2009/05/26, , 四国新聞
上場企業の業務提携に関する情報をもとにインサイダー取引をしたとして、証券取引法(現金融商品取引法)違反の罪に問われた通信販売大手「イマージュホールディングス」(香川県高松市)の南保正義前社長(63)=香川県坂出市=の初公判が25日、高松地裁(菊池則明裁判長)であり、南保前社長は起訴内容を認めた。
この日は、論告求刑も行われ、検察側は南保前社長に懲役2年6月と罰金100万円、南保前社長が実質的に運営する資産管理会社「ジャスティス」に罰金200万円、両者に追徴金計3億5500万円を求刑、即日結審した。判決は7月8日の予定。
検察側は論告で「買収計画の過程で知った情報をもとにした、国内屈指の巨額インサイダー取引事件。利欲目的の犯行動機は自己中心的で、身勝手と言うほかない」と指摘した。弁護側は最終弁論で「証券会社の担当者からインサイダーの可能性について『問題ない』と確認しており、罪の認識はなかった」などと述べ、執行猶予付きの判決を求めた。
起訴状によると、南保前社長は2006年1月、大和証券系の投資会社と東証一部の婦人服販売「キャビン」(東京、07年12月に上場廃止)の業務提携解消の内部情報を入手。公表直前の06年4月、キャビン株50万株を2億4800万円余りで買い付けたとしている。南保前社長は、ジャスティスの名義で株を購入しており、同社も同法違反の罪で起訴された。