2009年11月6日金曜日

在京民放キー局、5社すべてが減収、4~9月、TV広告落ち込む、3社が営業減益に

2009/11/06, , 日本経済新聞

 在京民放キー局5社の2009年4~9月期の連結決算が5日出そろった。5社すべてが減収で、日本テレビ放送網など3社は2ケタの落ち込みだった。企業業績の悪化で、各社の収入の柱であるテレビ広告収入が大幅に減っている。
 放送事業収入は前年同期に比べて2ケタの落ち込みが目立った。番組に提供するタイム広告の減少が顕著になっている。全体では小幅の減収にとどまった東京放送(TBS)ホールディングスとフジ・メディア・ホールディングスは、それぞれ通販会社のスタイリングライフ・ホールディングス、セシールが連結対象に加わったことが売上高を底上げした。
 営業利益が減少したのはフジHD、テレビ朝日、TBSHDの3社。テレビ朝日は通販やイベントは堅調だったものの、放送事業を補うまでには至らず35%の減益だった。日テレとテレビ東京は番組制作費や経費を削った効果で営業増益を確保した。
 10年3月期通期はフジHDを除いて4社が減収見通しだ。キー局各社の間で「スポット広告は多少持ち直しているが、タイム広告は好転しそうにない」(日テレの能勢康弘常務執行役員)との見方が多い。各社とも売上高が伸びないなかで番組制作費の削減を急いでコスト構造の転換を試みている。