2009年7月2日木曜日

プラスの運送会社、外部の配送受託強化、営業本部設立、人員増も。

2009/07/02, , 日経産業新聞

 プラスの物流子会社、プラスロジスティクス(東京・豊島、今泉三千夫社長)はグループ外の新規顧客の開拓を加速させる。このほど営業本部を立ち上げ、大半を外部の取引先の開拓にあてた。同社は4月に経営効率の一環でグループ内の配送業務をアスクルに譲渡した。売り上げが大幅に落ち込んでおり、新たな事業の柱の育成を急ぐ。
 同社は企業の在庫管理やグループ内配送などを手掛けていた。そのうち、単体売上高の半分を占める配送業務をグループ間の経営効率を高めるため、4月にグループのオフィス通販大手のアスクルに譲渡。2008年5月期に242億円だった売上高が10年5月期には115億まで大幅に減る見込みで、グループ外から配送業務の新規顧客の開拓を迫られていた。
 まず営業本部を立ち上げて、営業担当を5人から20人に増員した。大半を外部の取引先開拓にあてる。企業の在庫管理や内装施工なども提案し、複数の受注にも迅速に対応できる利点を訴える。
 配送業務は昨年4月に買収した子会社、プラスカーゴサービス(旧阪急カーゴサービス、大阪市)に任せる。プラスカーゴサービスは関東と関西地域を中心に約40の営業所を設け、軽自動車輸送や国内航空貨物輸送に強い。同社の物流網を活用して、迅速に配送できる体制を整える。
 同社は内装施工や中古家具リサイクル回収など総合的なサービスを提供できる利点を顧客に訴えることで差異化できるとみている。早期に外部企業への配送業務を主力事業に育て、収益構造の改善を急ぐ。