2009/09/24, , EnterpriseZine
日経リサーチが「消費者が選ぶ通販会社ブランド力ランキングTOP10」を発表している。
本リサーチは、全国の消費者に測定した550社の中から、通販会社のみを抽出したブランド力(PQ)を元にスコアを算出。PQ(PerceptionQuotient)とは、測定企業550社の平均を500とした、「自分必要度」「独自性」「愛着度」「ブランドプレミアム」「推奨意向」の5つの項目からなるブランド力の偏差値のようなもの。
第1位に輝いたのは、ネット通販最大手の楽天。同社は今年2月に会員数が5000万人を突破するなど、ネット通販の牽引役として成長を続けている。日経リサーチでは、「経済状況の悪化により節約志向の消費者が外出を控える中で、手軽に利用でき、価格の比較が容易な点が消費者ニーズと合致したことも追い風となっている」と分析している。
通販会社の中で2位を獲得したアマゾンは、ブランド力(PQ)を構成する「自分必要度」「独自性」「愛着度」「ブランドプレミアム」「推奨意向」の5つの項目全てにおいて前年と比べ、5ポイント前後スコアを伸ばした。その結果、ブランド力(PQ)も41ポイント上昇し、【楽天】との差を縮めている。
そのほかの結果は下記の通り
・消費者が選ぶ通販会社ブランド力(PQ)ランキング
第1位 楽天 660(628)
第2位 アマゾンジャパン 629(588)
第3位 ジャパネットたかた 478(488)
第4位 千趣会(ベルメゾン) 442(447)
第5位 ニッセン 423(413)
第6位 アスクル 415(405)
第7位 一休 367(347)
第8位 カウネット 348(331)
第9位 ベルーナ 346(338)
第10位 シャルレ 328(319)
◆第1位はネット通販最大手の【楽天】
ネット通販最大手の【楽天】が通販会社の中で1位を獲得しました。
同社は今年2月に会員数が5000万人を突破するなど、ネット通販の牽引役として成長を続けています。特に昨今では、経済状況の悪化により節約志向の消費者が外出を控える中で、手軽に利用でき、価格の比較が容易な点が消費者ニーズと合致したことも追い風となっているようです。
まず、【楽天】のブランド力(PQ)を構成する項目をみてみると「自分必要度(自分にとって必要と感じるか)」や「愛着度(愛着を感じるか)」が特に高くなっています。実際に、【楽天】の強みは、サービスの使いやすさだけでなく、傘下にある旅行事業や証券会社など生活にまつわるサービスを幅広く提供していることがあげられます。更に、それらのサービスにおいて楽天スーパーポイントを共通して利用できるため、利便性が高く、生活者にとって欠かせない存在となっていることが推測されます。
調査結果でも、バリュードライバー(魅力点)をみると、「会員サービス・ポイントカード」を筆頭に、「ホームページのデザイン・使いやすさ」や商品・サービスについて「品揃え・ラインナップ」、「利便性・使いやすさ」が通販会社の中で最も高く評価されています。
◆【アマゾン】が躍進し、首位【楽天】との差を縮める
通販会社の中で2位を獲得した【アマゾン】は、ブランド力(PQ)を構成する「自分必要度」「独自性」「愛着度」「ブランドプレミアム」「推奨意向」の5つの項目全てにおいて前年と比べ、5ポイント前後スコアを伸ばしました。その結果、ブランド力(PQ)も41ポイント上昇し、【楽天】との差を縮めています。
【アマゾン】のコアイメージは「信頼性」で、品質に関するイメージ項目については楽天を大きく上回る評価を得ています。また、「革新的である」のイメージも高く、通販サービスの使い勝手の改善だけでなく、米アマゾン・ドットコムにて電子書籍の『キンドル』を発売するなど、新たな市場を開拓している面も評価されていることがうかがえます。
◆ジャパネットたかたのキーワードは「独自性」
【ジャパネットたかた】といえば、社長の独特なキャラクターやテレビを活用した独自の販売スタイルなどを思い浮かべるかもしれません。調査結果でも、ブランド力(PQ)を構成する項目をみると、通販会社の中で「独自性」が最も高く、他社との違いが消費者から認識されていることがわかります。
また、【ジャパネットたかた】のブランドイメージは「活気がある」や「明るい」「個性的」に加えて、「顧客ニーズへの対応に熱心である」や「経営者が優れている」などの項目が、通販会社の中では最も高くなっており、消費者が感じているこれらのイメージが【ジャパネットたかた】の独自性というキーワードにつながっているといえます。