2009年9月30日水曜日

スクロール360の物流センター、磐田に完成…EC出荷代行専用

ムトウの子会社であるムトウマーケティングサポートは9月28日、10月1日にスクロール360に社名変更し、通販サポート力の抜本的な強化を進めると発表した。

 前回発表した次世代型ECシステム「Xspeecs(クロススピークス)」の提供に続き、第2弾として、同社が活用するEC出荷代行専用の物流センター「スクロール ロジスティクス センター磐田」(延べ床面積8000坪)が静岡県磐田市に完成した。EC出荷代行専用物流センターとは、EC(電子商取引)事業を行う通販事業者の商品出荷業務の代行サービスを専門にする物流センターのこと。

 「スクロール ロジスティクス センター磐田」では、これまで本業の通販で培ったノウハウを基にした物流技術や設備、精度の高い在庫管理システムなどを備え、迅速・丁寧・正確な保管・出荷が可能となる。

 同社は、営業上のインフラを最大限活用し、3年後の出荷金額1000億円を目指し、業容拡大と内部の管理体制を図っていく。

千趣会(ベルメゾン)、ペットファースト渋谷店――流行に敏感な若者開拓(戦略拠点あすを拓く)

2009/09/30, , 日経MJ(流通新聞)

 通販大手の千趣会は6月、ペット用品店「ペットファースト」の新店舗を東京・渋谷に開業した。これで全国10店舗体制となった。これまで郊外や地方店舗が多かったが、富裕層や流行に敏感な若者が集まる渋谷への進出を果たした。主力の衣料品や家具が消費不況の影響を受けているが、少子高齢化の現在、成長分野のペット用品事業を拡大する。
 渋谷の中心街の奥にある東急ハンズ渋谷店の6階。色とりどりの衣類やドッグフード、マッサージ器具が並ぶ店内は、週末ともなると夫婦連れから若いカップルまで大勢の客でにぎわう。「高級住宅地を近くに抱え、ファッションに関心の高い若者も多い渋谷には念願の出店になる」。千趣会の事業子会社ペットファースト(川崎市)の山本信一郎常務は話す。
 渋谷店の榊原久浩店長は「品質へのこだわりは渋谷店の顧客が全国一」と説明する。渋谷店の客が1回の来店で使う金額は2500円ほどで他店に比べて1~2割高いという。
 千趣会は2007年にペット用品店運営のエムケースエマツから事業を買収。「カタログ通販大手として女性顧客を多く抱えており、女性が好む新分野を開拓しようとした」(山本常務)
 ペットファーストの売上高は現在、実店舗とネット通販を合わせて年間15億円。一方でペット関連市場は生き物から用品、サービスなどを含めると1兆円規模になるという。少子高齢化が進む中、子育てを終えた夫婦や癒やしを求める若者から人気を集めていることもあり、事業の一段の成長を見込む。
 とりわけ渋谷への出店をきっかけに新規顧客をつかみたい考えだ。ファッション性の高い商品をそろえることで、50~60代の常連に加えてより若い世代の顧客も取り込む。外出時にペットを運ぶキャリーバッグはピンクや水玉模様の商品を前面に並べている。犬の鳴き声を人間の言葉に翻訳するタカラトミーの「バウリンガルボイス」など話題の商品もそろえる。
 渋谷店のもうひとつの特徴は猫の飼育に使う商品の品ぞろえを充実させていること。特に首輪は100種類をそろえ、花柄や水玉、リボンやフリルを付けたものをそろえている。水鳥の羽根でできた猫じゃらしのほか、猫好きの人のために猫のぬいぐるみやマグカップも置く。猫関連用品は店舗入り口の見えやすい棚に陳列している。「これまでの店舗からの変化を示して新しい顧客層をつかみたい」(榊原店長)と説明する。
 これらの施策が当たり、渋谷店は開店から予想を上回るペースで売り上げを伸ばしている。都心店舗のモデルケースとして出足は快調だ。山本常務は「店舗の顧客を通販サイトに誘導するほか、家具と合わせたライフスタイルの提案もしたい」と次なる一手に意欲を見せている。
ペットファースト渋谷店の概要
▽開   業 2009年6月25日
▽所 在 地 東京都渋谷区宇田川12―18
       東急ハンズ渋谷店6階Cフロア 
▽売り場面積 66平方メートル
▽ポイント
 (1)富裕層と若者が集まる東京・渋谷への出店で顧客層を拡大。
 (2)リボン付きの首輪やピンクのキャリーバッグなどファッション性の高い商品を用意。
 (3)猫の飼育に使う商品の品ぞろえを強化。首輪だけで100種類に及ぶ。

2009年9月29日火曜日

ムトウ、通販業者用に在庫処分機能付きアウトレットサイト開設

2009/09/29, , 流通NEWS

 ムトウの子会社ムトウマーケティングサポート(新社名:スクロール360、10月1日変更)は、通販業者の悩み解決サービスとして、在庫処分機能を有するアウトレットサイト「Happy Basket(ハッピーバスケット)」の運営を開始する。
 ハッピーバスケットは、出荷代行を行う物流会社が在庫処分までサポートする、他社にはないビジネスモデルで、手間をかけずに効率的な在庫処分が可能となる。
 ハッピーバスケットの運用はアフィリエイト(成果報酬型広告)を取り入れ、クライアントは通常のアフィリエイト運営と同様、アフィリエイトサービスプロバイダに契約し、商品情報をアップロードすれば、サイトへの商品登録、集客・販売促進はすべてスクロール360が対応する。
 同社では、倉庫スペースの有効活用が図られため、共に効率経営が実現できる営業メニューとなる。
 先に発表した次世代型ECシステム「Xspeecs(クロススピークス)」の提供とEC出荷代行専用物流センター「スクロールロジスティクスセンター磐田」の完成に続く、第3の営業メニューとなり、プロモーション、システム、フルフィルメントと360度サポートするメニューがさらに充実する。

ムトウ、通販支援サービス拡充、静岡・磐田の新物流拠点稼働

2009/09/29, , 日本経済新聞

 通信販売のムトウは、法人向けの通販支援サービスを拡充する。28日に磐田市で新しい物流センターを稼働し、出荷代行業務を拡大。インターネット通販サイトの構築支援では、同社子会社が大日本印刷と業務提携し、新規顧客の獲得を目指す。消費低迷で主力の個人向け通販が伸び悩むなか、通販支援サービスを強化して収益の安定につなげる。
 新物流センターの延べ床面積は約2万7000平方メートル。出荷代行業務の需要拡大で、既存の浜松市の物流センターは手狭となった。今後、営業を強化し、現在約120社ある出荷代行業務の顧客を1・5倍に増やす。
 大日本印刷と提携したのは、子会社のムトウマーケティングサポート(MMS)。大日本印刷が通販関連のコンサルティングを得意とする一方、MMSは決済システムの構築などネット通販の実務に強く、相乗効果が見込めると判断した。通販事業計画のコンサルからサイト構築まで、両社が一貫して支援する。
 ムトウの2009年4~6月期連結売上高は、出荷代行業務など「ソリューション事業」が前年同期比2・5%増の15億400万円だが、主力の通販事業は5・7%減の132億7000万円。比較的堅調なソリューション事業を強化し、収益力を高める。

消費者が選ぶ通販「ブランド力」、トップは楽天、後を追うアマゾンも大幅な伸び

2009/09/24, , EnterpriseZine

 日経リサーチが「消費者が選ぶ通販会社ブランド力ランキングTOP10」を発表している。
 本リサーチは、全国の消費者に測定した550社の中から、通販会社のみを抽出したブランド力(PQ)を元にスコアを算出。PQ(PerceptionQuotient)とは、測定企業550社の平均を500とした、「自分必要度」「独自性」「愛着度」「ブランドプレミアム」「推奨意向」の5つの項目からなるブランド力の偏差値のようなもの。
 第1位に輝いたのは、ネット通販最大手の楽天。同社は今年2月に会員数が5000万人を突破するなど、ネット通販の牽引役として成長を続けている。日経リサーチでは、「経済状況の悪化により節約志向の消費者が外出を控える中で、手軽に利用でき、価格の比較が容易な点が消費者ニーズと合致したことも追い風となっている」と分析している。
 通販会社の中で2位を獲得したアマゾンは、ブランド力(PQ)を構成する「自分必要度」「独自性」「愛着度」「ブランドプレミアム」「推奨意向」の5つの項目全てにおいて前年と比べ、5ポイント前後スコアを伸ばした。その結果、ブランド力(PQ)も41ポイント上昇し、【楽天】との差を縮めている。
 そのほかの結果は下記の通り
・消費者が選ぶ通販会社ブランド力(PQ)ランキング
第1位 楽天                 660(628)
第2位 アマゾンジャパン               629(588)
第3位 ジャパネットたかた          478(488)
第4位 千趣会(ベルメゾン)                442(447)
第5位 ニッセン               423(413)
第6位 アスクル               415(405)
第7位 一休                 367(347)
第8位 カウネット              348(331)
第9位 ベルーナ               346(338)
第10位 シャルレ               328(319)

◆第1位はネット通販最大手の【楽天】
 ネット通販最大手の【楽天】が通販会社の中で1位を獲得しました。
同社は今年2月に会員数が5000万人を突破するなど、ネット通販の牽引役として成長を続けています。特に昨今では、経済状況の悪化により節約志向の消費者が外出を控える中で、手軽に利用でき、価格の比較が容易な点が消費者ニーズと合致したことも追い風となっているようです。
 まず、【楽天】のブランド力(PQ)を構成する項目をみてみると「自分必要度(自分にとって必要と感じるか)」や「愛着度(愛着を感じるか)」が特に高くなっています。実際に、【楽天】の強みは、サービスの使いやすさだけでなく、傘下にある旅行事業や証券会社など生活にまつわるサービスを幅広く提供していることがあげられます。更に、それらのサービスにおいて楽天スーパーポイントを共通して利用できるため、利便性が高く、生活者にとって欠かせない存在となっていることが推測されます。
 調査結果でも、バリュードライバー(魅力点)をみると、「会員サービス・ポイントカード」を筆頭に、「ホームページのデザイン・使いやすさ」や商品・サービスについて「品揃え・ラインナップ」、「利便性・使いやすさ」が通販会社の中で最も高く評価されています。

◆【アマゾン】が躍進し、首位【楽天】との差を縮める
 通販会社の中で2位を獲得した【アマゾン】は、ブランド力(PQ)を構成する「自分必要度」「独自性」「愛着度」「ブランドプレミアム」「推奨意向」の5つの項目全てにおいて前年と比べ、5ポイント前後スコアを伸ばしました。その結果、ブランド力(PQ)も41ポイント上昇し、【楽天】との差を縮めています。

 【アマゾン】のコアイメージは「信頼性」で、品質に関するイメージ項目については楽天を大きく上回る評価を得ています。また、「革新的である」のイメージも高く、通販サービスの使い勝手の改善だけでなく、米アマゾン・ドットコムにて電子書籍の『キンドル』を発売するなど、新たな市場を開拓している面も評価されていることがうかがえます。

◆ジャパネットたかたのキーワードは「独自性」
 【ジャパネットたかた】といえば、社長の独特なキャラクターやテレビを活用した独自の販売スタイルなどを思い浮かべるかもしれません。調査結果でも、ブランド力(PQ)を構成する項目をみると、通販会社の中で「独自性」が最も高く、他社との違いが消費者から認識されていることがわかります。
 また、【ジャパネットたかた】のブランドイメージは「活気がある」や「明るい」「個性的」に加えて、「顧客ニーズへの対応に熱心である」や「経営者が優れている」などの項目が、通販会社の中では最も高くなっており、消費者が感じているこれらのイメージが【ジャパネットたかた】の独自性というキーワードにつながっているといえます。

2009年9月28日月曜日

ニッセン、ブログパーツサービス開始…商品を動画で紹介

 ニッセンは9月25日、ダウンロードをして貼り付けられるブログパーツ「ニッセンブログチャンネル」を同日より来年2月28日まで実施すると発表した。

 「ニッセンブログチャンネル」は、「Myセールスマン」と呼ばれるセールススタッフが、利用者のブログ上で、同社の商品を動画で紹介するブログパーツ。好みのMyセールスマンを選び、自分のブログに貼り付け、「番組を見る」ボタンをクリックすると、テレビショッピングのような動画が始まり、ニッセンの一押し商品を紹介する。

 動画を見た人はそのままECサイト「ニッセンのオンラインショップ」に進み、商品を購入することが可能。また、ブログのページビュー、クリック数、同社への注文によって、全国のMyセールスマンの営業成績(ブログポイント)を競い、上位のブログは「上位ブログ紹介ページ」にリンク表示される。全国ランキングは毎日更新する。

 アフィリエイトサービス「リンクシェア」のアカウント保持者は、アフィリエイトとして楽しむこともできる。

■「ニッセンブログチャンネル」(http://www.nissen.co.jp/campaign/2009year/blog/index.htm)

2009年9月25日金曜日

ベルーナ、8月売上高は26%減…カタログ事業は増減なし

ベルーナが9月17日に発表した8月の売上報告によると、連結売上高は前年同月比26・9%減となった。

 詳細をみると、衣料品・家庭用品・身の回り・趣味用品などのカタログ事業は増減なし。単品通販事業は同17・5%減、A・F事業は同38・9%減、BOT事業は同3・1%増、プロパティ事業は同91・4%減、その他事業は同13・7%減。

カタログ事業では、衣料品がエリアウェアやブラウス、メンズアパレルなどが前年を上回り同6・3%増。家庭用品は主力の家具が大幅減となったが、台所用品や生活用品は売り上げを大きく伸ばし同14・7%減。身の回り・趣味用品ではシューズやバッグ類が前年を上回り同6・7%増となった。

単品通販事業は、海外子会社2社の事業撤退に伴い売り上げがほぼ無くなった。リフレは前年を上回った。

千趣会がハーバー研究所とコラボ、コスメ商品をカタログ・ネットで発売

千趣会は9月24日、自然化粧品や栄養補助食品を販売するハーバー研究所とコラボレートし、「プラチナモイスチャーパワークレンジングミルク」を9月25日から発売すると発表した。

本品は、昨年9月に販売した「プラチナモイスチャーパワーローション」に続く、「プラチナモイスチャーパワー」シリーズの第2弾商品。ベルメゾンカタログのひとつ、コスメカタログ「コスメキューブ20号」(10月発行)での通信販売と、オンラインショッピング「ベルメゾンネット」で販売する。

 「プラチナモイスチャーパワークレンジングミルク」はエイジングケアに対応した、拭き取り・洗い流し両用タイプのミルククレンジング。スクワラン、シアバター、ダマスクバラ花ロウなどの高級オイルで構成したオイルが、メイクと素早くなじみ、ポイントメークからベースメイクまでをしっかりと落とす。

また、エイジングケアにも着目し、プラチナ(白金)ナノコロイド、真珠エキス、コラーゲンなどの美容成分を配合。潤いを保ちながら肌トラブルを解消する。容量は110g、価格は2940円(税込)。
■「ベルメゾンネット」(http://www.bellemaison.jp)

2009年9月18日金曜日

ムトウ8月売上高、6・5%減の34億円

 ムトウは9月15日、8月の売上速報を発表した。
連結での売上高は34億9000万円で前年同月比6・5%減となり、2009年4月から5カ月連続の前年同月比減となった。

千趣会の「暮らす服」、ららぽーと新三郷に出店…関東で初

千趣会は9月17日、同日開業した埼玉県三郷市の商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと新三郷」内に、関東地区初出店となるショップ「暮らす服 ららぽーと新三郷店」をオープンした。
 「暮らす服 ららぽーと新三郷店」では、ベルメゾンカタログ「私たちの暮らす服」の世界観をそのままに表現し、顧客からの要望が多かったメンズウエアの品ぞろえも充実。休日にファミリーでショッピングを楽しめることに重点を置いた店作りとなっている。
 同社は、関東地区初の店舗を注目度の高い好立地に出店することで、既存客だけでなく、新規顧客の取り入れも目指していく。売り場面積は、83・09坪。
 カタログ「私たちの暮らす服」は、ベルメゾンのファッションジャンルの中で発行部数、売上金額ともにもっとも高い基幹カタログで、婦人アウター・インナー・服飾雑貨・子供服など、生活密着型商品を豊富なサイズで構成。 またショップ「暮らす服」は、すでに関西地区を中心に9店舗を展開している。

弁当のおかずに便利な容器、千趣会(ベルメゾン)(新製品)

2009/09/18, , 日経MJ(流通新聞)

 弁当作りに役立つ「冷凍おかずサポーターズ 和えものカップセット」。
 おかずを入れるカップ(4個)と、そのカップを収納する容器(1個)のセット。いずれもシリコーン素材で、冷凍保存のほかオーブンや電子レンジでの加熱にも対応。カップに入れて冷凍しておいたおかずをカップごと加熱し、そのまま弁当に入れられる。カップ収納容器(15センチ×13センチ×高さ5センチ)を弁当箱(おかず入れ)代わりに使っても。価格は1260円。
 発売元は千趣会((電)0120・100018)。

オールアバウト、アスクルに業務コラム提供

2009/09/18, , 日経MJ(流通新聞)

 情報サイト運営のオールアバウトは、オフィス用品通販のアスクルが運営するビジネス情報サイト向けに記事などの提供を始めた。オールアバウトのサイトに掲載している労務管理などに関するコラムや質疑を転載する。アスクルはサイトのアクセス数拡大、オールアバウトは法人からの認知度向上を目指す。
 オールアバウトがコラムを他社に提供するのは初めて。提供先サイトは「アスクルお仕事サポート」で、初回は他者との話し方についてのコラム1本を掲載する。今後は月に2本ほどコラムと、関連する質問と回答を載せる予定だ。仕事の悩みを抱える企業関係者の利用を見込む。
 アスクルのサイトは主に中小企業の総務部門向けに、航空券検索など20以上のコンテンツをそろえる。今後は必要な専門家を探す機能を追加し、専門家と企業のマッチングを進める見通しだ。

ディノス「コンシェルジュ」導入、カタログ通販服選び助言、電話・メールで疑問回答

2009/09/18, , 日経MJ(流通新聞)

 電話・メールで疑問に回答
 ディノスは24日、カタログ通販の顧客に服選びの助言をする「コンシェルジュ」サービスを始める。カタログの写真では伝わりづらい生地の質感や色、サイズなどの問い合わせに、専門のオペレーターが電話とメールで答える。商品の特徴を購入前に正確に伝え、返品やトラブルを減らす狙い。きめ細かいサービスを生かして常連客の獲得にもつなげる。
 高級衣料品を扱うカタログ「ダーマ・コレクション」でコンシェルジュを設ける。衣料品販売経験者を中心に、新たな採用者を含む8人が東京・中野のディノス本社で電話対応する。通販会社はコールセンターで問い合わせに応じる場合が多く、相談専門の窓口を設けるのは珍しい。
 オペレーターは、カタログに掲載した服を手元に用意して問い合わせに対応するほか、利用者の身長や年齢、手持ちの洋服などを尋ねて服選びの助言もする。顧客から問い合わせがなくても顧客の好みに合う商品を薦めることも検討する。
 利用は無料だが、返品などが減ればサービスの費用に見合う効果があると判断した。コートやジャケットなど伸びない素材の衣料品はカタログだけで十分な説明ができず、サイズが合わないなどの理由で返品されることがあったという。
 同社は「どの程度の利用があるかは未知数」と説明しているが、商品の返品率の推移や利用者へのアンケートを参考に、他のカタログでもコンシェルジュを取り入れることも検討する。
 「ダーマ・コレクション」の発行部数は約50万部。主要顧客は40~50歳代の女性。国内ブランドの隆盛期やバブル期に盛んに服を買った世代で、今でも衣料品の消費意欲が高めだ。他のカタログの顧客と比べても「服の素材にこだわる人が多い」(天利美智代編集長)という。
 ディノスはコンシェルジュサービスをカタログ誌面とウェブサイトで告知。衣料品に関心がありながら今まで買っていなかった読者の需要も掘り起こす。

ムトウ、看護師向け通販参入、サイト刷新「お薦め」提示も

2009/09/18, , 日経MJ(流通新聞)

 【浜松】通信販売のムトウは10月から、販売促進策を大幅に強化する。通販サイトで顧客の購入履歴を基にお薦め商品を提示するほか、購入者の感想を載せ商品選びの参考にしてもらい販売機会の拡大につなげる。今年度は販促強化に3億5000万円を投じる。看護師向け通販事業にも参入して顧客層を拡大し、3~4年後をめどに連結売上高1000億円を目指す。
 10月に社名を「スクロール」に変更するのに合わせ販促策を拡充する。ネット通販では購入履歴から関連商品などを表示。服の着心地などの感想も募り、商品紹介のページに掲載する。実際に触れないネット通販の弱点を補う。
 品ぞろえでは、文化女子大学服装学部とブーツを共同開発。学生がデザインしたブーツを1足2990円の低価格で販売する。大手下着メーカー、トリンプとの共同企画商品も投入。生協の顧客向けには「社名変更セール」のチラシを1750万部配布する。
 看護師向け通販にも参入する。エンジェリーベP&N(P&N、横浜市)から看護師向け通販事業「PURE NURSE(ピュアナース)」を取得することでこのほど基本合意した。P&Nは看護師向け通販で業界4位。2009年5月期の売上高は7億6700万円。ムトウはブランド名ピュアナースと顧客50万人を引き継ぐ。
 販促強化などで2009年3月期の連結売上高599億円を数年後には1000億円台に乗せる考えだ。

調達先もCO2排出削減、アスクル、500社調査、まず保管・配送、共同で目標設定

2009/09/18, , 日経産業新聞

 アスクルは、商品の調達先を巻き込んで二酸化炭素(CO2)排出量などの環境負荷低減に乗り出す。10月から500社超の協力を得て商品の保管・配送方法などの調査を始める。2011年5月期からCO2排出削減に向け商品配送方法などを共同で見直す方針。中期的には調達段階のCO2排出削減目標も策定し、調達先と連携した削減を進める。
 アスクルはオフィス用品通販の最大手で、コピー用紙や筆記具、照明など通常カタログだけで約3万点、インターネット限定の商品を含め約4万点を扱う。CO2排出量などの削減に向け、商品を供給する全企業に調査に協力してもらう。
 具体的には、個々の商品の倉庫内の保管場所や出荷する拠点、配送方法などを調べ、「見える化」する。11年5月期以降、アスクルの物流センターに商品が配送されるまでのデータをふまえ、改善策を練る。物流子会社のノウハウを生かしながら調達先と連携し、配送ルートの効率化などに取り組む。
 また調達段階のCO2排出量全体の把握にも取り組み、データを対外的に公開する方針。
 そのうえでどの商品が削減可能かについてメーカーと商品開発の協力もする。まずプライベートブランド(PB)が対象になる見通し。中期的には集まった商品のCO2排出量などの環境負荷データを基に、仕入れ先や商品の選定基準に環境負荷の項目を加え、新しい基準を作り直す。
 流通業を手がける企業が、取引先と連携し環境負荷の把握や公開に踏み切るのは珍しい。
 アスクルは今年からCO2排出削減の目標を、自社の事業所と配送段階とで設定。事業所は08年5月期比で12年5月期に30%削減(売上高原単位)などの目標を掲げた。現時点でカタログで扱う調達段階のCO2は非開示だが、同様に目標を策定し全体での削減に生かす方針だ。

2009年9月17日木曜日

セシール、秋冬向け機能性肌着、価格抑えサイズ豊富――ユニクロなどに対抗

2009/09/17, , 日本経済新聞

 セシールは吸湿発熱性に優れた高機能素材を使った秋冬用の肌着を発売した=写真は八分袖のTシャツ。価格を990円からと低く抑え、サイズもSから5Lまでと幅広くそろえた。機能性肌着が好調なユニクロや、同様の商品をプライベートブランド(PB)で投入したイオンなどに対抗する。
 商品名は「スマートヒート」。Tシャツや8分袖のシャツなど23品目をそろえる。
 汗など人の皮膚から出る水分を吸収し、熱を発生させる特殊な生地を使用した。繊維と繊維の間に50マイクロ(100万分の1)メートルのすき間をつくり、そこに空気をためて保温性を確保している。
 他社製品よりもサイズを幅広くそろえたほか、女性向けの製品は肩部分にブラジャーのひもを留める部分を付け、ブラをずれにくくする工夫も加えた。
 高機能素材を使った商品では、ユニクロが昨年、発熱保温肌着「ヒートテック」を発売。1000~1500円の手ごろな値段で人気を集めた。今年もイオンやユニーなどがPBで同種の商品を扱っている。

6~8月、アスクル純利益19%増、粗利率高い商品伸びる

2009/09/17, , 日本経済新聞

 アスクルが16日発表した2009年6~8月期連結決算は、純利益が前年同期比19%増の11億円だった。企業の経費節減を受け、オフィス向け通販の売り上げが減少したが、飲料や日用雑貨などコピー用紙などと比べて粗利率の高い商品の比率が上昇。販売管理費も抑制し、増益を確保した。
 売上高は2%減の454億円。通販利用者数は増えたが、1回あたりの注文額が減少した。主力のコピー用紙や事務用品の販売が減った一方で、新型インフルエンザの流行を受け、マスクなど衛生用品が伸びた。
 経常利益は28%増の22億円だった。原油高の影響でコピー用紙などの仕入れ価格が上昇した前期と比べ採算が改善。粗利率は24・4%と前年同期より1・5ポイント上昇した。販売管理費は人件費や外注費が増えたが、物流費、販売促進費が減少した。

アスクル、ごみゼロ配送を東京23区などで開始

2009/09/17, , 日経BP

 アスクルは、再利用可能なリターナブルバック(通い袋)や折りたたみコンテナ(通い箱)で商品を届け、同社が回収して再び商品配送に使用する循環型ごみゼロ配送「ECO-TURN配送」を、東京23区などからネット注文する顧客を対象に始めるる。
 ECO-TURN配送は同社のインターネットショップに登録した東京23区の全顧客と、横浜、川崎市の一部企業を対象に始める。梱包材を再利用することで、顧客の廃棄物削減と同社の梱包材の使用総量を削減する。

2009年9月16日水曜日

ファンケル、健康院――サプリ、個人に合わせ提供(戦略拠点あすを拓く)

2009/09/16, , 日経MJ(流通新聞)

 ファンケルは東京・銀座に健康診断をもとに生活改善を指導する「ファンケル健康院」を開業した。自社の栄養補助食品(サプリメント)を健康状態に合わせて提供するのが売り物で、健康食品事業との相乗効果を見込む。料金設定が高く、富裕者層をどれだけ呼び込めるかが成否を分ける。
 健康院の取り組みはユニークだ。利用者にまず血液や遺伝子検査などを実施。詳細な健康状態を把握したうえで、薬剤師や管理栄養師の資格を持つカウンセラーが足りない栄養素を指摘。個人にあったサプリメントを提供し、将来の病気を防ぐための生活指導も徹底する。吉田英希事業推進室長は「1人1人にあった健康に関するサービスを提供できる」と自信をみせる。
 血液検査といっても病院のように注射器で何本も血を抜く訳ではない。専用の器具で指の先に少しだけ血を出して回収する。遺伝子検査も口の粘膜に綿棒をあてるだけで済むなど検査方法は簡単。それでいて得られるデータは詳細だ。
 例えば遺伝子検査から肥満になりやすいとか血が詰まりやすいといった情報も得られる。最大62の遺伝子を分析して、将来の病気のリスクを把握する。こうして得られた情報を基にダイエットや疲労回復等の基本プログラムや生活習慣病の改善を目指すコースなどを選んでもらう。
 プログラムの目玉として、自社で市販するサプリメントを個人に合わせて提供する仕組みを導入した。2009年3月期のファンケルの栄養補助食品事業の売上高は約291億円で化粧品事業と並ぶ柱。特徴は約110種類のサプリメントをそろえ、消費者の悩みにきめ細かく応えられる点で、ここまで品ぞろえが豊富なメーカーは数少ない。その利点を最大限に生かすことを目指した。
 現在は得られた情報を基にカウンセラーが110種類から朝昼晩に分けてそれぞれ数種類ずつ適切なサプリメントを選んでいるが、来年2月からは完全に利用者だけのサプリメントを作る提供する方針だ。数種類のサプリメントを一度に飲みにくいため、必要なサプリメントを混ぜたりして1粒か2粒程度に量を抑えて飲みやすくする。吉田氏は「ファンケルが培ったノウハウをフルに生かす」と意気込む。
 ファンケルが栄養補助食品事業を始めたのが1994年。健康院の構想は当時社長だった創業者の池森賢二氏の頭の中に早くからあったという。サプリメントをいかに広めるか。「only you サプリメント」。その答えが完全オーダーメードのサプリメントだった。
 理想を追求した分、入会金5万円、基本プログラムが39万8000円と高額になった。「3年後に黒字転換できるように腰をすえて取り組む」(成松義文社長)が、消費不振の逆風が吹く。ファンケルの本気がどこまで消費者に届くかに注目が集まる。
〈ファンケル健康院〉
▽開  設 2009年8月8日
▽所在地 東京都中央区銀座2-5-11
▽敷地面積 300平方メートル
▽ポイント 
 (1)血液や遺伝子検査で健康状態を詳細に分析
 (2)カウンセラーが生活習慣の改善を指導 
 (3)サプリメントを健康状態に合わせて提供

MonotaRO、車メンテ用品をPBで価格安く

2009/09/16, , 日経産業新聞

 工具通販大手のMonotaRO(モノタロウ)は15日、プライベートブランド(PB)で自動車メンテナンス用品を発売したと発表した。自動車用コーティング剤「フラッシュリーα(アルファ)」など4種類で、自社通販サイトで販売する。いずれも他社製品より価格を4~6割程度に抑えたという。
 フラッシュリーアルファは洗車後のぬれた車体に塗布して使う。特殊高分子ポリマーの皮膜ができ、光沢を保つほか、防サビや静電気防止の効果も見込める。容量200ミリリットルで、希望小売価格は298円。
 このほか自動車下部のシャーシの塗装剤やエアコンフィルターなどを販売する。価格はシャーシ塗装剤で他社製品の5~6割、エアコンフィルターで同4割程度という。企業向け通販サイトのほか、10月下旬からは消費者向けサイトでも扱う予定だ。