2005年3月31日木曜日

シムリーの前期、最終赤字8億円、黒字予想を修正

2005/03/31, , 日本経済新聞
 シムリーは三十日、二〇〇五年二月期の連結最終損益が八億九百万円の赤字(前の期は一億二百万円の黒字)になったようだと発表した。従来予想は二千五百万円の黒字。商品在庫の一括処分による評価損六億千七百万円が響いた。ウェブ関連システムの刷新で現行ソフトの償却費二億円弱も新たに特別損失に計上する。配当は従来予想を据え置いた。
 連結経常損益は九千二百万円の赤字(同五億八千五百万円の黒字)。カタログ通販の販売形態を変えたため、欠品による機会損失や配送料などが膨らんだ。従来予想は二億七千万円の黒字だった。売上高は前の期比四・八%減の百八十七億五千六百万円と、従来予想より〇・八%上方修正した。

2005年3月9日水曜日

シムリー、ネット通販強化へ新会社――サイト運営、店舗は大都市に集中

2005/03/09, , 日本経済新聞
 カタログ通販のシムリーは、インターネットによる通信販売用のサイトを管理・運営する子会社を設立した。これまで一部外注していたネット用のカタログ制作をグループ内で手掛け、掲載商品の更新を迅速にする。ネット通販の取扱商品を順次拡大する。サイトを新規顧客獲得の窓口として強化する一方で、店舗網を大都市圏に集中させる。
 新会社はイマージュ・ネット(東京・渋谷)。シムリーが九〇%出資し、資本金は一千万円。主力カタログ「イマージュ」と「ブランカフェ」のネット版の制作を任せ、ネットでの売上高に応じて使用料を支払う。
 シムリーではこれまで外注で年間一億円前後かかっていた制作費を圧縮できるとみている。別会社化することで本体とは異なる給与体系とし、首都圏で情報技術(IT)関連の人材を確保しやすくする。
 新会社へは今秋シーズンのカタログから運営を移管する。二〇〇七年二月期以降に動画カタログを取り入れる考え。シムリーは順次、ネット通販商品を女性向け保険商品などに広げるほか衣料品、美容健康商品など既存商品群の品ぞろえも厚くする。
 現在、二十歳代OL向けの「イマージュ」の売上高の約三五%をネット販売が占める。客単価は紙のカタログに比べ低いが、新規顧客を獲得しやすいため、二―三年でネットでの売上高比率を五〇%に引き上げる計画。
 ネット販売では在庫切れを直ちに顧客に知らせることができ、代替商品の紹介も容易なことから、在庫や販売機会の損失を減らす狙いもある。
 同社の主力カタログの顧客層が二十―四十代の女性に集中していることから、サイトに化粧品会社などのバナー広告を入れることも検討している。
 ネット通販を強化する一方、全国で展開している店舗を〇六年二月期中に十六店から十店に削減する。店舗は大都市圏に集中させ、残る地域の顧客はネット通販などに移行させる方針だ。