2009年9月15日火曜日

ポーラ・オルビスHD、訪販一辺倒から転換、路面店苦戦、多角化道半ば

2009/09/15, , 日経産業新聞

ブランドで巻き返し
ポーラ・オルビスホールディングス(HD、東京・品川)が主力事業の訪問販売一辺倒からの脱皮を目指している。2007年にブランドを増やす戦略に転換し、業務用の販路開拓にも本格的に取り組み、多角化を進めている。いずれも収益の柱に育つには時間がかかるが、外部の人材も起用し、構造改革を急ぐ。
同社が9月2日に発売した新ブランド「スリー」は原料に有機栽培の植物を採用した化粧品で、高級化粧品を中心に据えてきた商品と一線を画す戦略商品だ。同ブランドを手がける子会社、アクロ(東京・品川)の社長にはカネボウ化粧品時代にメーキャップ「RMK」を育成した石橋寧氏を起用した。07年には敏感肌向け「ディセンシア」を投入。ホテルやレジャー施設など向けのヘアケアや化粧品を開発し、業務用の販路も積極的に開拓に乗り出した。
同社が07年以降売り出した新ブランドは全部で4つ。ブランドを増やすのは、女性の社会進出に伴い女性の在宅率が大幅に低下し、訪販事業の先行きが険しいからだ。そこで従来型の訪販だけの路線を捨て、05年に訪販の新業態「ポーラ
ザ ビューティ(PB)」を開発した。これはエステと化粧品販売を組み合わせた路面店で、契約社員が顧客に声をかけて店に招く業態だ。
町田恒雄ポーラ取締役は「グループの新ブランドや販路への投資額がかさみ、PBによる訪販事業の立て直しが遅れている」と話し、店舗数は現在400店。08年末で500店としていた当初の計画よりも100店少ないが、PBの既存店売上高は前年比2ケタ増で、訪販事業の売上高(約1000億円)の2割程度を占めるようになった。
訪販大手ではノエビアはポーラ・オルビスHDと対照的に、訪販に固執する姿勢を見せ、今年に入って20億円を投じ顧客管理システムを構築するなど改革を加速する。ポーラ・オルビスHDはブランド、PBとも道半ばだが、両事業を両輪に巻き返しを急いでいる。

オールアバウト、専門家コラム、アスクルに提供、検索サイト向け

2009/09/15, , 日経産業新聞

総合情報サイト運営のオールアバウトは14日、オフィス用品通販最大手アスクルのサイトに専門家コラムの提供を始めたと発表した。専門家への相談・依頼を仲介するサービス「オールアバウト
プロファイル」に登録する各専門家のコラムを無料で提供する。法人顧客の認知度を高め、専門家の活躍の場を広げる。
アスクルは航空券やホテル、貸会議室、清掃サービスまで幅広く探せる法人向け検索サイト「お仕事サポート」内に、読み物コーナー「仕事のツボ」を設ける。オールアバウトは「人事労務」や「業務効率改善」など、中小企業のニーズが高い分野のコラムと質問・回答を提供する。
法人顧客との接点を増やすことで「プロファイル」に登録する専門家が新たに仕事の依頼を受ける機会を増やす。アスクルは「お仕事サポート」のコンテンツの充実で、顧客満足の向上をはかる。
「プロファイル」には現在64職種823人の専門家が登録。オールアバウトは各専門家が執筆したコラム約4万3千本に加え、ユーザーから寄せられた質問2万件と専門家による回答5万5千件を蓄積している。
オールアバウトは2008年から、「プロファイル」に登録する専門家に寄せられた質問と回答をNTTレゾナントとヤフーに提供しているが、コラムの提供は今回が初めて。

2009年9月14日月曜日

ドクターシーラボ、公式メンズサイトを開設

2009/09/14, , ファインドスター

 スキンケア・化粧品販売の株式会社ドクターシーラボが、ドクターシーラボ公式メンズサイトを8月18日に開設した。
公式メンズサイトは、「ビジネススキンケア」をコンセプトに、「ビジネスシーン編」「デイリーケア編」「デート編」「脱メタボ編」など、シーンに沿ったビジネススキンケアをコラム的に紹介するサイト。
 ビジネススキンケアの情報だけではなく、仕事のモチベーションを高める情報や、恋愛テクニックに関する情報の提供も行なう。
 また、6種類のアイテムのサンプルを試すことができる「無料サンプルセット」の提供も行なう。

2009年9月12日土曜日

サイト構築や業務一元処理、通販向け管理ソフト、エルテックス、11月発売

2009/09/12, , 日本経済新聞

 電子商取引(EC)の業務支援を手掛けるエルテックス(横浜市、犬飼邦夫社長)はインターネット通信販売事業者向けの管理ソフトを開発した。通販サイトの構築や、購入者の住所や氏名といった通販利用者の情報管理、商品発送など複数の業務を1つのソフトで一元処理できるようにした。従来は業務ごとに対応ソフトが必要で、初期費用や運用コストがかさむ難点があった。
 開発したソフトは「Xspeecs(クロススピークス)」で、通販用システム構築のムトウマーケティングサポート(浜松市、堀田守社長)と共同開発した。発売は11月を予定する。
 通販サイトで提供する商品の検索やサイト会員の管理、商品の在庫や受発注、決済管理機能を備えた。ヤフーや楽天など大手通販サイトとの連携機能も用意した。
 ソフトの導入支援など関連サービス全体で初年度に約5億円の売上高を目指す。

冷夏、商戦も「雨」——ビアガーデン・衣料品を直撃(四国リポート)

2009/09/12, , 日本経済新聞

 梅雨明けが大幅にずれ込み、日照時間が低下したことを受け、今年の四国4県の7〜8月夏商戦は厳しいものとなった。ビアガーデンや百貨店の売上高は前年同期比で減少が相次ぎ、電力需要も落ち込んだ。エコポイント制度の効果で一部家電商品の販売は好調だったものの、個人消費は全般的に「雨」だったようだ。冷夏の現場を歩いた。
 「7月は毎週のように書き入れ時の金曜日に雨が降った」と嘆くのは、全日空ホテルクレメント高松のビアガーデン担当者。天候の不順が響き、7月の売上高は前年に比べ半減になった。「8月に利用客は回復したが、7月の落ち込みを引きずる形で売り上げは伸び悩んだ」という。
 客席数500席と四国最大級のビアガーデンを持つ高松天満屋でも「降雨と冷夏の影響を一番影響を受けたのはビアガーデン」と話す。7〜8月の客数、売上高ともに前年同期に比べ1割減となった。
 高松天満屋は本体の物販も低迷。紫外線対策の化粧品の売り上げなども影響を受けたほか、夏物衣料も1割以上減少したという。いよてつ高島屋(松山市)も「今年の夏は水着、浴衣が不振だった」と振り返る。
 四国経済産業局がまとめた7月の百貨店の販売状況によると、衣料品の売上高は13・2%減の86億5000万円。同局は「消費マインドの低迷に加え、天候不順が大きく影響した」と分析する。特に「利用客が多く訪れる土日に天候不順が重なったのが響いた」と話す。夏物衣料のバーゲンをしても、客1人当たりの購入する商品点数も減少傾向にあるという。
 夏が書き入れ時の清涼飲料。四国コカ・コーラボトリングは1〜6月の四国での販売数量が減少しており、7〜8月も厳しい状況が続くと見られる。清涼飲料の不振は全国的なもので、飲料市場調査の飲料総研(東京・新宿)によると、全国の飲料出荷は7月が前年同月比6%減、8月が5%減だった。
●電力も不振
 電力も落ち込む。四国電力の7月電力販売状況によると、事務所ビルや商業施設などの「業務用電力」の販売量は7・6%減の6億4400万キロワット時となった。省エネによる冷房の気温引き上げなどの効果もあると見られるが、「7月の気温が低めに推移したことで、冷房需要が減少した」と同社は分析している。
 家電販売は政府の経済対策の効果もあり、好調な量販店もあった。四国で「ケーズデンキ」を展開するビッグ・エス(高松市)によると、季節商品のエアコンは数量は伸び悩んだが、エコポイントの導入で単価の高い上位機種の売り上げは堅調だったという。同様の効果で液晶テレビや冷蔵庫が好調だったほか、新型インフルエンザの影響で空気清浄機の売り上げも良かったという。
 冷夏を嘆くだけでなく、新手の販売戦略を打ち出し消費喚起に動いたのが通信販売大手のセシール。天候不順で夏物衣料の売り上げは不振だったが、7月から8月末にかけ異例の秋冬物のセールをインターネット通販で実施。通常は秋に実施するが、長引く梅雨など気候の変化を見て判断した。
 同社としては初めての取り組みだったが、「見込んでいた販売額の倍近くの売り上げを確保した」という。

ムトウ、通販販促策を強化、購入履歴からお薦め提示

2009/09/12, , 日本経済新聞

 通信販売のムトウは10月から、販売促進策を大幅に強化する。インターネットの通販サイトで顧客の購入履歴を基にお薦め商品を提示するほか、購入者の感想を載せて商品選びの参考にしてもらい販売機会の拡大につなげる。今年度は販促強化に3億5000万円を投じ、3〜4年後をめどに連結売上高1000億円を目指す。
 10月に社名を「スクロール」に変更するのに合わせ販促策を拡充する。ネット通販では購入履歴から関連商品などを表示し、販売増を狙う。購入者から服の着心地などの感想を募集し、商品紹介のページに掲載。実際に見たり触ったりできないネット通販の弱点を補う。
 品ぞろえの面では、文化女子大学服装学部とブーツを共同開発。学生がデザインしたブーツを1足2990円の低価格で販売する。大手下着メーカー、トリンプとの共同企画商品も投入。生協の顧客向けには「社名変更セール」のチラシを1750万部配布する。
 プロバスケットボールbjリーグの「浜松・東三河フェニックス」とスポンサー契約を結び、ユニホームの胸に「スクロール」のロゴを入れて、新社名をPRする。テレビやラジオCMのほか、遠州鉄道やJR東海道線の車内に広告を出す。
 M&A(合併・買収)も積極的に検討する。2009年3月期の連結売上高599億円を数年後には1000億円台に乗せる考えだ。

東京23区でアスクル、配送の箱・袋再利用—梱包材、年1200トン削減

2009/09/12, , 日本経済新聞

 オフィス用品通販最大手のアスクルは、東京23区でネット注文をする企業すべてを対象に、再使用可能な袋や箱を使ったエコ配送を実施する。段ボールなどの梱包材を年間1200トン削減し、二酸化炭素(CO2)排出量で年700トンの削減効果を見込む。将来は全国の当日配送が可能なエリアに広げる方針。
 不織布の通い袋や折り畳みコンテナの通い箱を使う「ECO—TURN(エコターン)配送」の対象を、現在の一部企業での試行から拡大。14日からネットで受注し当日配送する23区の全企業を原則エコターン配送に切り替える。通い袋は11倍の55万枚に増やす。
 オフィス用品の配送には段ボールや紙袋、緩衝材などを多く使う。こうした包装材は開封後に廃棄される例が多い。同社の2009年5月期の資材使用量は8548トン。エコターンの対象企業を広げ、資材使用量を約14%減らす計画。資材使用量の削減でコストとCO2排出量を同時に減らす狙いだ。

前期、ドクターシーラボ純利益45%増

2009/09/12, , 日本経済新聞

 ドクターシーラボが11日発表した2009年7月期連結決算は、純利益が前の期比45%増の30億円だった。主力のスキンケア化粧品「アクアコラーゲンゲル」や新商品の美白美容液が、主力販路の通信販売で伸長した。売上原価が上昇、積極的な販売促進策で費用も増えたが、販売増の効果が大きかった。
 売上高は20%増の258億円だった。コラーゲンゲル関連商品が12%増え、美容液や日焼け止めの機能をうたったファンデーションなど新商品も好調だった。通信販売はポイント制度の刷新で継続利用者が増え、34%増だった。一方で、百貨店は1%減、海外も台湾や米国の不振で減収となった。経常利益は41%増の53億円だった。
 10年7月期は通信販売の新規会員を増やし、売上高を前期比17%増の302億円と見込む。広告宣伝費を大幅に増やすが、人件費や販促費を抑え、純利益は12%増の34億円の見通し。

2009年9月11日金曜日

ファンケル、タイを撤退

2009/09/11, , 日経MJ(流通新聞)

 化粧品販売のファンケルはタイ市場から撤退する。8月中旬にバンコク中心部の大型ショッピングセンター「サイアムパラゴン」内にある旗艦店を閉鎖したのに続き、10月末までにバンコク市内の百貨店やスーパーにある残り8店舗を順次閉鎖する。地元紙などによると、タイ撤退はファンケル本社の方針によるものという。
 ファンケルは8月25日に、中国で同社製品を扱う販売代理店と資本提携すると発表した。今後、中国市場の開拓を海外展開の柱とする考えで、アジア地域内の投資戦略を見直すとみられる。

2009年9月10日木曜日

雑誌・漫画、自在に拡大縮小、携帯、8割以上で可能に——ヤッパがソフト

2009/09/10, , 日経産業新聞

 iPhone向け改良
 ソフト開発のヤッパ(東京・渋谷、伊藤正裕社長)は携帯電話で出版物の誌面を滑らかに表示できる閲覧ソフトを開発した。米アップルのiPhone向けに提供した現行ソフトを端末の仕様や性能に合わせて改良。日本で現在使われる8〜9割の携帯に対応可能という。提携先に広く今回のソフトを供給し、携帯電話向け電子出版サービスの本格普及につなげる。
 iPhone向けソフトは小さい画面でも雑誌やマンガの誌面全体を精巧に表示したり、表示倍率を滑らかに変えたりできる使い勝手の良さに定評がある。
 電通が近く始める雑誌配信サービス「マガストア」や手塚治虫プロダクションによるマンガ配信、千趣会(ベルメゾン)が通販顧客に提供するカタログ配信などで採用済み。ヤッパ以外の電子出版向け閲覧ソフトはマンガを1コマごとに表示するなど誌面をそのまま閲覧できないものが大半だ。
 ヤッパは今回、一般的な携帯電話でも使えるようにプログラムのメモリー管理などを改良。メモリーが少ない機種では最低でも閲覧中のページ全体のデータを蓄積できるようページ当たりの情報量を間引く。メモリー容量の増加にあわせて前後のページなど蓄積するページを増やす。ページをめくった時にネット経由でデータを読み出す。
 拡大縮小機能については、各ページを倍率の異なる最大21枚の画像で構成しており、幾つかの画像を間引いても従来に近い拡大縮小機能を実現したという。
 ソフトは端末の仕様や性能に応じて複数用意。タッチパネルを搭載していない端末は「十字キー」などでページめくりなどの操作をする。これらの工夫で主要携帯電話3社の第3世代(3G)端末の大半で動作可能にした。例えばNTTドコモの場合、2004年発売の「901i」シリーズ以降に対応。普及ベースでの対応端末は全体の8〜9割に上るという。
 ヤッパは電通など協業先へのソフト提供を年内に始める予定。その後、各社の電子出版サービスが順次、登場する見通しだ。

セシール、エコポイントで生活用品を交換

2009/09/10, , 日本経済新聞

 セシールは9日、同社の生活用品38品目が11日からエコポイントの交換対象商品になったと発表した。省エネ家電などを購入した際に発行されるエコポイントを使って、セシールが販売する遮光カーテンや鍋、ポットなどと交換することが可能になる。同社ではホームページ上に専用ページを設けて、エコポイント交換商品をPRする。
 国のエコポイント事務局のホームページか書面の申請書で交換の申し込みができる。交換に必要なポイントは遮光カーテンで5890〜8190点となる。

2009年9月8日火曜日

セシール、8月売上高10%減…夏カタログの不調が原因

 セシールは9月4日、2009年度月次売上高速報(連結)を発表した。

 8月の売上高は34億9100万円で前年同期比10・1%減。件数は同10・0%減、単価は同0・1%減だった。秋冬カタログが堅調に推移したが、天候不順により、夏カタログの受注が伸び悩んだ。

 品目別の売上高を見ると、アウターウェアが9億7000万円で同19・3%減、うち婦人外着は7億2200万円で同16・0%減、紳士・子供外着は2億4700万円で同27・6%減。インナーウェアは8億2900万円で同7・3%減、うち婦人下着類は6億8000万円で同2・6%減、紳士・子供下着類は1億4900万円で同24・0%減。レッグニットは1億3600万円で同17・6%減。ファッショングッズなどは3億3100万円で0・6%減、ライフグッズは9億3800万円で同4・6%減、うち寝装・インテリアは4億9000万円で同14・5%減、生活・趣味用品などは4億4700万円で9・0%増となった。

千趣会(ベルメゾン)、秋冬物、低価格でテコ入れ、家具など1割値下げ、衣料では990円Tシャツ

2009/09/08, , 日経産業新聞

 カタログ通販最大手の千趣会は今年の秋冬物で低価格戦略を進める。今月中旬に発行する家具やインテリアのカタログでは販売価格を前年に比べて1割引き下げる。衣料品も990円のコットンTシャツをそろえるなど値ごろ感のある商品を増やす。2009年12月期の通販事業の売上高は前期比6%減になりそう。低価格品を増やして販売をてこ入れする。
 インテリア関連の冬号のカタログでは、机やソファ、カーテンなど全7400点の平均販売価格を1割下げた。全体の2割程度は「お買い得商品」として、たとえば和式布団セットを7990円で販売する。このほか全体の1割程度は「特に品質と価格に挑戦した商品」として、たとえばソファベッドを6990円で売る。2点以上の購入でさらに1割値引きするなどの施策もとる。
 このほど発刊した衣料品カタログ「暮らす服」の秋冬号では「暮らす品質」と名付けた特集を約40ページ掲載。オレンジやチャコールなど10色から選べるタートルネックのニット(1990円)や、重ね着風のレギンス(990円)を販売する。紙カタログとほぼ同じ商品を掲載するインターネット通販でも同様の値下げを実施する。
 千趣会の09年12月期通期の連結営業利益は11億円と前の期に比べて54%の減益になる見込み。カタログ通販2位のニッセンホールディングスも8月中旬に発行したカタログで、婦人服やインテリアなど全9500点の販売価格を前年比1割引き下げるなど、低価格志向への対応を急いでいる。

2009年9月7日月曜日

ニッセン、8月のネット経由売上が前年比1.6%減

2009/09/07, , ファインドスター

 総合通販大手のニッセンホールディングスが、平成21年12月期8月度の業績概況を発表した。
 通販事業(株式会社ニッセン)の単体売上高は前年同月比10.7%減となり、前月好調であったインターネット経由の売上高も同1.6%減と減少。
 インターネット経由の売上は、6月以外は2桁成長を達成しているが、8月は、6月の1.7%減に続き、月別で2回目の前年比割れ。同社のネット経由の売上に関しては、前期が前々期と比較すると平均で20%近く増収していたこともあり、伸びの鈍化が顕著になった。
 また、顧客1人当たりの顧客単価に関しても、8月は消費者の購買行動の変化や、昨年に比べカタログ発行部数を大幅に絞り込んだ影響や、在庫処分セール拡大などで、大幅に下落している。

2009年9月4日金曜日

STEILARC.K.M、佐々木氏迎える(社長交代)

2009/09/04, , 日経産業新聞

 ジャスダック上場の通信販売のSTEILAR
C.K.Mは3日、東証2部上場の樹脂機械製造会社、フリージア・マクロスの佐々木ベジ会長(53)が同日付で社長に就任したと発表した。橋本勝司社長(58)は退任し取締役になる。
 複数の企業再建を手掛けてきた佐々木氏のもとで経営再建を目指す。第三者割当増資を同日付で実施、佐々木氏に同社発行済み株式の51%を割り当てた。
 佐々木 ベジ氏(ささき・べじ)74年(昭49年)秋川高卒。フリージア・マクロス社長などを経て01年同社会長。東京都出身。

2009年9月3日木曜日

セシール、ネット販売、低価格ブランド、若者向け17品目

2009/09/03, , 日本経済新聞

 セシールは、若者向けの新ブランド「ANITA
ARENBERG」を立ち上げた。20〜30代の女性を対象にしたブランドで、ジャケットやバッグ、靴など17品目をそろえる。価格は1990〜4980円と低価格にし、若者向けに最大18色をそろえた。個人消費が冷え込む中で、低価格帯のブランドを投入し、顧客開拓につなげる。
 新ブランドはインターネット通販などを手掛けるスタイルアンドシステム(大阪市)と企画。インターネットのみで販売する。商品の価格帯を低く抑えると同時に、少なくとも1カ月に1回は新商品を投入し、消費者を飽きさせないようにするという。

今年の夏商戦、各社厳しく 秋冬の立ち上がり状況も「やや苦戦」


2009年9月 3日 15:31特集企画
 通販各社の夏商戦は厳しい結果となった。本紙の聞き取り調査によると、主要な通販企業の夏商戦は前年同期比で減収。昨年来の不景気による個人消費の低迷が夏商戦を直撃。各社が強化している値引きによる価格訴求などが一定の効果を見せているものの、売り上げの目減り分をカバーできなかったようだ。またこのほど始まった秋冬商戦の立ち上がりの状況も各社、苦戦を強いられている模様だ。主な通販各社の夏商戦の結果と秋冬商戦の立ち上がり状況を見てみる。



 不況で幕を開けた今年も9月に入り、折り返しを迎えつつある。「不景気は底が見えた」との見方もあるものの、本紙の聞き取り調査によれば、通販各社にとっては、まだまだ厳しい状況が続いているようだ。主な通販各社の夏商戦の結果を見ていく。




各社とも厳しい夏商戦の結果


 千趣会の夏商戦は「カタログ事業売上高は前年上期比で7.1%減」と苦戦を強いられた。減収の理由については「個人消費の低迷や消費者の低価格商品(ニトリやユニクロなど)へのシフト」とする。また、夏カタログの発行部数を昨夏号よりも、156万部削減したことなども影響したようだ。商品ではプリントTシャツなどはヒット商品となった反面、ニットや軽衣料、スカートなどが伸び悩んだ模様。

 ニッセンも6、7、8月と単月売上高ベースで前年同月を下回るなど夏商戦は苦戦。購買動向の変化に対応するためのカタログ発行数の絞り込みや梅雨の長期化など天候不順が影響。また、夏号および盛夏号で在庫処分セールを拡大したことで平均購入単価が大幅に下落。前年を下回って推移した模様だ。

 セシールは「(夏商戦は)前年に比べて減少した」と回答。苦戦を強いられた要因についてはニッセンと同じく「天候不順は理由の一つ」とする。

 ディノスも夏商戦については「第1四半期(4―6月)はテレビ通販は平日午前枠を中心に増収だったが、カタログ通販は減収で全体の通販売上高は減収」として、芳しくなかったとする。アパレルは「チュニックや麻がらみのニット・ブラウスが好調」だったが、リビング系では「クール寝具以外は全般的に伸びていない」と苦戦した。

 ムトウは「全体で前年比数%のマイナス」とする。理由については「低価格商品が中心に売れたことで、オーダー単価のダウンにつながった」とする。また「ネットを中心に早期にマークダウン販売を実施したことの影響もあった」ようだ。

 ベルーナは「9―10%減」。1,000―2,000円ゾーンの低価格商品の動きは良かったようだが、消費低迷に加え、カタログ発行部数を昨夏号よりも10%程度、削減したことが影響したようだ。

 フェリシモは夏商戦の売上高については回答を避けたが、「当社商品は生活に密着したものだが、生活必需品ではなく、比較的景気に左右されにくいと考えていたが、消費者の買い控えの影響は受けていると思う」とコメント。前年度からの課題である顧客数の伸び悩みを払拭できず、やはり苦戦した模様。

 イマージュは夏商戦の結果について詳細は不明だが「まずまず」とする。

 ピーチ・ジョンは各社が減収の中、「(昨年と)同じ程度」とコメント。これは軽衣料やルームウエア系が全般的に好調だったことに加えて、「そうした商品群への商品構成シフトが功を奏した」とする。

 生活協同組合連合会は「予算比では3.5%増だが、前年度比では5.4%減」とする。媒体減が減収要因だが、「商品企画の精度があがり、チラシの表紙や裏表紙での取りこぼしが抑えられた」ことが予算達成の要因だと分析する。商品では冷感タイプ寝具や価格を下げた値ごろ感のあるブラジャーなどが良く動いたようだ。

 百貨店系では三越が「大幅なマイナス」と回答。これは商品センターの移転でセールカタログの発行が従来の6月下旬から7月下旬にずらしたためとする。大丸ホームショッピングは「2%程度の減収」。婦人服の減少が目立つとする。

 

秋冬の立ち上がりの状況は?



 以上が主な通販実施企業の夏商戦の結果。振るわなかった夏商戦を終え、各社とも秋冬商戦で巻き返しを図りたいところだが、出足は別表の通り、芳しくないようだ。

千趣会の秋冬号の立ち上がりは苦戦している模様。「カタログ事業の年間予想の中で下期業績は前年同期比4.5%減と見込んでいるが、厳しい状況」とする。なお、秋号の発行部数は昨年度比で600万部削減予定。発行時期は昨年と同じ。

ディノスは「家具・寝具インテリアなどのリビング系はやや弱含み」。美容健康系は「好調」。ファッション系は「一部企画を除くと横ばいから、やや増」。リビング系の苦戦は「景況悪化に伴う住宅着工件数の下落もあるのでは」とする。なお、秋号の発行部数はリビング系では基幹カタログ「ディノスリビング」では前年比3%増、「ハウススタイリング」は同19%増に。カタログ事業全体としては「ほぼ前年並み」。発行時期の変更はない。

ムトウは「初動値はほぼ前年並み」。秋号は発行時期に大きな変更はないが、発行部数、ページ数ともに縮小。ベルーナは「発刊して10日だが前年並み」。値ごろ感のある買いやすい商品が売れているようだ。カタログ配布部数は前年比で「2―3%減」。イマージュは「まずまずだが客単価が落ち気味」としており、売り上げは同2―3%減程度で推移していると見られる。発行部数は「秋からネットにシフトし、約1割減」とする。ピーチ・ジョンは「苦戦中」。アウターやニットなど「地厚物の動きが弱い」とする。

ニッセン、セシール、フェリシモの秋の出足や売れ筋傾向などは「カタログ送付が始まったばかり」や「非回答」として不明。ただ、ニッセンは秋冬号のカタログ発行数を絞り込んだことや、単価のダウンなどで「昨年より(秋冬の)売上高が減少する」と見込んでいる。発行時期は昨年と変更はない。セシールは主要カタログの発行部数は前年比で10%増とする計画で巻き返しを図る。



下期へ向けての各社の戦略は?



 秋冬の出足が芳しくない状況の中、下期はどのような販促策を描くのか。即効性のある価格訴求を強化する方向だ。

「価格訴求を行うにあたって、取引先に協力を要請しながら、原価率の改善に取り組む」(千趣会)、「ネット活用やテレビショッピングなどのメディアミックス。クーポン企画などのキャンペーンの実施」(ディノス)、「10月の社名変更に併せて各種販促キャンペーン」(ムトウ)、「カタログでも低価格商品を拡充」(ベルーナ)など、下期の拡販策の中心は各社とも価格訴求がメーンとなりそうだ。



不況でも売れる商品は?値ごろ感プラス着こなし提案



夏商戦および秋冬の立ち上がり状況は各社とも厳しい状況だ。とは言え、すべての商品が売れないということではなく、不況下でも好調に売り上げを伸ばす商品はある。それは「どんなもの」なのだろうか――。基本的には各社が積極的に実施する「値下げ」など価格訴求型商品が各社とも売れ行きがよい。ただ、価格訴求だけでは、消費者は動きにくく、そこに季節性や機能性、着こなしでの訴求などを加えた商品の動きが良いようだ。

例えば、千趣会の秋号の立ち上がりで動きが良い商品はファッション関連では「薄手タートル」(=写真)や「ポケッタブルダウンベスト」など。薄手タートルは秋の定番と言えるが、重ね着に着膨れない"薄手"という部分がポイントで「新たな需要喚起ができた」という。また、ポケッタブルダウンベストは「価格競争ではなく、薄手でポケッタブルになるダウンベストというユニークさで勝負した商品」でいずれも売れ筋商品となっている。同社では「価格訴求だけではなく、機能性や着こなしなどで訴求できているものが売れている」としている。

夏商戦で動きは良かった商品はファッション系では「プリントTシャツ」や「クロップドパンツ」「七部袖ブラウス」など。プリントTシャツは特に好調でカタログ「暮らす服」で販売するTシャツとしては過去最高の70万枚を販売する予定。クロップドパンツも昨秋から展開していたが、「20代女性が気にする度合いの高い腰や股のハリを気にせずにはけるクロップドを展開した」ことで好調に推移した。

ディノスの夏商戦で動きが良かったのはファッション系では「チュニック」が相変わらず好調。「麻がらみのニット・ブラウス」なども好調だったようだ。また、季節商品として「レインコート」「レインブーツ」が売り上げを伸ばした。また、シューズの動きが良く中でも「レザー素材のヒールものはヒールスニーカー、ヒールサンダルとも好調だった」という。

トレンドに敏感なネットではどうか。スタートトゥデイでは秋物の動きとしてレディースではブーツやパンプス、アクセサリー、ストールなどの小物類の動きが良いようだ。特に「ブーツはシュートブーツ、ロングブーツともに価格の高低に関わらず、全体的に好調」という。メンズでは「クロップドパンツ」などのパンツ類が好調に推移している。

価格訴求をしつつも、そこにいかに別の訴求を付加できるか。これが各社の明暗を分けそうだ。

2009年9月2日水曜日

ニッセンHD、8月売上10・7%減…ネット経由もマイナス

ニッセンホールディングスは9月1日、同社グループの主力事業部門である、通販事業の2009年8月度の業績を発表した。

 売上高は前年同期比10・7%減、うち前月は好調だったインターネット経由売上高が同1・6%減とマイナスに転じた。購入客数は同1・2%減、うち新規客数は同4・8%減。1客当たりの購入単価は9・9%の大幅減。

 一般消費者の防衛意識の高まりに起因した、購買動向変化やカタログ用紙などの各種コストアップ要因に対応すべく、前年よりカタログ発行冊数を大幅に絞り込んだことに加え、夏号と盛夏号の在庫処分セールの拡大により、購入客数が前年比で微減に留まったものの1客当たりの購入単価が大幅に下落した。

セシール、ネット限定の新ファッションブランドを発売

 セシールは9月1日、新ファッションブランド「ANITA ARENBERG(アニタ アレンバーグ)」の発売を開始した。

 「ANITA ARENBERG」のブランドコンセプトは「セレブリティ・カジュアル」。通販でのファストファッションを実現するために、「脱安物、脱ベーシック、定番商品の排除、昨年の売れ筋商品を追わない」を追求し、今の流行を安く提供していく。

 ターゲットは、20歳代から30歳代の女性で、商品はネットのみで販売。発売時は、アパレルを中心に、バッグやパンプスなどの服飾雑貨を含む17アイテムで構成し、バッグ18色、パンプス15色と豊富なカラーを取りそろえている。

 一例として、中綿ライダースジャケットは2990円、フラワーモチーフバレーパンプスは1980円、サイドギャザー入りショルダーバッグは2980円(全て税込)。今後随時、新しい商品を投入していく予定。

千趣会、スガシカオの海外・凱旋公演を主催…会員限定で先行予約

 千趣会は9月1日、日英交流150周年の記念イベント「JAPAN-UK150」の一環としてライヴ・ツアー「スガ シカオ JAPAN-UKサーキット」を主催、同日よりベルメゾンネット会員限定で3公演のチケット先行予約の受付を開始した。

 「JAPAN-UK150」は、昨年8月に日本と英国が外交関係樹立150周年を迎えたことを記念し、英国内で開かれている日英両政府後援のイベント。

 「スガ シカオ JAPAN-UKサーキット」は、日本の文化の一つとして、スガ シカオの音楽を英国に紹介する、同社企画・制作のライヴ・ツアーで、 12月7日のロンドン公演後、12月14日に東京のZepp東京、同18日に大阪のZepp大阪で凱旋公演が行われる。

 東京・大阪公演はともに5250円(税込)。ロンドン公演は、同社子会社で旅行サービス業の千趣会ゼネラルサービスが、50人限定で日本からの「ロンドン公演 鑑賞ツアー6日間の旅」を企画、9月1日から会員限定で募集受付を開始している。価格は18万8000円。