2004年9月14日火曜日

シムリー、通販カタログ年4回に拡充――季節即応の商品提案、発送も即時に

2004/09/14, , 日本経済新聞
 シムリーがカタログ通販の販売手法を大幅に見直す。主力の二十代の女性を対象にしたカタログの「イマージュ」と三十代以上の「ブランカフェ」で発行回数を年四回に増やす。また、従来は商品ごとに発送時期を限定していたが、カタログ発行期間中はいつでも購入できるように変更する。利便性を高めて新規顧客を開拓し、低迷する売上高を増やす。
 十月にブランカフェの冬号を創刊する。コートなど重衣料品を中心に約四百点を掲載。八月発行の秋冬号と一部商品が重複するが、来年の春夏シーズンには夏号を設け、従来の年二回から四回発行とする。
 昨年にいち早く四回発行としたイマージュでは、今年冬号からすべてを新商品に切り替える。商品数は衣料品や雑貨、インテリア用品など秋冬号で一千点強、冬号は約七百五十点となり、春夏シーズンに比べて合計商品数は若干増える。
 発行回数を増やすのは、季節ごとにこまめに販売商品を見直すアパレル各社に押され気味なためだ。これまで強みだった価格優位性が長引くデフレで薄れており、季節に即応した商品提案で巻き返しを狙う。
 また、従来は在庫管理の都合から、各商品の発送時期を月ごとに限定していたが、今後は即時配達を受け付ける。年二回のカタログ発行の場合、発行直後の二カ月に半年間の注文の約八割が集中するため、発送月指定で売り上げを平準化していた。
 ただ、顧客から商品をすぐ欲しいとの要望は多く、カタログ発行回数の増加で売上高の変動をある程度抑えられると判断した。
 シムリーは通販の顧客離れで、二〇〇五年二月期の連結売上高は前期比六%減の百八十六億円となる見通し。立て直しに向け、衣料品の売れ筋動向などの情報収集を強化しているが、販売手法も改めることで売り上げの減少に歯止めをかけたい考えだ。