2005/07/30, , 日本経済新聞
シムリーは二十九日、化粧品の通信販売を手掛ける全額出資子会社を一日付で設立したと発表した。「イマージュ」などのカタログ通販で季節ごとに売り切る主力の衣料品などと異なり、化粧品は同じ商品を継続的に販売する手法が必要と判断。化粧品の販促企画や開発に特化させる。
新会社アイムは資本金一千万円。本社を香川県国分寺町に置き、社長にシムリーの沼田憲孝ウェルネス事業部ゼネラルマネージャーが就任した。八月一日から営業を始める。シムリーは引き続き化粧品を製造し、売り上げの一部をアイムに支払う。
コメから抽出したエキスを使うシムリーの化粧品「ライスフォース」の事業は急成長している。二〇〇六年二月期の同事業売上高は、前期比三倍強の三十五億円を見込んでいる。
2005年7月30日土曜日
2005年7月29日金曜日
シムリー社長南保正義氏――今期、業績急回復、化粧品急拡大(アングルこの人に聞く)
2005/07/29, , 日本経済新聞
カタログ通販のシムリーの業績が回復している。二〇〇五年三―五月期の連結売上高は前年同期比四〇%増。化粧品事業を育て、ウェブカタログの制作管理事業を分社しインターネット販売を強化する。前期まで六期続いた減収に歯止めをかけ、V字回復を目指す南保正義社長に戦略を聞いた。
――八月一日に商号をイマージュに変更する。
「売上高の六割を占める二十歳代女性向けの主力カタログ『イマージュ』のブランド価値を生かす。調査によると、イマージュは二十歳代女性の八五%に認知されている。認知度の高い名の方が投資家にも分かりやすい。改称でより多くの方に当社の事業内容を知ってもらえると考えた」
――〇六年二月期は前期比二八%の増収を見込んでいる。
「前期まで低迷が続いたのは、消費者の好みに合わせた商品開発が後手に回っていたからだ。新規顧客も減った。今期は二月に発売したブラジャー『モテブラ』など話題性のある商品がカタログ全体の価値を押し上げつつある。新規事業も育ってきている」
――新分野ではコメから抽出した「ライスパワーエキス」を使うライスフォース事業が好調だ。
「急伸している。化粧品事業の今期売上高は前期比三倍強の三十五億円とみている。基礎化粧品を中心に点数を増やし、ニーズを取り込む。ウェブサイトやテレビショッピング、チラシなどを駆使して新規顧客獲得の間口を広げる」
――前期に連結対象に加えた衣料品販売のトランスコンチネンツの寄与は。
「秋にも同社ブランドの衣料品をイマージュのウェブサイトで発売し、紙媒体のカタログにも〇六年春夏シーズンから掲載する。店舗展開を含め、相乗効果を本格的に生むのはこれからだ。具体的な案件はないが、相乗効果があると判断すれば合併・買収は今後も手掛けていく」
――通販市場の現状をどうみるか。
「通販に限らず流通業全体が成熟産業だ。特に主要顧客層である二十歳代のOLを巡る競合は激しい。商品サイクルはますます短くなっており、旧態依然としたカタログだけで増収を目指すのは難しい。本業以外に収益の柱が不可欠。当社の場合は、化粧品事業とネット事業だ」
――昨年末に通販サイトの制作管理機能を分社した。
「ネットを単なるチャネルでなく、事業と位置付けたからだ。イマージュのサイトで他社商品を販売し、他社の広告も入れる。新会社イマージュ・ネットはIT(情報技術)に強い人材を集めやすいよう東京に本社に置いた。給与体系も本体と変え、自由度を与えている」
「ネットは電話やファクスと同じく商品注文の一手段にすぎなかったが、既にウェブでの販売が三五%を占める。もはや紙のカタログの補完媒体ではなく、近い将来逆転もあり得る」
カタログ通販のシムリーの業績が回復している。二〇〇五年三―五月期の連結売上高は前年同期比四〇%増。化粧品事業を育て、ウェブカタログの制作管理事業を分社しインターネット販売を強化する。前期まで六期続いた減収に歯止めをかけ、V字回復を目指す南保正義社長に戦略を聞いた。
――八月一日に商号をイマージュに変更する。
「売上高の六割を占める二十歳代女性向けの主力カタログ『イマージュ』のブランド価値を生かす。調査によると、イマージュは二十歳代女性の八五%に認知されている。認知度の高い名の方が投資家にも分かりやすい。改称でより多くの方に当社の事業内容を知ってもらえると考えた」
――〇六年二月期は前期比二八%の増収を見込んでいる。
「前期まで低迷が続いたのは、消費者の好みに合わせた商品開発が後手に回っていたからだ。新規顧客も減った。今期は二月に発売したブラジャー『モテブラ』など話題性のある商品がカタログ全体の価値を押し上げつつある。新規事業も育ってきている」
――新分野ではコメから抽出した「ライスパワーエキス」を使うライスフォース事業が好調だ。
「急伸している。化粧品事業の今期売上高は前期比三倍強の三十五億円とみている。基礎化粧品を中心に点数を増やし、ニーズを取り込む。ウェブサイトやテレビショッピング、チラシなどを駆使して新規顧客獲得の間口を広げる」
――前期に連結対象に加えた衣料品販売のトランスコンチネンツの寄与は。
「秋にも同社ブランドの衣料品をイマージュのウェブサイトで発売し、紙媒体のカタログにも〇六年春夏シーズンから掲載する。店舗展開を含め、相乗効果を本格的に生むのはこれからだ。具体的な案件はないが、相乗効果があると判断すれば合併・買収は今後も手掛けていく」
――通販市場の現状をどうみるか。
「通販に限らず流通業全体が成熟産業だ。特に主要顧客層である二十歳代のOLを巡る競合は激しい。商品サイクルはますます短くなっており、旧態依然としたカタログだけで増収を目指すのは難しい。本業以外に収益の柱が不可欠。当社の場合は、化粧品事業とネット事業だ」
――昨年末に通販サイトの制作管理機能を分社した。
「ネットを単なるチャネルでなく、事業と位置付けたからだ。イマージュのサイトで他社商品を販売し、他社の広告も入れる。新会社イマージュ・ネットはIT(情報技術)に強い人材を集めやすいよう東京に本社に置いた。給与体系も本体と変え、自由度を与えている」
「ネットは電話やファクスと同じく商品注文の一手段にすぎなかったが、既にウェブでの販売が三五%を占める。もはや紙のカタログの補完媒体ではなく、近い将来逆転もあり得る」
2005年7月1日金曜日
シムリーの3―5月、バーゲン増え、営業赤字9700万円
2005/07/01, , 日本経済新聞
シムリーが三十日発表した二〇〇五年三―五月期の連結業績は、営業損益が九千七百万円の赤字(前年同期は二千三百万円の赤字)だった。バーゲン商品の販売が増え、売上総利益率が二ポイント悪化した。経常損益は七千二百万円の赤字(同千四百万円の赤字)だった。
売上高は前年同期比三九・七%増の六十二億九千八百万円。主力カタログイマージュやブランカフェの販売形態を変えたことや、連結対象に加えた子会社の業績が寄与した。純損益は一億千八百万円の赤字(同四千万円の赤字)だった。
シムリーが三十日発表した二〇〇五年三―五月期の連結業績は、営業損益が九千七百万円の赤字(前年同期は二千三百万円の赤字)だった。バーゲン商品の販売が増え、売上総利益率が二ポイント悪化した。経常損益は七千二百万円の赤字(同千四百万円の赤字)だった。
売上高は前年同期比三九・七%増の六十二億九千八百万円。主力カタログイマージュやブランカフェの販売形態を変えたことや、連結対象に加えた子会社の業績が寄与した。純損益は一億千八百万円の赤字(同四千万円の赤字)だった。
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