2006年4月17日月曜日

アドバンスクリエイト、イマージュから、保険販売業務を買収――4億6000万円で

2006/04/17, , 日経産業新聞
 保険代理店のアドバンスクリエイトは十四日、カタログ通販のイマージュから同社の保険販売業務を四億六千万円で買収した、と発表した。アドバンスクリエイトは今後十年間、イマージュの会員四百万人に保険商品のダイレクトマーケティングを独占的に実施する。イマージュの通販利用明細書に保険商品のチラシを同封する仕組み。
 アドバンスクリエイトは二〇〇二年十二月にカタログ通販最大手の千趣会から保険販売業務を買収し、千趣会会員六百六十万人にチラシを郵送している。イマージュの会員向けにもチラシを郵送することで、ダイレクトマーケティングによる保険販売を強化する。
 アドバンスクリエイトは「保険市場」のブランドで保険販売店、インターネットなどでも保険を販売している。

2006年4月15日土曜日

イマージュ、前期、店頭販売不振で、経常赤字7億円

2006/04/15, , 日本経済新聞
 カタログ通販のイマージュが十四日発表した二〇〇六年二月期の連結決算は経常損益が七億五百万円の赤字(前の期は九千二百万円の赤字)だった。本業の通販事業は化粧品が伸びて部門営業増益だったが、衣料品店子会社、トランスコンチネンツなど店舗販売が十億円強の赤字だった。
 売上高は前の期比二四%増の二百三十三億一千九百万円。トランスコンチネンツを〇四年末に連結対象としたことに加え、通販事業が一五%増収だった。最終損益は十一億六千六百万円の赤字。
 今期は化粧品の販売増やインターネット関連子会社の収益改善で二億円の経常黒字を見込むが、四億円強の減損損失が発生するため最終損益は一億六千万円の赤字。年間配当は十円と据え置く。

2006年4月1日土曜日

イマージュ06年2月期、衣料子会社不振、赤字幅が拡大

2006/04/01, , 日本経済新聞
 カタログ通販のイマージュは三十一日、二〇〇六年二月期の連結最終損益が十一億三千九百万円の赤字(前の期は八億九百万円の赤字)だったようだと発表した。従来予想は六億三千三百万円の赤字。〇四年末に連結対象とした衣料品店子会社、トランスコンチネンツの経常赤字が七億円強に膨んだ。売上高は前の期比二四%増の二百三十三億一千九百万円。主力の通販カタログ「イマージュ」が底堅かった。

2006年1月21日土曜日

イマージュ2月期予想、買収で特損発生、最終赤字6億円

2006/01/21, , 日本経済新聞
 イマージュは二〇〇六年二月期の連結最終損益が六億三千三百万円の赤字(前期は八億九百万円の赤字)になる見通しだと、二十日発表した。従来予想は四億円の赤字だった。衣料品販売のトランスコンチネンツ買収に伴う連結調整勘定一億九千九百万円を一括償却し、特別損失に計上する。
 連結売上高は二百四十億円、経常損益は二億円の赤字と従来予想を据え置く。

2005年12月28日水曜日

イマージュ、3―11月、3億5000万円、経常赤字に

2005/12/28, , 日本経済新聞
 カタログ通販のイマージュが二十七日発表した二〇〇五年三―十一月期の連結業績は、経常損益が三億五千八百万円の赤字(前年同期は六千七百万円の黒字)だった。〇四年末に連結対象に加えた衣料品販売子会社トランスコンチネンツ(東京・渋谷)が販売不振から五億円弱の経常損失を計上し、足を引っ張った。
 売上高は前年同期比二二%増の百七十六億八百万円。コメエキスを使う化粧品「ライスフォース」が四倍の二十二億円に伸びたほか、トランスコンチネンツが十四億円寄与した。純損益は五億四千六百万円の赤字(同九千四百万円の赤字)だった。

2005年11月14日月曜日

ダブルクリック、通販サイト広告配信管理を代行

2005/11/14, , 日経流通新聞MJ
  インターネット広告のダブルクリックは、ファッション通販サイト「イマージュ」「ブランカフェ」を運営するイマージュ・ネット(東京・目黒)から、サイトの広告配信・管理業務を受注した。ダブルクリックが開発した広告管理システムを使って業務を代行する。
 集客力の高いサイトの業務を請け負うことで他社からの受注増につなげる。
 広告管理システムは「DART for Publishers(ダート・フォー・パブリッシャーズ)」。時間帯や分析したサイト訪問者の属性などに合わせ、最適な広告を自動的に配信し訴求効果を高める。広告の掲載状況や効果測定も詳細に分析できるため、広告主に分析結果をみせ自社サイトでの広告効果の高さをアピールすることも可能だ。
 イマージュ・ネットは広告の配信数に応じて一定の料金を支払う。

2005年10月31日月曜日

イマージュ系のトラコン、新規出店を凍結――少量生産でテコ入れ

2005/10/31, , 日経流通新聞MJ
  カタログ通販のイマージュは衣料品専門店子会社トランスコンチネンツ(東京・渋谷)の新規出店を当面凍結する。売り上げが低迷し、二〇〇五年八月中間期に同事業で三億五千二百万円の営業損失を計上。既存店のテコ入れを優先し、収益の改善を図る。
 期初の計画ではトランスコンチネンツと、同社が扱うカジュアルブランド「マテリアルガール」を三店ずつ、〇五年下期に合計六店出店する予定だった。これを各一店に縮小する。トランスコンチネンツは現在、都市部で十四店を展開しているが「黒字店舗は三分の二にとどまる」(イマージュの南保正義社長)。今期出店した七店についても、不採算三店を閉鎖する。
 残る店舗をテコ入れするために、デザイナーや店長候補の人材を確保するほか、売れ行きに応じて小ロット生産するクイックレスポンス体制を〇六年春から導入する。「(トランスコンチネンツの)再生が可能か、〇六年上期に向けて判断する」(南保社長)としている。
 イマージュは〇四年十二月に投資ファンド、キアコンからトランスコンチネンツを取得した。出資比率は七〇%。

2005年10月15日土曜日

8月中間、イマージュ営業赤字4億円

2005/10/15, , 日本経済新聞
  カタログ通販のイマージュが十四日発表した二〇〇五年八月中間期の連結営業損益は、四億一千八百万円の赤字(前年同期は三千九百万円の赤字)だった。売上高はコメエキスを使う「ライスフォース」化粧品の急拡大などで二二・八%伸びたが、衣料品販売子会社トランスコンチネンツが販売不振から営業損失を三億五千万円計上したのが響いた。
 連結売上高は百五億八百万円。化粧品事業は十三億七千万円と前年同期の五倍強に増えた。昨年十二月に連結子会社に加えたトランスコンチネンツの寄与は八億七千万円。経常損益は三億七千七百万円の赤字(同二千二百万円の赤字)だった。
 〇六年二月期通期の連結売上高は前期比二八%増の二百四十億円を見込む。化粧品事業の販促費を積み増すため、経常損益は二億円の赤字(前期は九千二百万円の赤字)になる見通しだ。

2005年9月30日金曜日

イマージュ、経常赤字3億7600万円――8月中間、予想を下方修正

2005/09/30, , 日本経済新聞
 カタログ通販のイマージュは三十日、二〇〇五年八月中間期の連結業績予想を下方修正し、経常損益が三億七千六百万円の赤字(前年同期は二千二百万円の赤字)になったと発表した。従来予想は五千万円の赤字。衣料品販売子会社トランスコンチネンツの経常損失が三億円強と期初計画の二倍以上に膨らみ、足を引っ張った。
 売上高は主力カタログの受注回復で、前年同期比二三%増の百五億八百万円とほぼ従来予想通り。独自商品の「モテブラ」が好調だった。純損益は四億五千万円の赤字。当初見込みは一億五千万円の赤字だった。
 〇六年二月期通期の連結経常損益は二億円の赤字(前期は九千二百万円の赤字)を見込む。従来予想は六億円の黒字だったが、秋冬に向け化粧品事業の販促費を五億円上積みし一転、赤字となる。最終損益は四億円の赤字の公算。従来予想は二億二千万円の黒字だった。売上高は計画通り前期比二八%増の二百四十億円に届くとみている。

2005年7月30日土曜日

化粧品通販の子会社、シムリーが設立

2005/07/30, , 日本経済新聞
 シムリーは二十九日、化粧品の通信販売を手掛ける全額出資子会社を一日付で設立したと発表した。「イマージュ」などのカタログ通販で季節ごとに売り切る主力の衣料品などと異なり、化粧品は同じ商品を継続的に販売する手法が必要と判断。化粧品の販促企画や開発に特化させる。
 新会社アイムは資本金一千万円。本社を香川県国分寺町に置き、社長にシムリーの沼田憲孝ウェルネス事業部ゼネラルマネージャーが就任した。八月一日から営業を始める。シムリーは引き続き化粧品を製造し、売り上げの一部をアイムに支払う。
 コメから抽出したエキスを使うシムリーの化粧品「ライスフォース」の事業は急成長している。二〇〇六年二月期の同事業売上高は、前期比三倍強の三十五億円を見込んでいる。

2005年7月29日金曜日

シムリー社長南保正義氏――今期、業績急回復、化粧品急拡大(アングルこの人に聞く)

2005/07/29, , 日本経済新聞
 カタログ通販のシムリーの業績が回復している。二〇〇五年三―五月期の連結売上高は前年同期比四〇%増。化粧品事業を育て、ウェブカタログの制作管理事業を分社しインターネット販売を強化する。前期まで六期続いた減収に歯止めをかけ、V字回復を目指す南保正義社長に戦略を聞いた。
 ――八月一日に商号をイマージュに変更する。
 「売上高の六割を占める二十歳代女性向けの主力カタログ『イマージュ』のブランド価値を生かす。調査によると、イマージュは二十歳代女性の八五%に認知されている。認知度の高い名の方が投資家にも分かりやすい。改称でより多くの方に当社の事業内容を知ってもらえると考えた」
 ――〇六年二月期は前期比二八%の増収を見込んでいる。
 「前期まで低迷が続いたのは、消費者の好みに合わせた商品開発が後手に回っていたからだ。新規顧客も減った。今期は二月に発売したブラジャー『モテブラ』など話題性のある商品がカタログ全体の価値を押し上げつつある。新規事業も育ってきている」
 ――新分野ではコメから抽出した「ライスパワーエキス」を使うライスフォース事業が好調だ。
 「急伸している。化粧品事業の今期売上高は前期比三倍強の三十五億円とみている。基礎化粧品を中心に点数を増やし、ニーズを取り込む。ウェブサイトやテレビショッピング、チラシなどを駆使して新規顧客獲得の間口を広げる」
 ――前期に連結対象に加えた衣料品販売のトランスコンチネンツの寄与は。
 「秋にも同社ブランドの衣料品をイマージュのウェブサイトで発売し、紙媒体のカタログにも〇六年春夏シーズンから掲載する。店舗展開を含め、相乗効果を本格的に生むのはこれからだ。具体的な案件はないが、相乗効果があると判断すれば合併・買収は今後も手掛けていく」
 ――通販市場の現状をどうみるか。
 「通販に限らず流通業全体が成熟産業だ。特に主要顧客層である二十歳代のOLを巡る競合は激しい。商品サイクルはますます短くなっており、旧態依然としたカタログだけで増収を目指すのは難しい。本業以外に収益の柱が不可欠。当社の場合は、化粧品事業とネット事業だ」
 ――昨年末に通販サイトの制作管理機能を分社した。
 「ネットを単なるチャネルでなく、事業と位置付けたからだ。イマージュのサイトで他社商品を販売し、他社の広告も入れる。新会社イマージュ・ネットはIT(情報技術)に強い人材を集めやすいよう東京に本社に置いた。給与体系も本体と変え、自由度を与えている」
 「ネットは電話やファクスと同じく商品注文の一手段にすぎなかったが、既にウェブでの販売が三五%を占める。もはや紙のカタログの補完媒体ではなく、近い将来逆転もあり得る」

2005年7月1日金曜日

シムリーの3―5月、バーゲン増え、営業赤字9700万円

2005/07/01, , 日本経済新聞
 シムリーが三十日発表した二〇〇五年三―五月期の連結業績は、営業損益が九千七百万円の赤字(前年同期は二千三百万円の赤字)だった。バーゲン商品の販売が増え、売上総利益率が二ポイント悪化した。経常損益は七千二百万円の赤字(同千四百万円の赤字)だった。
 売上高は前年同期比三九・七%増の六十二億九千八百万円。主力カタログイマージュやブランカフェの販売形態を変えたことや、連結対象に加えた子会社の業績が寄与した。純損益は一億千八百万円の赤字(同四千万円の赤字)だった。

2005年5月13日金曜日

通販カタログ「イマージュ」発、人気の下着はみんなで作る――シムリー、起死回生。

2005/05/13, , 日経産業新聞
 カタログ通販会社シムリーのOL向け通販誌「イマージュ」で大人気のブラジャーがある。商品名は「モテブラ」。「恋に効くブラ」というキャッチコピーと商品仕様が女性心理をとらえ、今年2月に発売してわずか10日で6カ月分の予定枚数を販売した。実はこのモテブラを商品企画したのはプロではなく、若い女性読者たちのチームだった。販売不振にあえいでいたイマージュに起死回生の大ヒットをもたらした、名付けて「OL幸せプロジェクト」とは。
 イマージュは20―27歳のOLを対象にしたシムリーの主力カタログ通販誌。「ちょっとおしゃれ、ちょっとかわいい」がコンセプトで、競合他誌と比べると下着にしてもレース、リボンをあしらった凝ったデザインが多い。  「モテブラ」は2月4日の発売で、同誌最大のヒット商品となった。1000セット売れれば合格と言われる通販ブラジャー市場で5月上旬までに15万枚を売り上げている。
 「なんとか落ち込みをくい止めなければ」。イマージュは1990年代、人気俳優や外国人モデルを起用した広告で認知度を高めたが、ここ数年低迷が続いていた。主力誌の苦戦でシムリーの売上高も95年2月期の410億3500万円(単独)が03年2月期には218億4600万円(同)へと半減。05年2月期は8億900万円の最終赤字に陥った。
 「不振の原因は看板商品がないからではないか」。2年前、顧客サービス戦略本部マーケティング室の宮沢正史室長はこんな仮説を立てて、巻き返し策を練っていた。女性誌をパラパラとめくりながら商品アイデアを模索していると目に留まったのが「モテ服」という言葉。「モテるブラジャーなら名前だけで女性が飛びつきそうだ。でも一体どんな商品にすればいいか……」。
 その答えを求めるため、消費者の生の声を集めることを考えた。2003年3月、読者からモニターを募り「OL幸せプロジェクト」を発足。20代の女性モニターに仕事帰りに集まってもらい、毎回十数人で理想のモテブラ談議が始まった。
 「大きくて自信がつくと恋愛にも積極的になれそう」「痛みや不快感で身体がストレスを感じると、表情も暗くなり恋が遠ざかってしまう」「色は出会い運を高めてくれるピンクがいいのでは」――ブラジャー研究家の青山まり氏も交えた会議では様々な意見が出た。宮沢室長はインターネットで男性の意識も同時に調査。男性が好む色は、形は?――。合計9497人の意見を参考に出来上がったのがモテブラだ。
 色はピンク、花柄のレースが浮き出る模様。ボリュームを出すためパッドは二重にし、ワイヤーは柔らかいクッションでくるみ痛みを和らげる仕様にした。カップの裏側には肌がすべすべになるというスクワラン加工を施した。ショーツ2枚と香水付きで価格は4095円(A、B、Cカップ)と4410円(D、Eカップ)。「恋に効くブラ」をうたい文句に展開したところ、女性誌や口コミで一気に火が付いた。
 しかし、モテブラは改革の一歩にすぎない。仕掛け人の宮沢室長は以前、大手下着メーカーに在籍していたことがある。扱う商品は同じでも「消費者と対面する店頭販売と違い、通販はなぜ売れないのかがつかみにくい」。消費者との温度差を縮めていくため、OL幸せプロジェクトを他の商品の品質見直しにも活用し始めた。
 4月21日、シムリー東京本社の会議室。宮沢室長は集まった23―28歳の女性7人に「厳しい意見をお願いします」と頭を下げた。その日のテーマは「品質と値段のバランス」。
 室内には白いシャツ、黒いジャケット、カットソーが10枚ずつ、ずらりと並ぶ。どの服もブランドラベルははがされ、A―Jのアルファベットと素材だけを記したタグが付いている。それぞれにシムリー製品が1点ずつ入っていて、参加者に欲しい商品を各分野1枚選んでもらい、その理由と全品の妥当な値段を示してもらう趣向だ。
 7人が実際に手にとり、じっくり比べた結果、同社の白いTシャツを欲しいと答えた人は皆無だった。理由は「薄く夏は下着が透けそう」「襟ぐりが開きすぎ」「安っぽい」など。一方で厚手の素材の他社のTシャツに人気が集中した。
 最近はこの手のTシャツを職場で着る人も増えており、比較的しっかりした素材が選ばれたようだ。商品企画した商品部アウター課の村井勲課長によると、Tシャツの値段は素材の厚みで決まるものではない。シムリー製も原材料費を絞ったわけでなく肌触りの良さを重視し薄手素材を、鎖骨が映えるよう襟ぐりを大きくしたという。
 「今まで消費者の求めているデザインは何か想像の域で企画していた。生の声を聞きズレがあるとわかった」(村井氏)。OL幸せプロジェクトはほかにも「伝票の使いやすさ」「インターネットの見やすさ」など毎回複数のテーマでモニターの声を集めている。
 シムリーはイマージュてこ入れで06年2月期の連結売上高を前期比28%増の240億円と見込む。モテブラの大ヒットという成功体験を商品・サービス全体の品質改善や販売増へと広げていきたい考えだ。

2005年4月25日月曜日

トラコン、売上高、3年後50億円――出店抑えネット販売強化

2005/04/25, , 日経流通新聞MJ
 カタログ通販「イマージュ」を展開するシムリーの子会社で衣料専門店のトランスコンチネンツ(東京・渋谷、前出政伸社長、略称トラコン)は、二〇〇五年二月期で十六億七千四百万円の年商を〇八年二月期に五十億円に拡大する方針を発表した。  前出社長は有力アパレルのBIGIグループ出身で、スペインのSPA(製造小売り)ブランド「ZARA」の日本事業立ち上げを担当した。同氏のノウハウをいかした効率的な商品生産手法の導入が販売拡大策の軸となる。  また費用のかさむ店舗開設は抑制し、インターネット販売の比率を高めて利益率向上を狙う。これは店舗出店を前提とした増収計画が一般的な衣料専門店業界では、ユニークな経営手法だといえる。  トラコンは東急百貨店などが立ち上げたブランドで、九〇年代に東京・渋谷などで若者の人気を集めた。だがその後、東急百貨店の不振のあおりなどもあり、〇四年三月に投資ファンドのキアコン(東京・渋谷)に営業譲渡され、前出氏が招へいされた。

2005年4月16日土曜日

シムリー、最終赤字8億円――前期、主力カタログ不振

2005/04/16, , 日本経済新聞
 シムリーが十五日発表した二〇〇五年二月期の連結最終損益は八億九百万円の赤字(前の期は一億二百万円の黒字)だった。売上高は主力カタログの「イマージュ」などが振るわず百八十七億五千六百万円と四・八%の減収。販促費がかさみ経常損益は九千二百万円の赤字(同五億八千五百万円の黒字)だった。
 〇六年二月期の連結売上高は前期比二八%増の二百四十億円を見込む。化粧品「ライスフォース」が急成長しているほか、イマージュが増収に転じる見通し。昨年末に買収した衣料品販売子会社トランスコンチネンツも寄与する。経常利益は六億円、純利益は二億二千万円とみる。
 同社は八月一日付で、商号をイマージュに変更すると発表した。取締役と従業員、外部アドバイザーを対象にストックオプションも付与する。普通株式十五万株(発行済み株式総数の一・三%)が上限。いずれも五月二十七日の株主総会で決定する。

2005年3月31日木曜日

シムリーの前期、最終赤字8億円、黒字予想を修正

2005/03/31, , 日本経済新聞
 シムリーは三十日、二〇〇五年二月期の連結最終損益が八億九百万円の赤字(前の期は一億二百万円の黒字)になったようだと発表した。従来予想は二千五百万円の黒字。商品在庫の一括処分による評価損六億千七百万円が響いた。ウェブ関連システムの刷新で現行ソフトの償却費二億円弱も新たに特別損失に計上する。配当は従来予想を据え置いた。
 連結経常損益は九千二百万円の赤字(同五億八千五百万円の黒字)。カタログ通販の販売形態を変えたため、欠品による機会損失や配送料などが膨らんだ。従来予想は二億七千万円の黒字だった。売上高は前の期比四・八%減の百八十七億五千六百万円と、従来予想より〇・八%上方修正した。

2005年3月9日水曜日

シムリー、ネット通販強化へ新会社――サイト運営、店舗は大都市に集中

2005/03/09, , 日本経済新聞
 カタログ通販のシムリーは、インターネットによる通信販売用のサイトを管理・運営する子会社を設立した。これまで一部外注していたネット用のカタログ制作をグループ内で手掛け、掲載商品の更新を迅速にする。ネット通販の取扱商品を順次拡大する。サイトを新規顧客獲得の窓口として強化する一方で、店舗網を大都市圏に集中させる。
 新会社はイマージュ・ネット(東京・渋谷)。シムリーが九〇%出資し、資本金は一千万円。主力カタログ「イマージュ」と「ブランカフェ」のネット版の制作を任せ、ネットでの売上高に応じて使用料を支払う。
 シムリーではこれまで外注で年間一億円前後かかっていた制作費を圧縮できるとみている。別会社化することで本体とは異なる給与体系とし、首都圏で情報技術(IT)関連の人材を確保しやすくする。
 新会社へは今秋シーズンのカタログから運営を移管する。二〇〇七年二月期以降に動画カタログを取り入れる考え。シムリーは順次、ネット通販商品を女性向け保険商品などに広げるほか衣料品、美容健康商品など既存商品群の品ぞろえも厚くする。
 現在、二十歳代OL向けの「イマージュ」の売上高の約三五%をネット販売が占める。客単価は紙のカタログに比べ低いが、新規顧客を獲得しやすいため、二―三年でネットでの売上高比率を五〇%に引き上げる計画。
 ネット販売では在庫切れを直ちに顧客に知らせることができ、代替商品の紹介も容易なことから、在庫や販売機会の損失を減らす狙いもある。
 同社の主力カタログの顧客層が二十―四十代の女性に集中していることから、サイトに化粧品会社などのバナー広告を入れることも検討している。
 ネット通販を強化する一方、全国で展開している店舗を〇六年二月期中に十六店から十店に削減する。店舗は大都市圏に集中させ、残る地域の顧客はネット通販などに移行させる方針だ。

2004年12月1日水曜日

キアコンが投資の衣料品店、シムリーが子会社化

2004/12/01, , 日経流通新聞MJ
 カタログ通販のシムリーは衣料品販売のトランスコンチネンツ(東京・渋谷)を子会社化する。両社とも二十代が主要顧客層で、事業面での相乗効果が見込めると判断した。トランスコンチネンツは流通専門の再生ファンド、キアコン(同)の第一号投資案件。傘下に収めてから約八カ月で売却することになった。
 シムリーは十二月末にトランスコンチネンツの発行済み株式の七〇%を取得する。取得価額は明らかにしていない。
 前出政伸社長らトランスコンチネンツの現経営陣によるブランド、店舗、人事などの戦略見直しにより、再生のメドが付いたという。前出氏ら現経営陣も株式の三〇%を取得する。
 今後、トランスコンチネンツの持つ商品企画・開発力やブランド創造ノウハウなどと、シムリーの持つ顧客データベース、物流・情報システム力など、両社の経営資源を共有する。来春以降、シムリーのインターネット通販サイトにトランスコンチネンツの商品を供給したり、新しくトランスコンチネンツの通販サイトを立ち上げることも検討中だ。
 トランスコンチネンツは現在、東京・渋谷、神戸などに計十三店を展開するが、今後、店舗のスクラップ・アンド・ビルドを強化し、来期(二〇〇六年二月期)末には十七―十八店まで増やす構え。従来と違った客層を開拓できる新ブランドの投入も計画している。

2004年11月30日火曜日

トランスコンチネンツ、シムリーが買収――株式の7割、来月末取得

2004/11/30, , 日本経済新聞
 カタログ通販のシムリーは二十九日、流通業専門の再生ファンドのキアコン(東京・渋谷、沢田貴司社長)傘下で衣料品販売を手がけるトランスコンチネンツ(同、前出政伸社長)を子会社化すると発表した。十二月末に株式の七〇%を二億四千五百万円で取得する。
 株式の残り三〇%はトランスコンチネンツの前出社長らが取得。シムリーは経営陣による企業買収(MBO)を支援する。「当面は経営に関与せず、再生を側面支援する」(明賀正一管理部長)考えだ。
 中期的にはトランスコンチネンツがもつ店舗販売のノウハウや商品開発力をシムリーの店舗運営に活用する考え。若年層を主な顧客とする同社のブランドを獲得し、商品を二十代女性向けカタログ「イマージュ」で扱うなど通販事業のテコ入れにつなげる狙いもある。
 トランスコンチネンツがネット通販に進出する場合には、シムリーの物流網などを共有することでコスト削減も期待できるとみている。
 トランスコンチネンツは製造小売り型のアパレルメーカーで、全国に十三店を展開。四国では松山市に店舗をもつ。二〇〇六年二月期の営業黒字転換を目指している。

衣料品のトランスコンチネンツ、キアコン、シムリーに売却

2004/11/30, , 日経産業新聞
 投資ファンドのキアコン(東京・渋谷、沢田貴司社長)は十二月末に傘下の衣料品製造販売会社、トランスコンチネンツ(東京・渋谷、前出政伸社長)を婦人服「イマージュ」を通販するシムリーなどに売却する。売却額は三億五千万円以上とみられる。
 シムリーが七〇%、トランスコンチネンツ経営陣がMBO(経営陣による企業買収)で三〇%を取得する。キアコンはファーストリテイリング元副社長の沢田氏が設立、三月に東急百貨店から業績不振に陥っていたトランスコンチネンツを買収したばかり。
 八カ月という短期で売却が決まったことについて、前出社長は「二〇〇六年二月期の黒字転換のメドがつき、通販など新販路を検討していた。投資会社傘下より展開しやすい」と説明する。キアコンは現在、経営再建中のダイエーのスポンサー企業に意欲を示している。
 トランスコンチネンツは東京・渋谷や神戸などで十三店を展開し、〇五年二月期売上高は約二十億円の見込み。来年度は五、六店を新規出店し、新ブランドも立ち上げる計画。