2004/11/30, , 日本経済新聞
カタログ通販のシムリーは二十九日、流通業専門の再生ファンドのキアコン(東京・渋谷、沢田貴司社長)傘下で衣料品販売を手がけるトランスコンチネンツ(同、前出政伸社長)を子会社化すると発表した。十二月末に株式の七〇%を二億四千五百万円で取得する。
株式の残り三〇%はトランスコンチネンツの前出社長らが取得。シムリーは経営陣による企業買収(MBO)を支援する。「当面は経営に関与せず、再生を側面支援する」(明賀正一管理部長)考えだ。
中期的にはトランスコンチネンツがもつ店舗販売のノウハウや商品開発力をシムリーの店舗運営に活用する考え。若年層を主な顧客とする同社のブランドを獲得し、商品を二十代女性向けカタログ「イマージュ」で扱うなど通販事業のテコ入れにつなげる狙いもある。
トランスコンチネンツがネット通販に進出する場合には、シムリーの物流網などを共有することでコスト削減も期待できるとみている。
トランスコンチネンツは製造小売り型のアパレルメーカーで、全国に十三店を展開。四国では松山市に店舗をもつ。二〇〇六年二月期の営業黒字転換を目指している。