利益が8億円、経常利益が7億5000万円、当期純利益が5億円(同4億5000万円)とした。

オルビス、中国市場に本格参入、現法設立、来年14店舗体制に

2009/10/09, , 日経産業新聞

 ポーラ・オルビスホールディングス傘下のオルビス(東京・品川)は8日、中国市場に本格参入すると発表した。現地法人を設立し、「アクアフォース」など主力スキンケアを高所得者層中心に売り込む。ショッピングセンターに出店し、2010年に14店舗体制にする計画。購買力の向上で化粧品市場の成長が見込める中国事業を強化して増収につなげる。
 このほど現地の投資会社と合弁で、海外法人「北京奥蜜思商貿」(北京市)を設立した。資本金は約4億円。
 店舗には5人程度が座れるソファを設けて、接客販売をする。油分を使わないブランドの特徴を現地の消費者に理解してもらえるようにした。扱い品目は40品目で、中心価格は日本よりも約6割高い5000円前後。
 今後は電話やインターネットによる通信販売も始め、10年度の売上高は4億円(国内売上高は約500億円)を目指す。
 同社は6月から試験的に北京市内に2店舗を出店。販売好調のため、本格展開に踏み切ることにした。
 同社の調べでは、現在、1兆4000億円ある中国の化粧品の市場規模(出荷額ベース)は11年に2兆2600億円まで拡大する見込み。

ファンケル――アジア事業拡大を好感(注目株を斬る)

2009/10/09, , 日本経済新聞

 ファンケル株が堅調だ。8月25日に中国の販売代理店と資本提携し、アジアの化粧品事業を広げると発表したことが買い材料。中国や東南アジアでの業績拡大に対する期待感から、国内外の機関投資家の買いで10月7日には1495円の年初来高値を付けた。
 同社は9月に代理店のファンタスティックナチュラルコスメティクス(FNL)など2社の株式のそれぞれ40%を、合計約98億円で取得した。2社を連結対象とすることで、2010年3月期は売上高が76億円、営業利益が12億円上乗せされる見通しだ。
 同社では11年3月期以降も、中国や香港を中心としたアジア地域での事業が順調に拡大するとみている。野村証券は目標株価を1700円と設定。「ファンケルの商品は中国で人気が高く、国内のニッチ企業から、アジアの成長銘柄へと前向きな評価になった」(繁村京一郎シニアアナリスト)と強気の見方だ。
 ただ、競争激化で栄養補助食品事業が伸び悩んでいるほか、黒字転換を目指す発芽玄米事業も苦戦が続いている。予想株価収益率(PER)は28倍と、業界上位のユニ・チャームと同水準で、指標面からの割安感は乏しい。株式取得発表から年初来高値までの上昇率は3割近く。26週移動平均からの乖離(かいり)率は21%と、株価の割高感を指摘する声もある。

2009年10月8日木曜日

2008年機能性化粧品市場、0・1%増の1兆6857億円

 総合マーケティングビジネスの富士経済は10月7日、モイスチャー、アンチエイジング、ホワイトニングなどの機能を訴求した「機能性化粧品」の国内市場を調査し、その結果を報告書「機能性化粧品マーケティング要覧 2009」にまとめた。

 景気後退の影響で高価格帯ブランド・製品の需要減少や、BBクリーム、マルチパーパスクリームなどオールインワンタイプ製品への需要シフトにより購入個数は減少し、化粧品市場は縮小。

 2008年の機能性化粧品市場は、スキンケアとベースメイクのアンチエイジングやヘアケアのダメージケアなどが堅調に実績を上げたことが市場を下支えし、前年比0・1%増の1兆6857億円となった。

 2009年は、景気後退や夏季の天候不順によって、機能性化粧品市場も同0・4%減の1兆6788億円と見込んでいる。

 カテゴリー別では、2008年のスキンケア市場は同0・2%減の9932億円、ヘアケアは同0・5%増の2933億円、ベースメイクは同0・2%増の2882億円、ボディケアは同0・5%増の1110億円。

 2009年のスキンケア市場は同0・3%減の9903億円、ヘアケアは同0・2%減の2928億円、ベースメイクは同0・7%減の2861億円、ボディケアは同1・3%減の1096億円を見込んでいる。

ファンケル 高知女子大などと証明 メタボ対策に発芽玄米有効

2009/10/08, , business-i

 ファンケルは7日、発芽玄米に含まれる成分が肥満や動脈硬化を予防する機能を持ち、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策に役立つことを証明したと発表した。太りにくい体質づくりに役立つとみて、食品やサプリメントの開発につなげたい考えだ。
 同社では発芽玄米に含まれる成分「発芽米ステロール配糖体(PSG)」の機能を調べるため、高知女子大学、米ジョージア医科大学と共同で実験を実施した。実験では、あらかじめ太らせたマウスを、脂肪の多い餌を与え続けるグループとPSGを加えて与えるグループとに分け、2カ月後の状態を調べた。
 その結果、PSGを摂取したマウスは脂肪の多い餌のみを食べたマウスに比べ、体脂肪の量が35%少なかったほか、動脈硬化を防ぐ酵素の働きが活発なことが分かった。血糖値や中性脂肪の値も少なかったという。
 こうしたことから同社では、脂っこい食事をとった場合でも「PSGを組み合わせれば、太りにくい体質づくりにつながり、肥満を抑制できる」としている。
 これまでは、発芽玄米の摂取が肥満抑制に役立ち、PSGが関与している可能性があることは分かっていたものの、具体的な証明に至っていなかった。研究成果の詳細は9日、静岡県浜松市で行われる第30回日本肥満学会で発表する予定だ。

イマージュ3~8月、店舗事業撤退し、最終黒字に転換

2009/10/08, , 日本経済新聞

 イマージュホールディングスは7日、2009年3~8月期の連結決算を発表した。最終損益は3億7000万円の黒字(前年同期は17億3600万円の赤字)に転換した。赤字事業だった店舗事業からの撤退と同時に、カタログの配布数を絞り込むことで利益を確保した。
 売上高は28%減の90億8400万円。店舗事業からの撤退とカタログ配布数の絞り込みにより、売上高が減少した。また個人消費の不振で、一回の注文による売上単価が下落しているという。
 同日、10年2月通期の連結業績予想も修正した。純利益は従来予想より5000万円増の5億円を見込む。店舗事業の譲渡で生じる追加損失のおそれがなくなったためだという。売上高は従来予想より15億円減の190億円を見込む

ネット通販独り勝ちと店舗小売業のあいだ

2009/10/08, , ダイヤモンドオンライン

 (社)日本通信販売協会(JADMA)の推計による2008年度の通信販売の市場規模は対前年度比6.7%増の4兆1400億円。この数値は8月21日に発表されたが、当協会の事務局に何人かの方々から意見や質問をもらった。中でも多かったのが6月26日に日本経済新聞が発表した「通販市場は8兆円を超え、コンビニ・百貨店を超えた」という記事の数値とあまりにも格差があるのではないか、ということであった。
 この2つの調査の数値の格差は、もちろん推計方法による違いにある。
 JADMAの場合は、会員社(調査時点で489社)の数値に、非会員社で売上数値が公表、あるいは推計されている企業、約100社を加えたものを通販市場として推計している。
 これに対して、日経新聞は野村総研とJADMAの発表数値をもとに作成している、とされている。その基となっている野村総研の調査は「IT主要5市場の分析と規模予測」(2008年12月15日発表)であり、その中の消費者向け電子市場規模が基礎となる数値で08年度は6兆2255億円となっている。
 ただこの数値は、推計値でサービス販売、つまりチケット関係が含まれており、かなりの割合を占めていることが予想され、JADMAが物販を主とした通販市場を想定していることとは隔たりがあり、ネット販売市場が大きくとらえられているものと見られる。
 逆にJADMAの数値は特定できる企業の数値を加算したものであり、市場規模の推計としてはミニマムである。こうした格差は、ある面、実態把握が難しいネット販売の特性を表したものであるが、市場経済におけるネットの影響が増大することを踏まえ、今年度、経済産業省が行う予定の「消費者向け電子商取引実態調査」に期待を寄せるところである。
 いずれにせよ小売業界の中で、通信販売市場がインターネットを牽引役として成長を続けていることは事実であり、極端に言うならば「ネット通販の独り勝ち」のような状況でもある。
 今一度、流通、小売市場におけるインターネットの価値を考えてみたい。
 JADMAが設立されたのが1983年、このあたりが通販業界としてのスタートである、とするならば日本の通販市場は4半世紀を過ぎたところである。メディアが店舗でありコミュニケーションツールでもあるところから、新聞、TV等のマス媒体をはじめさまざまなメディアで通販は行われた。そしてカタログやダイレクトメールといった自社媒体展開により、存在価値を高めていったが、インターネットの登場の以前と以後とでは購買行動を大きく変えたことに注目したい。
 筆者が考えるには、インターネット以前の紙、あるいはTVといった媒体はリアルな店舗の延長であったのではないか、ということだ。ところがインターネットは無限大なバーチャル空間という、まったく別次元の中に商店街がつくられ、利用者は「検索」あるいは「口コミ」といったまったくこれまでにない商品選択方法による新たな購買チャネルが創造された。
 また別の視点から見るとリアル店舗、そしてカタログ等の通販と比較してネット通販は利用者サイドに立った小売モデルであることだろう。前述した店舗ごと、通販企業ごとの選択肢という限定された状況からさまざまな切り口による商品選択は、購買方法での「革命」とも言えるものである。
 携帯電話通販が10%を超える
 JADMAの「全国通信販売利用実態調査」を見ると、よりいっそう、ネット通販の浸透が進んでいることがわかる。「通販利用者がどの媒体を利用したか」という調査結果をみると、05年度まではカタログが最も利用割合が高かったが、06年度にネットが第1位となって以降も増加が続き、08年までの3年間で9ポイント増加し、08年では過半数を超えている。
 今、通販市場で最も利用されている媒体は「ネット」である。そして、さらに注目されるのは携帯電話による通販利用者が08年は10%を超えたことである。
 この背景には、仕事等でPC(パソコン)を使わない限り「通常の生活の中ではネット利用は携帯」という実態がある。携帯機器の進化、パケット通信定額制加入者の増加により、今後、ネットはその利用スタイルに応じて、使い分けられていくことが考えられる。
 一方、他のネット以外の媒体は衰退していくのか、という視点から見ると、それは非現実的であろう。媒体、という視点から見たとき、年代、利用する商品、メディアに対するロイヤルティ、利便性等で利用者は使い分けることが自然であることから見ても他の媒体も一定の存在感は継続されていくものである。重要なことは「ネットが先にありき」ではない、ということだ。楽天市場でも、利益を出している出展者は一部であり、その他の多くは比較対象のための出展者である。顧客が購入するのは「よりよい商品。そしてリーズナブル」であることは小売業の普遍の命題である。さらにキラープロダクトを持つ通販企業の優位性は、最近の成長率が高い事業者を見れば明らかであり、ネットオンリーでないことも明白である。
 新たな通販事業モデルの可能性
 米国と日本の通販市場の違いは、その発展過程の違いにある。通販の先駆者シアーズが、その後、百貨店に進出し小売業界のトップに君臨し、さらには市場成長が止まった中でマスマーケティングの限界が叫ばれ、ダイレクトマーケティングに対する理解が深まった。
 それに比べると、日本の場合、長く小売市場の中のニッチな存在としてあったことが、いわば「店舗、先にありき」または「店舗の下に見る」というような思考が続いた。
 このことは小売業のみならず、大手企業全般の通販、あるいはダイレクトマーケティングに対する理解不足を招く結果となった。現在、通販市場は通販専業社に加えて、単品通販企業、第1次・2次産業、大手メーカー、と事業者の裾野が広がり、業界的なくくりかたではなく、手法として見ることが自然となっている。今後の通販事業の動向で注目されるのは、店舗を主体とする大手小売流通企業の通販事業の取り組みである。さまざまな小規模企業、あるいは地方の製造業、個人商店は楽天市場に代表されるモールが認知されることにより、参入することが容易となった。
 そしてネットモールにより、前述のごとく利用者は利便性を享受した。この利用動機のコアは「商品の選択性の拡大」である。しかし、その魅力が確保されつつ、なじみのある店舗の利便性も付加されたら、新たな通販事業モデルが創られていくのではないだろうか。
 現在、話題のネットスーパーは、通販というより「店舗の付帯サービス」であるが、それがさらに進化してく可能性はあるのだろうか。筆者は商品ニッチ型の通販の限界をかねがね提唱してきたが、これには反して、新たなビジネスモデルを構築した企業、つまりアマゾンやアスクルが日本の通販企業のトップ1、2位であることは重要なことである。
 店舗、あるいは業態を超え、顧客にとっての付加価値が訴求できる小売業が支持される時代となった今、店舗主体の小売業が通販事業を考えるべきであることを痛切に感ずる。

イマージュHD、6年ぶりに黒字/8月中間決算

イマージュホールディングスは7日、2009年8月中間決算を発表した。業績不振だった店舗販売事業の整理により純利益が3億7千万円(前年同期純損益17億3600万円の赤字)となり、6年ぶりの黒字に回復した。

 当期(3〜8月)の連結業績は売上高90億8400万円(前年同期比27・9%減)、経常利益3億5600万円(同経常損益4億3500万円の赤字)。中間配当金は無配。

 主力の通信販売事業は、消費低迷で注文単価が前年より低下したが、衣料品、化粧品ともにおおむね計画通り推移した。

 併せて、通期の連結業績予想を修正した。修正後の連結業績予想は売上高190億円(7月7日発表時予想比7・3%減)、経常利益7億5千万円(同予想と同じ)、純利益5億円(同11・1%増)。採算性を重視し、経費効率の悪い顧客へのカタログ送付をやめるため、売上高は予想よりも減少する見込み。

通販でも衣料品は不振、イマジュH株が半年ぶり下落率−売上高減額

  10月8日(ブルームバーグ):通信販売が主力のイマージュホールディングス株が一時前日比9.2%安の227円と、変わらずを挟み13営業日ぶりに急反落。日中の下落率としては4月28日(20%)以来、半年ぶりの大きさを記録した。衣料品通販が振るわず、通期売上高を下方修正したことを受けた。
  イマジュHは7日、今期(2010年2月期)の連結業績予想を修正した。売上高は、従来予想を15億円下回る前期比27%減の190億円。衣料品系で、販売促進経費効率の悪い顧客層へのカタログ送付を取り止めるほか、秋冬シーズン物の立ち上がりの弱さが理由だ。
  一方、化粧品販売の堅調、販売効率の高いインターネット通販に注力するなどコスト効率の改善で、最終損益は従来予想比5000万円上積みし、5億円の黒字(前期は28億円の赤字)を見込む。
  イマジュHで総務・経理グループを統括する明賀正一取締役によると、個人消費を取り巻く環境の悪化が続いていることを背景に、「衣料系では注文自体の落ち込みに加え、1回の注文による売上単価も下落傾向にある」という。
  3−8月期で同社の売上高の65%程度を占める衣料品販売の復調に向けては、「経済環境の厳しさを考えると、独自での回復は厳しい状況。外部企業との提携による販路拡大を模索している段階」と、明賀氏は話していた。

2009年10月7日水曜日

フェリシモ、営業利益53%減の9億円…第2四半期決算

 フェリシモが10月5日に発表した2010年2月期第2四半期決算短信によると、売上高は前年同期比10・8%減の237億4500万円、営業利益は同53・0%減の9億5300万円、経常利益は同52・7%減の9億9500万円、当期利益は同68・2%減の3億5300万円となった。

 長期継続顧客からの受注は比較的安定していたものの、新規顧客と購入履歴の浅い顧客の定着率低下により全体顧客数が減少。前年との対比で顧客単価も低下した。各事業ブランドについては、当初の計画通り「kraso」「ecolor」など生活雑貨ブランドの売上高が前年同期を上回ったが、「iedit」「ano:ne」「haco・」「SUNNY CLOUDS」など衣料品ブランドは売り上げが減少した。

 また、同社は7月3日に発表した2010年2月期の業績予想(連結・個別)を修正。連結では、売上高が508億3900万円(前回554億600万円)、営業利益が21億8400万円(同37億3200万円)、経常利益は23億9300万円(同38億6500万円)に修正した。

 個別では、売上高が505億1500万円(同550億100万円)、営業利益は21億8700万円(同37億1000万円)、経常利益は23億9800万円(同38億3500万円)に修正した。

セシール、9月売上高3%増…秋冬カタログの受注が順調

 セシールが10月6日に発表した9月の月次売上速報によると、売上高は前年同月比3・6%増の45億1000万円となった。

 本格的な秋冬シーズンの到来とともに、秋冬カタログの受注も順調に推移した。

 内訳をみると、アウターウェアの売上高は同0・5%減の15億2400万円、うち婦人外着は同2・2%増の10億7500万円、紳士・子供外着は同6・5%減の4億4800万円。

 インナーウェアは同12・1%増の10億100万円、うち婦人下着類は同16・7%増の7億9000万円、紳士・子供下着類は同2・3%減の2億1000万円。レッグニットは同1・9%減の2億300万円。

 ファッショングッズなどは同6・8%増の4億2400万円。ライフグッズは同8・7%増の10億9900万円、うち寝装・インテリアは同13・1%増の6億4800万円、生活趣味用品などは同3・2%増の4億5100万円だった。

ドクターシーラボ、販路別に専用化粧品、カタログ通販テコ入れ、競争激化に備え

2009/10/07, , 日経産業新聞

 中堅化粧品メーカーのドクターシーラボは主力ブランドで販路別の専用商品を投入する。第1弾として、カタログ通販向けに従来品よりも毛穴を引き締める効果を高めた保湿ジェルを投入。ドラッグストア向けには値ごろ感のあるスキンケア品を提供する。同社の売上高の半分は電話・インターネット通販が占めており、新たな販路を本格開拓し、売り上げ拡大につなげる。
 同社はカタログ通販最大手の千趣会を通じて、「ドクターシーラボ」ブランドの保湿ジェル「アクアコラーゲンゲル ポアホワイトリフト」の販売を開始。この保湿ジェルは化粧水と乳液の機能を併せ持つ主力商品に、毛穴を引き締める働きのある成分を加えた。加齢による肌のゆるみを抑える効果があるため、主に中高年女性の需要を掘り起こす。希望小売価格は8190円。
 同社は2004年にカタログ通販事業を始めたが、主力の電話・ネット通販に比べ販売が伸び悩んでいるため、一定の顧客に的を絞った専用商品の投入でテコ入れする。カタログ通販の提携先も増やしており、09年度にはカタログ通販による売上高を08年度に比べ約2倍の5億円に引き上げる計画だ。
 10年夏をめどに、ドラッグストアでの販売に限定した保湿クリームなど数品目を投入する予定。新商品の平均価格は従来品より1~2割程度安い5000円前後に設定する見込み。ドラッグストアで値ごろな商品への需要が高まっていることに対応する。
 国内の化粧品市場が成熟するなか、電話・ネットによる化粧品の通販事業は拡大傾向にある。大手化粧品メーカーが業績悪化に見舞われる一方、ドクターシーラボは08年度の連結売上高を約2割増の258億円に伸ばした。ただ、将来は電話・ネット通販事業に多くの化粧品メーカーが参入する可能性が高いと判断。競争激化に備え、販路開拓を本格化する。

アスクル環境マネジメント統括部長亀井一行氏(エコ経営ポイントを聞く)

2009/10/07, , 日経産業新聞

 環境負荷の軽減策は  商品調達・配送 両輪で
 オフィス用品通販最大手のアスクルが環境対応で新機軸を打ち出している。9月から梱包材の再利用を拡大しているほか、取引先の環境負荷についての調査も始めた。メーカーと商品を購入企業を仲介するという立場を生かし、上流・下流を巻き込んで環境負荷の軽減をめざす。亀井一行・環境マネジメント統括部長に聞いた。
 ――自社流通システムを「エコプラットフォーム」と呼ぶ。その意味は。
 「従来はIT(情報技術)を使い、企業が業務の効率化や在庫の適正化ができるeプラットフォームと呼んでいた。2年前から環境の視点を加え進化させてきた。自社では事業所の二酸化炭素(CO2)を2012年5月期に30%削減をめざすが、当社は製造業と消費者の意見を聞ける中間的な存在。これら影響の及ぶ範囲まで広げて環境負荷を減らそうと考えている」
 「具体的には商品そのものと配送の2つの面がある。商品では(メーカーである)サプライヤーと一緒に負荷を減らすため、環境負荷の『見える化』の調査を始めた。配送では(購入企業から梱包材を回収し再利用する)『エコターン配送』を広げる。当社は物流子会社を持つため(商品を届ける動脈物流だけでなく)静脈物流もできる」
 ――9月からエコターン配送の対象を広げた。
 「東京23区と横浜市、川崎市のネットで注文する企業では99%が切り替わった。段ボールなど資材投入量は年間1200トンと全体の7分の1を減らせ、CO2では700トンの削減になる。オフィスのゴミも減らせる。今後は大阪、名古屋にも広げる予定だ」
 ――サプライヤーの協力をどう得る。
 「9月から約530社を対象にアンケート調査を始めた。出荷場所、トラックの大きさ、配送ルートを調べる。商品重量をもとに調達で出るCO2を算出する。当社からの配送で出るCO2は4500~5千トンで、調達もこれに匹敵する大きさになるだろう」
 「10月末にデータ化を終え、対策を練る。名古屋の企業の商品が当社の大阪のセンターを経て、再び名古屋に届いているようなケースもあるかもしれない。当社の発注・需要予測システムを使い、商品を集約する拠点の開設などを通じてCO2を削減する。サプライヤーにとってもCO2と物流コストを減らせる利点がある」
 ――環境負荷を物差しにした企業選別につながる可能性はないか。
 「協力して環境負荷を減らすのが大前提で、アンケートを選定基準にしないと明言している。将来は価格や品質で見積もりを出しているように、環境負荷が商品を選ぶ際の1つの要素になることはありうる。自社で扱う商品全体でCO2削減などの数値目標を設けることも考えている」
 ――流通業で取引先への環境負荷軽減の働きかけは珍しい。アスクルの強みは。
 「顧客にアスクルの商品は環境負荷が少ないというイメージを持ってもらう有効な手段。うまく行けば発注から製造、配送までの仕組みを効率化し、コストにも反映できる。これまでネットを使い商品を安く供給してきたが、エコ(経済性)に新しいエコ(環境)の観点を加え両立させる」
ここが課題
サプライヤーの協力カギ
 京都議定書の温暖化ガス削減の基準年である1990年以降、国内で起きた1つの潮流が流通業の集約と大型化。2000年代にはネットを活用するアスクルのような企業も成長してきた。“メガ流通”は圧倒的な購買力を生かし製造業に対し価格支配力を持ってきた。価格の次の焦点は「環境配慮」となる可能性もある。
 90年比で温暖化ガスが増えている運輸やオフィスはアスクルとも関係が深い。商流・物流を握る通販会社の立場を生かしCO2削減に動く同社の活動はユニークだ。当面は川上に当たる製造業の協力が得られるかどうかが課題となる。

2009年10月6日火曜日

ニッセンの9月売上高3%減、秋カタログ好調も単価低下が影響

 ニッセンホールディングスは、9月の業績概況を発表した。

 9月の通販事業の単体売上高は、前年同月比3・7%減、うちインターネット経由の売上高は同0・2%増だった。購入客数は同2・4%減、うち新規客数は6・3%増。1客当たりの購入単価は2・4%減となった。

 一般消費者の生活防衛意識が引き続き高まっているなか、9月に入り気温が低下し始めたことにより、8月から発行を開始した秋号カタログの注文が順調に伸長。一方で、1点当たりの商品単価が前年を下回ったことや、一部の商品において出荷の滞留が発生したことなどにより、売り上げが減少した。

ニッセン、コンテンツ最適化ツール「Omniture Test&Target」導入

2009/10/06, , 日経ネットマーケティング

 通販大手のニッセンは、Webサイトのコンテンツ最適化ツールとして「Omniture Test&Target」を導入した。マーケティング担当者がシステム部門に頼らずサイトの表示内容を切り替え、変更前と後で利用者の反応の変化をみるA/Bテストなどを実施できる。同ツールを販売するソフトバンク・テクノロジーが10月6日に発表した。
 Test&Targetは、コンテンツ追加/変更時に必要な仮説検証作業の時間やコスト短縮に重点を置いたツール。簡素なインタフェースからWebページ内の指定個所にコンテンツを登録し、表示を切り替えるルールを指定して、短時間でA/Bテストを実施できる。また詳細な表示切り替えルールを設定し、サイト利用者の属性ごとにランディングページ最適化(LPO)を行える。
 ニッセンは併せてサイト解析ツール「Omniture SiteCatalyst」も導入した。これまで複数のシステムから複数のプロセスを通して行っていた分析作業を統合し、時間短縮を図る。
 またTest&TargetとSiteCatalystを併用することで、例えば「サイト訪問回数が2回目以降の利用者が閲覧しているページを特定し、売上貢献が最も高いバナーを表示する」といったコンテンツ最適化に対応する。これにより仮説立案、テスト、分析、ターゲティングという管理サイクルを早める。

CM サイト、千趣会(ベルメゾン)と提携

2009/10/06, , japan.internet.com

 オンラインの「CM サイト」を運営する CM サイトは2009年10月1日、千趣会と提携、CM サイトが発行する「CMポイント」を、千趣会が発行する「ベルメゾン・ポイント」に交換するサービスを開始した。
 CM サイトの会員数は約220万人で、約900社の広告主に対し、延べ約4,400本のインターネット CM を制作・配信している。
 ベルメゾン・ポイントへの交換開始で、CM サイト会員のロイヤリティ向上と顧客価値の拡大を図る意向。

2009年10月5日月曜日

ZOZOTOWN、優先購入などの新プレミアム会員サービス開始

 スタートトゥデイは10月1日、同社が運営するインターネット上のリゾート「ZOZORESORT」内のショッピングサイト「ZOZOTOWN」にて、新プレミアム会員サービス「ZOZOPREMIUM」を開始した。

 「ZOZOPREMIUM」は、ZOZOTOWNの商品を優先購入できるFast Ticket(TM)の配布や、予約商品のポイント5%還元、セールに最優先で招待するなどの各種特典サービスが、月額315円(税込)で利用できる有料サービス。

 以前よりFast Ticketやポイント還元に関して、顧客からの要望が多かったため今回の実現に至った。

2009年10月3日土曜日

アウトレット商品通販、スクロール360がサイト、ブログ使い販促

2009/10/03, , 日本経済新聞

 通信販売のスクロール(旧ムトウ)の子会社、スクロール360(旧ムトウマーケティングサポート、浜松市)は、セール商品を集めたアウトレット通販サイトを開設した。通販業者は割引価格や数量、商品説明を登録するだけで、販売促進はスクロール360がブログを活用し、効率的な在庫処分を支援する。
 同社にはサイトを通じた売り上げの一部が入るほか、通販業者には滞留する在庫が減り倉庫スペースの有効活用につながるメリットがある。
 アウトレット通販「ハッピーバスケット」は出荷代行の顧客向けサービス。同社によると、出荷代行から在庫処分まで一貫したサービスは珍しいという。ブログサイト「ここぷり」のブロガー約700人を活用した販促イベントなどを企画する。商品モニターに実際に使った感想を書き込んでもらい、実物に触れることができないネット通販の弱点を補う。
 1年後をメドに30社1500品目の商品を取り扱う計画で、サイト販売額5000万円を目指す。

DHC、アマガサ株を買い増し

2009/10/03, , 日本経済新聞

 化粧品通販大手のディーエイチシー(東京・港)の吉田嘉明会長が、婦人靴の企画・販売を手がけるアマガサ株式を買い増したことが2日、明らかになった。吉田会長が関東財務局に提出した大量保有報告書によると、保有比率は発行済み株式の7・98%から14・56%に上昇した。アマガサは「大量保有報告書の発行済み株式数の記載に誤りがあり、保有比率は13・65%となるのではないか」と指摘している。

2009年10月1日木曜日

スクロール360、アウトレットサイトの運営開始…在庫処分を効率化

 ムトウの子会社であるムトウマーケティングサポート(10月1日にスクロール360に社名変更)は9月28日、通販事業者の悩み解決サービスとして、在庫処分機能を有する、アウトレットサイト「Happy Basket」の運営を10月1日より開始すると発表した。

 「Happy Basket」は、“出荷代行を行う物流会社が在庫処分までサポートする”という、他社にはないビジネスモデルで展開。通販事業者にとっては、手間をかけずに効率的な在庫処分が可能となる。また、スクロール360も、倉庫スペースの有効活用を図ることができる。

 運用はアフィリエイト(成果報酬型広告)を取り入れ、クライアントは通常のアフィリエイト運営と同様、アフィリエイトサービスプロバイダに契約し、商品情報をアップロードする仕組み。同サイトへの商品登録や、集客・販売促進はすべてスクロール360が対応する。

■「Happy Basket」(http://www.happy-basket.jp/)

モノタロウ、工具2万点値下げ、通販商品、平均で5%

2009/10/01, , 日経産業新聞

 MonotaRO(モノタロウ)は10月4日に発刊する工具通販カタログの掲載商品の7分の1にあたる2万点で値下げを実施すると発表した。下げ幅は平均で5%程度で、最大で5割以上割り引く商品もある。小企業向けの売り上げが半分を占めるため、低価格品の販売に力を入れる。
 研磨紙は1割下げ、税抜き1770円で販売する。切削工具のエンドミルは2割引きの940円にした。農機具を移動させるのに使う橋渡しも3割引き下げ9万5600円で販売する。「工具・生産加工用品」や「自動車・トラック用品」などジャンルごとに5冊に分けて見やすくした。

靴通販のヒラキ、低価格の保温肌着投入

2009/10/01, , 日本経済新聞

 靴の通信販売大手、ヒラキは30日、保温肌着の販売を10月から始めると発表した。キャミソールやスパッツなど10品目を商品化し、いずれも714円と通常よりも低価格に設定した。一般的な商品より1~5割安い水準という。保温性の高い肌着市場が急拡大しているのに着目。低価格を前面に出して売り込む。
 商品は、韓国の繊維メーカーと共同開発した。汗など体から発散される水分を吸収し、熱を発生させる特殊な生地を使い、保温する。消臭や静電気防止効果なども持たせた。日本紡績検査協会の検査では、この素材は通常、保温性の肌着に使われている素材より約2度、保温効果が高かった。
 扱う商品は女性向けの八分袖シャツや、タートルネックシャツ、男性向けの半袖シャツやタイツなど。10月からインターネットやヒラキの店舗で販売する。今冬に計50万着の売り上げを見込む。

2009年9月30日水曜日

スクロール360の物流センター、磐田に完成…EC出荷代行専用

ムトウの子会社であるムトウマーケティングサポートは9月28日、10月1日にスクロール360に社名変更し、通販サポート力の抜本的な強化を進めると発表した。

 前回発表した次世代型ECシステム「Xspeecs(クロススピークス)」の提供に続き、第2弾として、同社が活用するEC出荷代行専用の物流センター「スクロール ロジスティクス センター磐田」(延べ床面積8000坪)が静岡県磐田市に完成した。EC出荷代行専用物流センターとは、EC(電子商取引)事業を行う通販事業者の商品出荷業務の代行サービスを専門にする物流センターのこと。

 「スクロール ロジスティクス センター磐田」では、これまで本業の通販で培ったノウハウを基にした物流技術や設備、精度の高い在庫管理システムなどを備え、迅速・丁寧・正確な保管・出荷が可能となる。

 同社は、営業上のインフラを最大限活用し、3年後の出荷金額1000億円を目指し、業容拡大と内部の管理体制を図っていく。

千趣会(ベルメゾン)、ペットファースト渋谷店――流行に敏感な若者開拓(戦略拠点あすを拓く)

2009/09/30, , 日経MJ(流通新聞)

 通販大手の千趣会は6月、ペット用品店「ペットファースト」の新店舗を東京・渋谷に開業した。これで全国10店舗体制となった。これまで郊外や地方店舗が多かったが、富裕層や流行に敏感な若者が集まる渋谷への進出を果たした。主力の衣料品や家具が消費不況の影響を受けているが、少子高齢化の現在、成長分野のペット用品事業を拡大する。
 渋谷の中心街の奥にある東急ハンズ渋谷店の6階。色とりどりの衣類やドッグフード、マッサージ器具が並ぶ店内は、週末ともなると夫婦連れから若いカップルまで大勢の客でにぎわう。「高級住宅地を近くに抱え、ファッションに関心の高い若者も多い渋谷には念願の出店になる」。千趣会の事業子会社ペットファースト(川崎市)の山本信一郎常務は話す。
 渋谷店の榊原久浩店長は「品質へのこだわりは渋谷店の顧客が全国一」と説明する。渋谷店の客が1回の来店で使う金額は2500円ほどで他店に比べて1~2割高いという。
 千趣会は2007年にペット用品店運営のエムケースエマツから事業を買収。「カタログ通販大手として女性顧客を多く抱えており、女性が好む新分野を開拓しようとした」(山本常務)
 ペットファーストの売上高は現在、実店舗とネット通販を合わせて年間15億円。一方でペット関連市場は生き物から用品、サービスなどを含めると1兆円規模になるという。少子高齢化が進む中、子育てを終えた夫婦や癒やしを求める若者から人気を集めていることもあり、事業の一段の成長を見込む。
 とりわけ渋谷への出店をきっかけに新規顧客をつかみたい考えだ。ファッション性の高い商品をそろえることで、50~60代の常連に加えてより若い世代の顧客も取り込む。外出時にペットを運ぶキャリーバッグはピンクや水玉模様の商品を前面に並べている。犬の鳴き声を人間の言葉に翻訳するタカラトミーの「バウリンガルボイス」など話題の商品もそろえる。
 渋谷店のもうひとつの特徴は猫の飼育に使う商品の品ぞろえを充実させていること。特に首輪は100種類をそろえ、花柄や水玉、リボンやフリルを付けたものをそろえている。水鳥の羽根でできた猫じゃらしのほか、猫好きの人のために猫のぬいぐるみやマグカップも置く。猫関連用品は店舗入り口の見えやすい棚に陳列している。「これまでの店舗からの変化を示して新しい顧客層をつかみたい」(榊原店長)と説明する。
 これらの施策が当たり、渋谷店は開店から予想を上回るペースで売り上げを伸ばしている。都心店舗のモデルケースとして出足は快調だ。山本常務は「店舗の顧客を通販サイトに誘導するほか、家具と合わせたライフスタイルの提案もしたい」と次なる一手に意欲を見せている。
ペットファースト渋谷店の概要
▽開   業 2009年6月25日
▽所 在 地 東京都渋谷区宇田川12―18
       東急ハンズ渋谷店6階Cフロア 
▽売り場面積 66平方メートル
▽ポイント
 (1)富裕層と若者が集まる東京・渋谷への出店で顧客層を拡大。
 (2)リボン付きの首輪やピンクのキャリーバッグなどファッション性の高い商品を用意。
 (3)猫の飼育に使う商品の品ぞろえを強化。首輪だけで100種類に及ぶ。

2009年9月29日火曜日

ムトウ、通販業者用に在庫処分機能付きアウトレットサイト開設

2009/09/29, , 流通NEWS

 ムトウの子会社ムトウマーケティングサポート(新社名:スクロール360、10月1日変更)は、通販業者の悩み解決サービスとして、在庫処分機能を有するアウトレットサイト「Happy Basket(ハッピーバスケット)」の運営を開始する。
 ハッピーバスケットは、出荷代行を行う物流会社が在庫処分までサポートする、他社にはないビジネスモデルで、手間をかけずに効率的な在庫処分が可能となる。
 ハッピーバスケットの運用はアフィリエイト(成果報酬型広告)を取り入れ、クライアントは通常のアフィリエイト運営と同様、アフィリエイトサービスプロバイダに契約し、商品情報をアップロードすれば、サイトへの商品登録、集客・販売促進はすべてスクロール360が対応する。
 同社では、倉庫スペースの有効活用が図られため、共に効率経営が実現できる営業メニューとなる。
 先に発表した次世代型ECシステム「Xspeecs(クロススピークス)」の提供とEC出荷代行専用物流センター「スクロールロジスティクスセンター磐田」の完成に続く、第3の営業メニューとなり、プロモーション、システム、フルフィルメントと360度サポートするメニューがさらに充実する。

ムトウ、通販支援サービス拡充、静岡・磐田の新物流拠点稼働

2009/09/29, , 日本経済新聞

 通信販売のムトウは、法人向けの通販支援サービスを拡充する。28日に磐田市で新しい物流センターを稼働し、出荷代行業務を拡大。インターネット通販サイトの構築支援では、同社子会社が大日本印刷と業務提携し、新規顧客の獲得を目指す。消費低迷で主力の個人向け通販が伸び悩むなか、通販支援サービスを強化して収益の安定につなげる。
 新物流センターの延べ床面積は約2万7000平方メートル。出荷代行業務の需要拡大で、既存の浜松市の物流センターは手狭となった。今後、営業を強化し、現在約120社ある出荷代行業務の顧客を1・5倍に増やす。
 大日本印刷と提携したのは、子会社のムトウマーケティングサポート(MMS)。大日本印刷が通販関連のコンサルティングを得意とする一方、MMSは決済システムの構築などネット通販の実務に強く、相乗効果が見込めると判断した。通販事業計画のコンサルからサイト構築まで、両社が一貫して支援する。
 ムトウの2009年4~6月期連結売上高は、出荷代行業務など「ソリューション事業」が前年同期比2・5%増の15億400万円だが、主力の通販事業は5・7%減の132億7000万円。比較的堅調なソリューション事業を強化し、収益力を高める。

消費者が選ぶ通販「ブランド力」、トップは楽天、後を追うアマゾンも大幅な伸び

2009/09/24, , EnterpriseZine

 日経リサーチが「消費者が選ぶ通販会社ブランド力ランキングTOP10」を発表している。
 本リサーチは、全国の消費者に測定した550社の中から、通販会社のみを抽出したブランド力(PQ)を元にスコアを算出。PQ(PerceptionQuotient)とは、測定企業550社の平均を500とした、「自分必要度」「独自性」「愛着度」「ブランドプレミアム」「推奨意向」の5つの項目からなるブランド力の偏差値のようなもの。
 第1位に輝いたのは、ネット通販最大手の楽天。同社は今年2月に会員数が5000万人を突破するなど、ネット通販の牽引役として成長を続けている。日経リサーチでは、「経済状況の悪化により節約志向の消費者が外出を控える中で、手軽に利用でき、価格の比較が容易な点が消費者ニーズと合致したことも追い風となっている」と分析している。
 通販会社の中で2位を獲得したアマゾンは、ブランド力(PQ)を構成する「自分必要度」「独自性」「愛着度」「ブランドプレミアム」「推奨意向」の5つの項目全てにおいて前年と比べ、5ポイント前後スコアを伸ばした。その結果、ブランド力(PQ)も41ポイント上昇し、【楽天】との差を縮めている。
 そのほかの結果は下記の通り
・消費者が選ぶ通販会社ブランド力(PQ)ランキング
第1位 楽天                 660(628)
第2位 アマゾンジャパン               629(588)
第3位 ジャパネットたかた          478(488)
第4位 千趣会(ベルメゾン)                442(447)
第5位 ニッセン               423(413)
第6位 アスクル               415(405)
第7位 一休                 367(347)
第8位 カウネット              348(331)
第9位 ベルーナ               346(338)
第10位 シャルレ               328(319)

◆第1位はネット通販最大手の【楽天】
 ネット通販最大手の【楽天】が通販会社の中で1位を獲得しました。
同社は今年2月に会員数が5000万人を突破するなど、ネット通販の牽引役として成長を続けています。特に昨今では、経済状況の悪化により節約志向の消費者が外出を控える中で、手軽に利用でき、価格の比較が容易な点が消費者ニーズと合致したことも追い風となっているようです。
 まず、【楽天】のブランド力(PQ)を構成する項目をみてみると「自分必要度(自分にとって必要と感じるか)」や「愛着度(愛着を感じるか)」が特に高くなっています。実際に、【楽天】の強みは、サービスの使いやすさだけでなく、傘下にある旅行事業や証券会社など生活にまつわるサービスを幅広く提供していることがあげられます。更に、それらのサービスにおいて楽天スーパーポイントを共通して利用できるため、利便性が高く、生活者にとって欠かせない存在となっていることが推測されます。
 調査結果でも、バリュードライバー(魅力点)をみると、「会員サービス・ポイントカード」を筆頭に、「ホームページのデザイン・使いやすさ」や商品・サービスについて「品揃え・ラインナップ」、「利便性・使いやすさ」が通販会社の中で最も高く評価されています。

◆【アマゾン】が躍進し、首位【楽天】との差を縮める
 通販会社の中で2位を獲得した【アマゾン】は、ブランド力(PQ)を構成する「自分必要度」「独自性」「愛着度」「ブランドプレミアム」「推奨意向」の5つの項目全てにおいて前年と比べ、5ポイント前後スコアを伸ばしました。その結果、ブランド力(PQ)も41ポイント上昇し、【楽天】との差を縮めています。

 【アマゾン】のコアイメージは「信頼性」で、品質に関するイメージ項目については楽天を大きく上回る評価を得ています。また、「革新的である」のイメージも高く、通販サービスの使い勝手の改善だけでなく、米アマゾン・ドットコムにて電子書籍の『キンドル』を発売するなど、新たな市場を開拓している面も評価されていることがうかがえます。

◆ジャパネットたかたのキーワードは「独自性」
 【ジャパネットたかた】といえば、社長の独特なキャラクターやテレビを活用した独自の販売スタイルなどを思い浮かべるかもしれません。調査結果でも、ブランド力(PQ)を構成する項目をみると、通販会社の中で「独自性」が最も高く、他社との違いが消費者から認識されていることがわかります。
 また、【ジャパネットたかた】のブランドイメージは「活気がある」や「明るい」「個性的」に加えて、「顧客ニーズへの対応に熱心である」や「経営者が優れている」などの項目が、通販会社の中では最も高くなっており、消費者が感じているこれらのイメージが【ジャパネットたかた】の独自性というキーワードにつながっているといえます。

2009年9月28日月曜日

ニッセン、ブログパーツサービス開始…商品を動画で紹介

 ニッセンは9月25日、ダウンロードをして貼り付けられるブログパーツ「ニッセンブログチャンネル」を同日より来年2月28日まで実施すると発表した。

 「ニッセンブログチャンネル」は、「Myセールスマン」と呼ばれるセールススタッフが、利用者のブログ上で、同社の商品を動画で紹介するブログパーツ。好みのMyセールスマンを選び、自分のブログに貼り付け、「番組を見る」ボタンをクリックすると、テレビショッピングのような動画が始まり、ニッセンの一押し商品を紹介する。

 動画を見た人はそのままECサイト「ニッセンのオンラインショップ」に進み、商品を購入することが可能。また、ブログのページビュー、クリック数、同社への注文によって、全国のMyセールスマンの営業成績(ブログポイント)を競い、上位のブログは「上位ブログ紹介ページ」にリンク表示される。全国ランキングは毎日更新する。

 アフィリエイトサービス「リンクシェア」のアカウント保持者は、アフィリエイトとして楽しむこともできる。

■「ニッセンブログチャンネル」(http://www.nissen.co.jp/campaign/2009year/blog/index.htm)

2009年9月25日金曜日

ベルーナ、8月売上高は26%減…カタログ事業は増減なし

ベルーナが9月17日に発表した8月の売上報告によると、連結売上高は前年同月比26・9%減となった。

 詳細をみると、衣料品・家庭用品・身の回り・趣味用品などのカタログ事業は増減なし。単品通販事業は同17・5%減、A・F事業は同38・9%減、BOT事業は同3・1%増、プロパティ事業は同91・4%減、その他事業は同13・7%減。

カタログ事業では、衣料品がエリアウェアやブラウス、メンズアパレルなどが前年を上回り同6・3%増。家庭用品は主力の家具が大幅減となったが、台所用品や生活用品は売り上げを大きく伸ばし同14・7%減。身の回り・趣味用品ではシューズやバッグ類が前年を上回り同6・7%増となった。

単品通販事業は、海外子会社2社の事業撤退に伴い売り上げがほぼ無くなった。リフレは前年を上回った。

千趣会がハーバー研究所とコラボ、コスメ商品をカタログ・ネットで発売

千趣会は9月24日、自然化粧品や栄養補助食品を販売するハーバー研究所とコラボレートし、「プラチナモイスチャーパワークレンジングミルク」を9月25日から発売すると発表した。

本品は、昨年9月に販売した「プラチナモイスチャーパワーローション」に続く、「プラチナモイスチャーパワー」シリーズの第2弾商品。ベルメゾンカタログのひとつ、コスメカタログ「コスメキューブ20号」(10月発行)での通信販売と、オンラインショッピング「ベルメゾンネット」で販売する。

 「プラチナモイスチャーパワークレンジングミルク」はエイジングケアに対応した、拭き取り・洗い流し両用タイプのミルククレンジング。スクワラン、シアバター、ダマスクバラ花ロウなどの高級オイルで構成したオイルが、メイクと素早くなじみ、ポイントメークからベースメイクまでをしっかりと落とす。

また、エイジングケアにも着目し、プラチナ(白金)ナノコロイド、真珠エキス、コラーゲンなどの美容成分を配合。潤いを保ちながら肌トラブルを解消する。容量は110g、価格は2940円(税込)。
■「ベルメゾンネット」(http://www.bellemaison.jp)

2009年9月18日金曜日

ムトウ8月売上高、6・5%減の34億円

 ムトウは9月15日、8月の売上速報を発表した。
連結での売上高は34億9000万円で前年同月比6・5%減となり、2009年4月から5カ月連続の前年同月比減となった。

千趣会の「暮らす服」、ららぽーと新三郷に出店…関東で初

千趣会は9月17日、同日開業した埼玉県三郷市の商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと新三郷」内に、関東地区初出店となるショップ「暮らす服 ららぽーと新三郷店」をオープンした。
 「暮らす服 ららぽーと新三郷店」では、ベルメゾンカタログ「私たちの暮らす服」の世界観をそのままに表現し、顧客からの要望が多かったメンズウエアの品ぞろえも充実。休日にファミリーでショッピングを楽しめることに重点を置いた店作りとなっている。
 同社は、関東地区初の店舗を注目度の高い好立地に出店することで、既存客だけでなく、新規顧客の取り入れも目指していく。売り場面積は、83・09坪。
 カタログ「私たちの暮らす服」は、ベルメゾンのファッションジャンルの中で発行部数、売上金額ともにもっとも高い基幹カタログで、婦人アウター・インナー・服飾雑貨・子供服など、生活密着型商品を豊富なサイズで構成。 またショップ「暮らす服」は、すでに関西地区を中心に9店舗を展開している。

弁当のおかずに便利な容器、千趣会(ベルメゾン)(新製品)

2009/09/18, , 日経MJ(流通新聞)

 弁当作りに役立つ「冷凍おかずサポーターズ 和えものカップセット」。
 おかずを入れるカップ(4個)と、そのカップを収納する容器(1個)のセット。いずれもシリコーン素材で、冷凍保存のほかオーブンや電子レンジでの加熱にも対応。カップに入れて冷凍しておいたおかずをカップごと加熱し、そのまま弁当に入れられる。カップ収納容器(15センチ×13センチ×高さ5センチ)を弁当箱(おかず入れ)代わりに使っても。価格は1260円。
 発売元は千趣会((電)0120・100018)。

オールアバウト、アスクルに業務コラム提供

2009/09/18, , 日経MJ(流通新聞)

 情報サイト運営のオールアバウトは、オフィス用品通販のアスクルが運営するビジネス情報サイト向けに記事などの提供を始めた。オールアバウトのサイトに掲載している労務管理などに関するコラムや質疑を転載する。アスクルはサイトのアクセス数拡大、オールアバウトは法人からの認知度向上を目指す。
 オールアバウトがコラムを他社に提供するのは初めて。提供先サイトは「アスクルお仕事サポート」で、初回は他者との話し方についてのコラム1本を掲載する。今後は月に2本ほどコラムと、関連する質問と回答を載せる予定だ。仕事の悩みを抱える企業関係者の利用を見込む。
 アスクルのサイトは主に中小企業の総務部門向けに、航空券検索など20以上のコンテンツをそろえる。今後は必要な専門家を探す機能を追加し、専門家と企業のマッチングを進める見通しだ。

ディノス「コンシェルジュ」導入、カタログ通販服選び助言、電話・メールで疑問回答

2009/09/18, , 日経MJ(流通新聞)

 電話・メールで疑問に回答
 ディノスは24日、カタログ通販の顧客に服選びの助言をする「コンシェルジュ」サービスを始める。カタログの写真では伝わりづらい生地の質感や色、サイズなどの問い合わせに、専門のオペレーターが電話とメールで答える。商品の特徴を購入前に正確に伝え、返品やトラブルを減らす狙い。きめ細かいサービスを生かして常連客の獲得にもつなげる。
 高級衣料品を扱うカタログ「ダーマ・コレクション」でコンシェルジュを設ける。衣料品販売経験者を中心に、新たな採用者を含む8人が東京・中野のディノス本社で電話対応する。通販会社はコールセンターで問い合わせに応じる場合が多く、相談専門の窓口を設けるのは珍しい。
 オペレーターは、カタログに掲載した服を手元に用意して問い合わせに対応するほか、利用者の身長や年齢、手持ちの洋服などを尋ねて服選びの助言もする。顧客から問い合わせがなくても顧客の好みに合う商品を薦めることも検討する。
 利用は無料だが、返品などが減ればサービスの費用に見合う効果があると判断した。コートやジャケットなど伸びない素材の衣料品はカタログだけで十分な説明ができず、サイズが合わないなどの理由で返品されることがあったという。
 同社は「どの程度の利用があるかは未知数」と説明しているが、商品の返品率の推移や利用者へのアンケートを参考に、他のカタログでもコンシェルジュを取り入れることも検討する。
 「ダーマ・コレクション」の発行部数は約50万部。主要顧客は40~50歳代の女性。国内ブランドの隆盛期やバブル期に盛んに服を買った世代で、今でも衣料品の消費意欲が高めだ。他のカタログの顧客と比べても「服の素材にこだわる人が多い」(天利美智代編集長)という。
 ディノスはコンシェルジュサービスをカタログ誌面とウェブサイトで告知。衣料品に関心がありながら今まで買っていなかった読者の需要も掘り起こす。

ムトウ、看護師向け通販参入、サイト刷新「お薦め」提示も

2009/09/18, , 日経MJ(流通新聞)

 【浜松】通信販売のムトウは10月から、販売促進策を大幅に強化する。通販サイトで顧客の購入履歴を基にお薦め商品を提示するほか、購入者の感想を載せ商品選びの参考にしてもらい販売機会の拡大につなげる。今年度は販促強化に3億5000万円を投じる。看護師向け通販事業にも参入して顧客層を拡大し、3~4年後をめどに連結売上高1000億円を目指す。
 10月に社名を「スクロール」に変更するのに合わせ販促策を拡充する。ネット通販では購入履歴から関連商品などを表示。服の着心地などの感想も募り、商品紹介のページに掲載する。実際に触れないネット通販の弱点を補う。
 品ぞろえでは、文化女子大学服装学部とブーツを共同開発。学生がデザインしたブーツを1足2990円の低価格で販売する。大手下着メーカー、トリンプとの共同企画商品も投入。生協の顧客向けには「社名変更セール」のチラシを1750万部配布する。
 看護師向け通販にも参入する。エンジェリーベP&N(P&N、横浜市)から看護師向け通販事業「PURE NURSE(ピュアナース)」を取得することでこのほど基本合意した。P&Nは看護師向け通販で業界4位。2009年5月期の売上高は7億6700万円。ムトウはブランド名ピュアナースと顧客50万人を引き継ぐ。
 販促強化などで2009年3月期の連結売上高599億円を数年後には1000億円台に乗せる考えだ。

調達先もCO2排出削減、アスクル、500社調査、まず保管・配送、共同で目標設定

2009/09/18, , 日経産業新聞

 アスクルは、商品の調達先を巻き込んで二酸化炭素(CO2)排出量などの環境負荷低減に乗り出す。10月から500社超の協力を得て商品の保管・配送方法などの調査を始める。2011年5月期からCO2排出削減に向け商品配送方法などを共同で見直す方針。中期的には調達段階のCO2排出削減目標も策定し、調達先と連携した削減を進める。
 アスクルはオフィス用品通販の最大手で、コピー用紙や筆記具、照明など通常カタログだけで約3万点、インターネット限定の商品を含め約4万点を扱う。CO2排出量などの削減に向け、商品を供給する全企業に調査に協力してもらう。
 具体的には、個々の商品の倉庫内の保管場所や出荷する拠点、配送方法などを調べ、「見える化」する。11年5月期以降、アスクルの物流センターに商品が配送されるまでのデータをふまえ、改善策を練る。物流子会社のノウハウを生かしながら調達先と連携し、配送ルートの効率化などに取り組む。
 また調達段階のCO2排出量全体の把握にも取り組み、データを対外的に公開する方針。
 そのうえでどの商品が削減可能かについてメーカーと商品開発の協力もする。まずプライベートブランド(PB)が対象になる見通し。中期的には集まった商品のCO2排出量などの環境負荷データを基に、仕入れ先や商品の選定基準に環境負荷の項目を加え、新しい基準を作り直す。
 流通業を手がける企業が、取引先と連携し環境負荷の把握や公開に踏み切るのは珍しい。
 アスクルは今年からCO2排出削減の目標を、自社の事業所と配送段階とで設定。事業所は08年5月期比で12年5月期に30%削減(売上高原単位)などの目標を掲げた。現時点でカタログで扱う調達段階のCO2は非開示だが、同様に目標を策定し全体での削減に生かす方針だ。

2009年9月17日木曜日

セシール、秋冬向け機能性肌着、価格抑えサイズ豊富――ユニクロなどに対抗

2009/09/17, , 日本経済新聞

 セシールは吸湿発熱性に優れた高機能素材を使った秋冬用の肌着を発売した=写真は八分袖のTシャツ。価格を990円からと低く抑え、サイズもSから5Lまでと幅広くそろえた。機能性肌着が好調なユニクロや、同様の商品をプライベートブランド(PB)で投入したイオンなどに対抗する。
 商品名は「スマートヒート」。Tシャツや8分袖のシャツなど23品目をそろえる。
 汗など人の皮膚から出る水分を吸収し、熱を発生させる特殊な生地を使用した。繊維と繊維の間に50マイクロ(100万分の1)メートルのすき間をつくり、そこに空気をためて保温性を確保している。
 他社製品よりもサイズを幅広くそろえたほか、女性向けの製品は肩部分にブラジャーのひもを留める部分を付け、ブラをずれにくくする工夫も加えた。
 高機能素材を使った商品では、ユニクロが昨年、発熱保温肌着「ヒートテック」を発売。1000~1500円の手ごろな値段で人気を集めた。今年もイオンやユニーなどがPBで同種の商品を扱っている。

6~8月、アスクル純利益19%増、粗利率高い商品伸びる

2009/09/17, , 日本経済新聞

 アスクルが16日発表した2009年6~8月期連結決算は、純利益が前年同期比19%増の11億円だった。企業の経費節減を受け、オフィス向け通販の売り上げが減少したが、飲料や日用雑貨などコピー用紙などと比べて粗利率の高い商品の比率が上昇。販売管理費も抑制し、増益を確保した。
 売上高は2%減の454億円。通販利用者数は増えたが、1回あたりの注文額が減少した。主力のコピー用紙や事務用品の販売が減った一方で、新型インフルエンザの流行を受け、マスクなど衛生用品が伸びた。
 経常利益は28%増の22億円だった。原油高の影響でコピー用紙などの仕入れ価格が上昇した前期と比べ採算が改善。粗利率は24・4%と前年同期より1・5ポイント上昇した。販売管理費は人件費や外注費が増えたが、物流費、販売促進費が減少した。

アスクル、ごみゼロ配送を東京23区などで開始

2009/09/17, , 日経BP

 アスクルは、再利用可能なリターナブルバック(通い袋)や折りたたみコンテナ(通い箱)で商品を届け、同社が回収して再び商品配送に使用する循環型ごみゼロ配送「ECO-TURN配送」を、東京23区などからネット注文する顧客を対象に始めるる。
 ECO-TURN配送は同社のインターネットショップに登録した東京23区の全顧客と、横浜、川崎市の一部企業を対象に始める。梱包材を再利用することで、顧客の廃棄物削減と同社の梱包材の使用総量を削減する。

2009年9月16日水曜日

ファンケル、健康院――サプリ、個人に合わせ提供(戦略拠点あすを拓く)

2009/09/16, , 日経MJ(流通新聞)

 ファンケルは東京・銀座に健康診断をもとに生活改善を指導する「ファンケル健康院」を開業した。自社の栄養補助食品(サプリメント)を健康状態に合わせて提供するのが売り物で、健康食品事業との相乗効果を見込む。料金設定が高く、富裕者層をどれだけ呼び込めるかが成否を分ける。
 健康院の取り組みはユニークだ。利用者にまず血液や遺伝子検査などを実施。詳細な健康状態を把握したうえで、薬剤師や管理栄養師の資格を持つカウンセラーが足りない栄養素を指摘。個人にあったサプリメントを提供し、将来の病気を防ぐための生活指導も徹底する。吉田英希事業推進室長は「1人1人にあった健康に関するサービスを提供できる」と自信をみせる。
 血液検査といっても病院のように注射器で何本も血を抜く訳ではない。専用の器具で指の先に少しだけ血を出して回収する。遺伝子検査も口の粘膜に綿棒をあてるだけで済むなど検査方法は簡単。それでいて得られるデータは詳細だ。
 例えば遺伝子検査から肥満になりやすいとか血が詰まりやすいといった情報も得られる。最大62の遺伝子を分析して、将来の病気のリスクを把握する。こうして得られた情報を基にダイエットや疲労回復等の基本プログラムや生活習慣病の改善を目指すコースなどを選んでもらう。
 プログラムの目玉として、自社で市販するサプリメントを個人に合わせて提供する仕組みを導入した。2009年3月期のファンケルの栄養補助食品事業の売上高は約291億円で化粧品事業と並ぶ柱。特徴は約110種類のサプリメントをそろえ、消費者の悩みにきめ細かく応えられる点で、ここまで品ぞろえが豊富なメーカーは数少ない。その利点を最大限に生かすことを目指した。
 現在は得られた情報を基にカウンセラーが110種類から朝昼晩に分けてそれぞれ数種類ずつ適切なサプリメントを選んでいるが、来年2月からは完全に利用者だけのサプリメントを作る提供する方針だ。数種類のサプリメントを一度に飲みにくいため、必要なサプリメントを混ぜたりして1粒か2粒程度に量を抑えて飲みやすくする。吉田氏は「ファンケルが培ったノウハウをフルに生かす」と意気込む。
 ファンケルが栄養補助食品事業を始めたのが1994年。健康院の構想は当時社長だった創業者の池森賢二氏の頭の中に早くからあったという。サプリメントをいかに広めるか。「only you サプリメント」。その答えが完全オーダーメードのサプリメントだった。
 理想を追求した分、入会金5万円、基本プログラムが39万8000円と高額になった。「3年後に黒字転換できるように腰をすえて取り組む」(成松義文社長)が、消費不振の逆風が吹く。ファンケルの本気がどこまで消費者に届くかに注目が集まる。
〈ファンケル健康院〉
▽開  設 2009年8月8日
▽所在地 東京都中央区銀座2-5-11
▽敷地面積 300平方メートル
▽ポイント 
 (1)血液や遺伝子検査で健康状態を詳細に分析
 (2)カウンセラーが生活習慣の改善を指導 
 (3)サプリメントを健康状態に合わせて提供

MonotaRO、車メンテ用品をPBで価格安く

2009/09/16, , 日経産業新聞

 工具通販大手のMonotaRO(モノタロウ)は15日、プライベートブランド(PB)で自動車メンテナンス用品を発売したと発表した。自動車用コーティング剤「フラッシュリーα(アルファ)」など4種類で、自社通販サイトで販売する。いずれも他社製品より価格を4~6割程度に抑えたという。
 フラッシュリーアルファは洗車後のぬれた車体に塗布して使う。特殊高分子ポリマーの皮膜ができ、光沢を保つほか、防サビや静電気防止の効果も見込める。容量200ミリリットルで、希望小売価格は298円。
 このほか自動車下部のシャーシの塗装剤やエアコンフィルターなどを販売する。価格はシャーシ塗装剤で他社製品の5~6割、エアコンフィルターで同4割程度という。企業向け通販サイトのほか、10月下旬からは消費者向けサイトでも扱う予定だ。

閉鎖的業界で流通革命に再挑戦、医療メーカーを顧客の声で口説く、アスクル

2009/09/16, , 日経情報ストラテジー

 アスクルは1990年代に巻き起こした文具流通革命に匹敵する難事業に着手した。
参入障壁が高い医療業界に切り込み、オフィス用品から専門商品まで販売する。
当初及び腰だった医療材料メーカーを顧客の声で突き動かし、取引を開始した。
約1600億円ある連結売上高のうち、今や約200億円を医療機関の購買が占める。(敬称略)
(日経情報ストラテジー 2007年4月号掲載)
プロジェクトの概要
 アスクルがオフィス用品の次に狙う市場は、医療機関や飲食店といった専門商品を必要とする業界である。専門商品であっても、注文があればすぐに物流センターから配送して翌日までに届けるサービスを提供する。特に医療機関の中には既にアスクルからオフィス用品を購入しているところが多く、注射針などの専門商品まで販売できる顧客基盤が整っていた。
 しかし、アスクルはサービス開始までに想像以上の苦労を強いられる。既にある物流システムに専門商品を載せて運べばいいといった考えは甘過ぎた。医療材料の主要メーカーはいずれも既存の販売店に気を遣い、アスクルとの取引に応じなかったからだ。これでは専門商品を仕入れられない。プロジェクトは一時、解散に追い込まれる。だが、水面下で交渉を続けたリーダーの発想の転換が実り、2004年1月に専門カタログの発行に漕ぎ着けた。
 アスクルの使命は、顧客の声に従って、凝り固まった既存の流通システムを破壊し、ゼロから再構築することである。1990年代に文具業界に衝撃を与えたアスクルの流通革命は既存の販売店から反発を食らったが、顧客には絶大な支持を受けた。
 だからこそ、93年に文具メーカーであるプラスの一事業部として産声を上げ、97年からは新会社アスクルとして文具流通を変えてきた同社は、2006年5月期に約1600億円を売り上げる企業にまで成長できた。アスクルの名は全国にとどろき、今では同社の通販カタログに商品を載せたいと手を挙げるメーカーが後を絶たない状況である。
 もしもアスクルが別の業界でもう一度、文具の流通革命に匹敵する大事業を成功させることができたら、アスクルはさらなる成長を遂げることだろう。だがそこには、文具業界で体験した時と同じ厳しい試練が待ち受けている。既存の流通システムを守ろうとするメーカーや販売店の抵抗に立ち向かわなくてはならないからだ。それだけの覚悟を持っていなければ、新事業は必ず失敗する。
 アスクルが2000年代に入り、文具業界の次に目を付けたのは医療業界だった。医療機関向けに、注射針や手術道具といった専門商品から、マスクやグローブなどの病院特有の消耗品までを幅広く販売しようというわけだ。
メーカーから取引を断られて、とん挫
 現在メディカル&ケア事業部長を務める吉岡晃は2001年当時、これから自分が挑もうとする新事業が、自社が巻き起こした文具流通革命に相当するほどの難題であるとは認識していなかったはずである。創業当時のアスクルとは状況が全く異なっていたからだ。同社の最大の特徴である翌日配送のための物流システムや受発注システムは既に整っている。しかも、2001年時点で全国に約16万カ所ある医療機関のうち、35%が既にアスクルからオフィス用品を購入していた。つまり、顧客基盤もある。アスクルの認知度はメーカー、顧客ともに高い。カタログに載せる専門商品さえ新たに用意すれば、すぐに医療機関向けの新サービスを開始できると思えた。
しかし、吉岡の考えは甘過ぎた。2002年初めから医療材料メーカーを回り出すと、ことごとく取引を断られる。「アスクルと取引を始めれば、長年付き合いがある販売会社から猛反発を食らう」というのが、メーカー側の言い分だ。かつて文具業界がそうであったように、今回も既得権益を守ろうとする力がアスクルを跳ねのけようとする。
 2001年に中途入社した吉岡は1990年代の産みの苦しみを経験しておらず、抵抗勢力のすさまじさを身を持って体験してはいなかった。吉岡は立ち行かなくなり、社長の岩田彰一郎から新事業検討チームの解散を宣告される。吉岡はわずか半年で別の部署に席を移すことになった。
 あの時点で吉岡が医療材料の販売をあきらめていたら、メディカル&ケア事業部はアスクルに存在しなかったかもしれない。現在アスクルは医療機関から、オフィス用品と専門商品を合わせて200億円弱の売り上げを稼ぎ出している。
 吉岡は自身の認識の甘さを反省し、医療業界に詳しい社外取締役の大石佳能子や、社内の反対を押し切ってアスクルの顧客企業規模を中堅・大企業まで拡大した執行役員の小河原茂に相談を持ち掛けたうえで、岩田に再挑戦を直談判した。認められたのはチーム解散から3カ月後だった。
 そもそも吉岡は、2001年12月に発足した医療業界向けに新サービスを検討する3人のチームの1人だった。岩田は社内公募を実施し、新事業の立候補者を集めた。手を上げたのが吉岡で、これには周囲が驚いた。当時スタッフ部門にいた吉岡は2001年春に会計士の資格を取ったばかりで、会計のプロとしての活躍が期待されていた。吉岡の上司も「会計のキャリアを極めたらどうだ」と進言したが、吉岡は譲らなかった。岩田との面接に臨み、「机で数字と向き合う仕事もいいが、一度は現場で実力を試したい。30代前半の自分には最後のチャンス」と訴えた。岩田は、吉岡の数字を読む力と、現場を経験したいという熱意に賭けた。
 吉岡が最初に目を付けた顧客は歯科だった。アスクルからオフィス用品を購入している医科・歯科に数千件規模のアンケートを実施すると、歯科の90%が「アスクルに医療材料を販売してほしい」と回答してきたからだ。医科も80%が同意見だったが、吉岡はより要望が高い歯科から始めた。医科と歯科は同じ医療機関でも必要な医療材料が異なるので、メーカーも違ってくる。
 アスクルに対する医療機関の期待は大きかった。ある医者は半年分の納品書をすべて吉岡に見せてくれた。「病院の購買履歴を開示してくれた顧客の期待は裏切れない」。医療業界の素人である吉岡は、こうして専門カタログに掲載すべき商品をメーカー別にリストアップした。吉岡は合計100カ所以上の医療機関を回って声を集めまくった。
 ここまでは順風満帆に思えたが、いざ歯科向けの医療材料メーカーを訪問すると、ほとんどが取引を拒否してきた。アスクルに賛同するメーカーがなかったわけではないが、「カタログ作成に必要な医療材料をそろえられる状態ではなかった」。
 歯科で失敗した吉岡は、再挑戦のターゲットを医科に変えた。そのうえで、どこからならアスクルの強みを生かして医療業界に食い込めるかを10人の新チームで再確認した。吉岡は歯科での失敗を「既存流通と正面衝突する専門商品主体でいきなり始めようとしたこと」と自己分析した。しかも、注射針や歯の治療に使う詰め物を販売するには許認可がいる。アスクルには経験がない領域で商品知識は乏しく、メーカーとの取引実績もない。だから新参者は市場に出て戦う前に敗北した。
 衝突避け、許認可商品に手を出さない
 そうではなく、「オフィス用品に近い分野から始めよう」というのが吉岡の起死回生の一手だった。そしてもう一度、顧客アンケートや病院を回った時のメモに立ち戻った。確かに医療機関は医療材料の販売を求めている。ただし、アスクルからまず買いたいのは、どこから買っても大差がないマスクやグローブ、おむつといった消耗品や、カルテや収納ケースといったオフィス用品に近い商品である。ここにアスクルらしさを出せばいい。そうした商品は許認可が必要ないし、オフィス用品と一緒に配送できる。しかも既存の販売会社にしてみれば、消耗品は医療機器販売の「おまけ」に近い存在で利益の源泉ではない。消耗品に絞れば、正面衝突を避けられる。そこで、これらの商品だけを集めて作成したのが、2004年1月に出した専門カタログ「メディカル&ケア」である。
 こうした専門カタログの登場を待ち望んでいたのは、アスクルと付き合いがあるオフィス用品メーカーだった。彼らも病院で使えそうな商品群を抱えながら、医療業界の参入障壁の高さの前に身動きを取れずにいた。そこにアスクルが参入すると聞きつけ、手を組みたいと名乗り出てくれた。
 しかし、ようやくデビューしたメディカル&ケアのカタログ第1号は「うまくいかなかった。まだまだアスクルらしさに欠けた」。吉岡は、もう一度顧客の視点に戻ろうとチームに呼びかける。
医療機関がアスクルに期待するのは「適正価格と翌日配送」であることは間違いないが、必ずしもそれだけではなかった。多くの医療機関は「病院向けの商品は無機質でセンスが悪く、患者が喜んでくれるものは少ない」と、現状の商品に不満を持っていた。病院に行けば一目瞭然だが、どこもビニール素材のいすやスリッパが置かれて味気なく、患者への心遣いに欠けている。
 だったら、少しでも患者にリラックスしてもらえるような商品を開発できないか。吉岡はそこに目を付けた。昔ながらの文具販売から出発したアスクルが、後にデザイナーと組んでオリジナル商品を開発してヒットを生んだのと同じことだ。そこならアスクルに地の利がある。賛同してくれるメーカーもいる。こうして生まれたのが病院でも使えるデザイン性の高いスリッパや家具、受付や待合室を演出する商品、子供に人気のかわいらしいお薬手帳などだ。これらに病院が飛びついた。
 2004年9月に発行したカタログ第2号は注文数が前号の2倍になり、軌道に乗った。アスクルは新事業を3年で黒字転換させる社内ルールを持っているが、メディカル&ケアは2006年11月に単月黒字を達成している。
 メディカル&ケアの立ち上げに成功した吉岡は2005年初めから、いよいよ文具革命に次ぐ医療材料革命に本格的に動き出した。歯科で辛酸をなめた吉岡だが、改めて医科向けの医療材料メーカーに出向いた。するとメーカーの反応の違いを如実に感じ取った。閉鎖的といわれる医療業界であっても、今度ばかりはアスクルを無視するわけにはいかなかったのだ。メディカル&ケアで一定の成果を上げたアスクルは医療業界から注目され、顧客も付いていたからである。まずは医療分野の周辺商品から始めて、外堀を埋めたのが奏功した。
 すかさず吉岡はメーカー各社に、アスクルに寄せられる顧客アンケートをそのまま見せて、切実さを訴えた。そこには医療材料の取り扱いを望む声が、びっしりと書き込まれていた。こうなると医療材料メーカーも黙ってはいられない。ついにテルモやトップ(東京・足立)などのメーカーがアスクルに商品提供を約束してくれた。
既存の販売会社と組んで専門商品を開始
 一方で吉岡は、大石から紹介された医療機器販売会社の1つで、北関東を地盤とする栗原医療器械店(群馬県太田市)と打ち合わせを繰り返していた。同社と「エージェント(販売店)」契約を結ぶためだ。
 アスクルは既存の販売会社との全面戦争を望んではいない。文具業界に一石を投じたアスクルが最後には業界に受け入れられたのも、既存の販売会社と販売店契約を結び、顧客開拓と代金回収を彼らに任せたからだ。吉岡はこのビジネスモデルを医療業界にも持ち込み、理解を得ようとした。メーカーとの直接取引にこだわるアスクルがエージェント制を敷かなければ、既存の販売会社は「中抜き」される。これでは直接対決が避けられないが、エージェント制にすることで共存できる。
 栗原の社長である梅澤悟は、アスクルが自分たちの敵ではないことを1年かけて確認し合い、「業界の先陣を切るのは障害も大きいが得るものも多い」と判断して、アスクルとの協業に踏み切った。
 アスクルにとっても、医療材料を販売するには地域に密着した販売会社との連携は不可欠だ。許認可が必要な医療材料の販売網を築き上げるには、誰とでも手を組めるわけではない。栗原のような専門企業でなければ、パートナーになり得ない。悪用される恐れがある医療材料の場合、オフィス用品やメディカル&ケア商品のように、アスクルが自由にカタログを配布することさえできない。相手が医療機関である確認を1カ所ずつ取り付け、手渡しでカタログを配布していく。その時、医療機関からは専門的な質問も想定される。アスクルがそこまで自前で対応するのは事実上不可能だ。
 アスクルは許認可が必要な医療材料の専用センターを作って受発注や配送に専念し、営業活動はエージェントに委託して「機能分業」を図った。こうして吉岡は2005年11月、医療材料の専門カタログ「メディカルプロ」を送り出した。2006年11月に発行した第2号では、主要メーカーがこぞってカタログに登場。エージェントも16社に増えた。メディカルプロは今後2年で黒字化を目指す。
 社長の岩田は「どんな業界でも、顧客の声に従って前に進めば、取引先の扉が開いてくる。今回、専門商品に取り扱い品目を広げていくためのノウハウが蓄積できた。吉岡のような人材が当社の成長には不可欠だ」と振り返る。

2009年9月15日火曜日

コールセンター、福岡に拠点開設、ツーウェイシステム、2年で500人雇用へ

2009/09/15, , 日本経済新聞

 通信販売のコールセンター業務などを請け負うツーウェイシステム(大阪市、千田敏雄社長)は来月13日、福岡市でコールセンターを新設する。電話対応のオペレーターとして今後2年間に500人を雇用する計画という。センター新設を契機に九州の企業との取引を一層強化し、コールセンター業務の新たな受注を目指す。
 コールセンターは同市中央区のオフィスビルに開設。フロア面積は約1350平方メートルで、電話対応のブースは約250席設ける。オペレーターはパートやアルバイトとしてまず約50人を雇用し順次増やす。
 オペレーターを育成して顧客企業に派遣する業務も始める。
 同社は東京、大阪、鳥取の3カ所にコールセンターを持ち、全国の通販会社など約100社と契約を結んでいる。九州の企業はこのうち3割程度を占めており、福岡営業所(福岡市)が営業を担当してきた。
 同社は「九州は通販会社も多く成長分野として有望。コールセンター新設を契機に地域に合わせたきめ細かなサービスを強化し、需要を掘り起こしたい」としている。

ムトウ、看護師向け通販参入、横浜の企業から事業取得

2009/09/15, , 日本経済新聞

 ムトウは白衣や聴診器など看護師向けの通信販売に参入する。看護師向け通販事業のエンジェリーベP&N(P&N、横浜市)から同事業「PURE NURSE(ピュアナース)」を取得することで14日、基本合意した。取得額は明らかにしていないが、同事業の債務は引き継がないという。P&Nの顧客である看護師は70%が34歳以下の女性で、ムトウの中心顧客層と重なるため、相乗効果が期待できるという。
 ムトウが基本合意したのは、P&Nと、その親会社でマタニティー用品販売のエンジェリーベ(横浜市)。看護師向けの通販市場は300億円といわれ、P&Nはその中で4位。2009年5月期の売上高は7億6700万円だった。
 ムトウはブランド名ピュアナースと顧客50万人を引き継ぐ。事業売上高は現在の倍の15億円を目指す。インターネット通販などを拡充すれば売り上げが伸びると考えている。
 10月初旬に事業譲渡契約を結ぶ予定で、現在はP&Nの従業員の扱いなど詳細を詰めている。
 ムトウによると、不規則な勤務体系の影響で看護師には通販利用者が多いという。看護師の46%が通販を利用する一方、一般企業に勤める女性は14%にとどまる。看護師を新たな顧客に加えて衣料品や雑貨の売り上げ増も狙う。

ポーラ・オルビスHD、訪販一辺倒から転換、路面店苦戦、多角化道半ば

2009/09/15, , 日経産業新聞

ブランドで巻き返し
ポーラ・オルビスホールディングス(HD、東京・品川)が主力事業の訪問販売一辺倒からの脱皮を目指している。2007年にブランドを増やす戦略に転換し、業務用の販路開拓にも本格的に取り組み、多角化を進めている。いずれも収益の柱に育つには時間がかかるが、外部の人材も起用し、構造改革を急ぐ。
同社が9月2日に発売した新ブランド「スリー」は原料に有機栽培の植物を採用した化粧品で、高級化粧品を中心に据えてきた商品と一線を画す戦略商品だ。同ブランドを手がける子会社、アクロ(東京・品川)の社長にはカネボウ化粧品時代にメーキャップ「RMK」を育成した石橋寧氏を起用した。07年には敏感肌向け「ディセンシア」を投入。ホテルやレジャー施設など向けのヘアケアや化粧品を開発し、業務用の販路も積極的に開拓に乗り出した。
同社が07年以降売り出した新ブランドは全部で4つ。ブランドを増やすのは、女性の社会進出に伴い女性の在宅率が大幅に低下し、訪販事業の先行きが険しいからだ。そこで従来型の訪販だけの路線を捨て、05年に訪販の新業態「ポーラ
ザ ビューティ(PB)」を開発した。これはエステと化粧品販売を組み合わせた路面店で、契約社員が顧客に声をかけて店に招く業態だ。
町田恒雄ポーラ取締役は「グループの新ブランドや販路への投資額がかさみ、PBによる訪販事業の立て直しが遅れている」と話し、店舗数は現在400店。08年末で500店としていた当初の計画よりも100店少ないが、PBの既存店売上高は前年比2ケタ増で、訪販事業の売上高(約1000億円)の2割程度を占めるようになった。
訪販大手ではノエビアはポーラ・オルビスHDと対照的に、訪販に固執する姿勢を見せ、今年に入って20億円を投じ顧客管理システムを構築するなど改革を加速する。ポーラ・オルビスHDはブランド、PBとも道半ばだが、両事業を両輪に巻き返しを急いでいる。